椎名林檎「りんごのうた」 ~成功と失敗のハザマ ![]() |
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オリコン初登場ランキングが低めだったのも無理はないかなあ、と思う。 8位でしたっけ。 そもそも初回特典DVD込みで定価1800円はない。僕の場合、値段見ないで「江戸ポルカ」と一緒にショップのレジにもってって焦った。 オーバー3000って。同じDVD付きシングルでも山崎まさよしの「未完成」「全部、君だった。」はもうすこし価格設定が良心的だったんですよ。1300円前後くらいだったかな・・・。だから林檎の価格帯もそのあたりのつもりでいたら・・・。 まさか、こんな・・・。参ったなあ。意外と500円て大きく感じるんだよ(笑)・・・。 異世界の人を演じてた彼女に子供が出来た、っていう現実を直視させるような出来事が起きてしまったら、もう椎名林檎は夢で遊べる人じゃなくて単なる等身大の女になっちゃったなあ、ってのが素直な感想。 要するにもう、遊べない。 それを自分で意識してるのかしてないのかは知らんけど、この曲は基本的に、文学作品みたいな匂いなんだよね(明治時代の幼児向けというか)。やっぱり戸川純の匂いが…。 ボーカルも相変わらず。曲の雰囲気が雰囲気だけにおっかないおっかない(泣)・・・。 昔の様なパワフルなボーカルで歌ったらぶっ壊れるくらい繊細な音と詞の新しい世界観だってことが分かってくるとさ、全部が全部今の椎名林檎の計算なのかなんなのか、ほんと恐ろしく思えてくるんだよね。 椎名林檎はよくギミック派っていう評価があって、(それは単にコスプレ満載のビデオクリップのせいもあるんだろうけど)あまり音楽そのものに評価の対象が及ぶことってなかった気がするんだけど、この曲を聴いて彼女の計算高さにゃほとほとびっくらこきましたよ、ほんと、これ。 今しかできないですよ、この・・・なんつうのかな、年齢と泥沼のプライベートと出産と。最高の怨念がいりまじってる感じ。こんなときに作り出されるアートに平凡なものがあるわきゃないんで、そういう意味では、ほんと偶然の必然というか、または断末魔の叫びのもつ空恐ろしさ、に近い。 ほんとに好きなんですから。やっぱ人間の怨念というか闇の部分に強くひかれるんですよね、僕は。 物凄く平凡でつまらない総評をさせてもらえるならそういう意味では、このシングルは基本的に暗い匂いが嫌いな人、さびしんぼう(じゃあ僕駄目じゃねえのか、って自分に突っ込んで見たりしつつ)、歌を表面しか聞かない癖がある人はは止めた方がいい。 テンションメッタ落ちするか、意味が判らないでブックオフに行くか(爆)どっちかでしょう。 大人は聴け。要するに、そういうことです。僕も遂にこういうことが言える年齢になりました。でも先日コンビニでウイスキー買おうとしたら店員に止められましたが(爆)。 |