十発目 2002.2.22

慣れというものは怖い。


今日は成績表配布ということで久しぶりに大学へ行った。
すでに定期の期限が切れていたので440円の切符を購入し電車に乗り込む。
切符はいつも財布の同じポケットに入れる習慣がついていて、今日も同じところへしまっておいた。

成績は思っていたより随分良かった。
欲しかったCDも購入し、大学のある駅にはもう用が無くなったので早く帰ることにした。

切符を買おうとしたら改札付近でゼミの知り合いに会ってしまった。仮にA氏としよう。

私:こんなとこでなにしてんの?
A:…えっと……今日…ゼミの…なんか…飲み会が……あるらしいよ……出ないの?
(実際こんな感じでモタモタ話す。することなすこといつもこんな感じでモタモタしている奴なのだ)

正直私は彼が嫌いだ。

私:は?知らねーよ。
本当は知っていたが、行きたくなかったので嘘をついた。

A:………………………
Aは私に出ろよと言いたげな顔をしていてた。

私はなんだか見ていてムカツイタので、もう関わらないように改札へ逃げ込んだ。

あんなのと、かまっていられるか、といった感じだった。
しかしこのとき間違いが起きていた。しかし、そのことに気づくのは駅を降りる時だった。

電車を降り、改札へ着いて重大なことに気づいた。
切符がどこかに行ってしまっていたのだった。

そんな馬鹿な。切符はいつも同じところにしまっているのに…

そのときこんなことを思い出した。


高校生のとき、私はバスで通学していた。

とある休日、バスの定期を使って買い物に行った帰り、
運転手に定期が3日も過ぎていることを言われた。

私:あれぇ?本当だ!今まで3日間どの運転手も気づかなかったし俺も気づきませんでしたー。

運転手:運賃払って。

私:お金ないんですが?(マジ)

運転手:なんだとぉ?無賃乗車かぁ?

無賃乗車と言われ私は切れた。

私:別にそんなんじゃねーよ。大体今まで期限切れてること気付かねーおまえらが悪ぃーんだろ。

結局、運転手もヒートアップしてしまい、ケンカになってしまった。


今、大人になった私はそんなことを思い出した。その時!

ん?!そうだ!!!
さっきは切符買わないで期限切れの定期使って、A氏から逃げるように改札に入ったんだった!!!

慣れでついつい定期入れちゃうんだよなー。

なんで改札で期限切れの定期で通過できるんだよ!!!

バスの時と言い、今回と言い、会社側が気付いていれば、こんなことにゃならねぇのにクソッタレが!!!

と怒りを覚えつつ私は下手に事の次第を話して正規運賃を払って改札をくぐった。

当然ケンカにはならなかった。

嗚呼、俺も成長したなーと思えたよ。


てか、何で改札通れるんだよ?


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