サニーデイ・サービス「若者たち(アルバム)」
~真心ブラザーズとサニーデイと・・・











ネオ昭和歌謡っつってなんかダサ系の音楽なんぞがまた流行ってますよね。


クレイジーケンバンドや渚ようこ系のリアル歌謡路線キンモクセイ系のグループサウンズ路線(いや僕も21なんで詳しいことは知らんが)とかありますけど、それらよりも先に根を張ってたと思われるTHE真心ブラザーズ(シングル「SPEED」以前のまだ名前に「THE」がついていた頃)や初期サニーデイ・サービスのネオ・フォーク路線ですよね。


まあその源流はナイアガラトライアングルだったりはっぴいえんどだったりするわけで、そんなところもまた案外パーフリたち渋谷系の流れとは近からず遠くもない関係だったりするんですよね。ああ、なんか音楽のムーブメントの系図って解きほぐしてくとこんな発見があったりして面白いですよ。


実際僕もその流れとか少しいいなあとか思ってる人だったりして。それでブックオフとか行くと何気なく昭和ポップスのコーナー回ったりそれこそサニーデイ・サービスとか堂島孝平とかわりとそっち側の色が強い人のCDを探したりすることもあるんですが。


それで購入したのがこのアルバムだったんですけど観想を言うならば・・・、まあ、優等生の感想文的に言うなら「青春の匂いがしました」しかし率直に言ってしまうと「すわりが悪い」


正直このアルバムってすごい中途半端じゃないですか?ロックやりたいのか純粋にフォークで攻めたいのかさっぱり方向が定まってないですよ。そしてその困惑した感じがおもてにがっつりでてんだもん。それは・・・あれですよね、聴きにくくもなりますよね。


まだ95年の作品で彼らにも小手先の業とか少ない頃なんでしょうか、ストレートで平板な音が曲ごとにフォークだったりギターロックだったりとか妙に違うアプローチで迫ってきたりして、なんか「聴けば聴くほど味が出る」んだろうけどなかなか、「その気にならない」っていうまっことに申し訳ないものしかなかったんですよね。


もっといえば曽我部恵一氏って確か渋谷系の影響受けてる人なんだよね?


なんか「日曜日の恋人たち」の歌詞とか「約束」のボーカルラインとかにちょっと加地秀基に繋がる何かが見えたりして・・・そうなるとますます目の付け所が分からなくなったりして・・・とにかく腰をおち付けて聴けないかもなあ、っていうのがぶっちゃけた所。


曽我部氏らにセンスがありすぎて、それで何でもやれちゃうのがかえって方向性乱してたのかな。


あまりサニーデイの歴史に詳しいわけじゃないんですけど、この頃の彼らって激動の時期だったんじゃないですかね。メンバーの考えとか活動方針とかで波風立ってたみたいな。


真心ブラザーズで言う「善意の第三者」と同じ匂いがします。一度目の活動休止直前ね。でも真心はそれがあったから「KING OF ROCK」とかごっついアルバムを出してそっから花が開いていったわけで、このアルバムもサニーデイのその後の活躍と開花を予期させる原石としてのアルバムとしてそれなりの評価って言うのはあってしかるべきなのかもしれない。


・・・しかるべきなのかも知れないが、ただ聴きにくいと。ここでは、それだけ。じゃあどうすればよかったのか、なんてことは彼らは、その後とっくに発見してリリースを続けていたのだから、まあ今更それについてごちゃごちゃ言ってもしょうがないよね。


それの破綻がきたのが先日の解散だったんだろうけど、まあ、なんかね。十年近く持ったんならいいんじゃないのかなって思いもするわけでさ。大往生だったんじゃないんですか、サニーデイ。曽我部もソロで頑張ってるし、姿勢としても歩む道も正当派ないいユニットってことで他に余計な言葉は要らないような気がします。


ただ、このアルバムは聴きづらいと、とにかくそういう(爆)。


・・・なんか今回妙に冷静かつ淡々と一本レビューを書いてしまった気がするんですけども、まあ、いつもの破天荒なヤツばっかりでもやっていけないですよって、これがという話ですね。


皆さんは読むばっかだからどうでもいいかも知んないけど、書く方の身にもなってみて下さいませや、っつうことですよ。


・・・なんか話とか展開とか今ひとつ良く分かりませんけど(泣)、とにかくね、こう見えてさあ、普段僕がどんだけ気ぃ使って記事書いてると思ってるんですかっていう話ですよ(涙)。




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