ハーモニクスの響き


さて、今回はハーモニクスについてです。まずこの図からいきましょう。

この図で横線の両端をナット(または弦が触れているフレット)とブリッジと考えてください。ってVOL.1で出てきたから意味はわかると思いますけど。

ここで波と横線が交わってる点がハーモニクスポイントってやつです。 このポイントに左手で触れて、ピッキングと同時に離すとナチュラルハーモニクスになります。 で、このポイントでピッキングすると同時に右手で弦に触れるようにするとピッキングハーモニクスになってしまいます。 これ、知らなかった人いるでしょ?実はナチュラルもピッキングも基本的には同じものなんですねえ。 「でも音が違うじゃないか!」と言う人もいると思うので、その辺を説明していきましょう。

と、その前に今まで書いた文を読んで、おかしいと思った人はいませんか? さっきの図で波と横線が交わってる点というのは、どんどん短い波長の波を考えていくと実は無限にあるんです。 つまり弦の上ですべての点がハーモニクスポイントなんです! でも、あまりにも短い波長の波は鳴る音がすごく小さかったり、より鳴りやすいポイントがそばにあればそっちの音にかき消されてしまうので聞こえないのです。

さて、話を戻しましょう。先ほどのハーモニクスポイントに触れてピッキングしたとき、そのハーモニクスポイントに対応した音が鳴ります。 波長が短い波に対応したハーモニクスポイントを使った場合は高い音が出ます。 ピッキングハーモニクスっていうのはナチュラルハーモニクスに比べると弦の端に近いところを使うので、より高い音がでることが多いわけです。 ただし、弦の中央付近に高い音が出るハーモニクスポイントがないわけじゃないので、 高い音が鳴るポイントを探せばナチュラルハーモニクスでもピッキングハーモニクスのような高い音も出ます。 どこかのフレットを押さえた状態でも(ポイントはずれるけど)ナチュラルハーモニクスは出せるし、開放弦のピッキングハーモニクスってのもアリです。

よく、スコアに何フレットでナチュラルハーモニクス、とかいう表記がありますけど、 実際にはハーモニクスポイントの位置はフレットの位置とは必ずしも一致していない(っていうかあまり関係ない)ことも覚えておいたほうがいいでしょう。 どのへんでハーモニクスが鳴るか、自分で確認してください。