Ice Pickin'/ALBERT COLLINS

| 私の趣味でチョイスしているわけでございますのでね、当コーナーも必然的に『ギターもの』が多いわけでございまして、いろんな個性あふれるブルースギタリストを紹介してまいりました。で、今回はエルモア・ジェイムスに続いて狂暴なギターが聴きた〜い!シリーズの第2段でございまして、このテーマに一致する人!といえばねえ、この人を『しかと』するわけには行かないでしょう。アルバート・コリンズの登場でございます。 今回拾い上げた音源は不遇の時代から再び表舞台に踊り出るきっかけとなった、かのアリゲータ・レーベルからの移籍第1段でございます。やっぱねえ、アリゲータは目の付け所がよろしいのではないかと思わず贔屓モードに入ってしまうわけですが(笑)。 ブルースギタリストにとっての真価とはなんでしょうねえ。フレーズ?テクニック?もちろん、それらも重要な要素ではありますけれども、ブルースギタリストの場合最も重要なのは、やはり『個性』でしょう!個性! わたしもちょっと前まで、そうでしたけれども、『ブルースってどれ聴いても同じやん?』っていう意見をよく耳にするんですけれどもね。曲にしたって、いわゆるスタンダードをいろんなミュージシャンが再演してるしね。でもさあ、例えばこのサイトでもご紹介しておりますけれどもアルバートくんにしても、ハウンドドッグ・テイラーにしても、その音聴いただけで、誰が演っているかわかっちゃう(笑)。『巧い』とか『へた!』とかの、もっとずーっと手前の段階で『勝負あった』って感じなんですよねえ。そこはやはり個性であると思うわけで。あ、何いってんだかわかんなくなっちゃいました。で、アルバート・コリンズなんですけれども、やっぱり彼も『とびっきり』個性的。フレーズとかじゃなくって『キーン』って鳴ってる単音だけで、『わてがコリンズでんねん!』ってギターがわめいているのがよ〜くわかるんだよね。テレキャスター欲しくなっちゃいますね、こんな音聴いちゃうと。さらにこのアルバムの場合、再起作!ということで気合はいったかどうかわかりませんが、捨て曲なしの粒ぞろい!楽曲の良さは特筆もんなんですね。あっという間の三十数分です。まあ、お歌はあんまりじょーずじゃないかも知れませんが、『IcePickin』のタイトルの通り、氷のように冷たく、アイスピックのように鋭いプレイを満喫してください。そうだよね、水も凍らせりゃ凶器になるんだよねえ・・・。 さて、余談ですが、アルバート・コリンズといえばライブでの激しいパフォーマンスが有名。中でも、尋常じゃない長さのシールドをギターアンプにつないで弾きまくりながら客席に乱入していく(笑)っていうのが特に有名でした。興が乗ってくるとドア開けて外まで出ていって弾いていたということですから(爆)。なんかプロレスの場外乱闘を思い出してしまいますが、客としてはこんな嬉しくて楽しいことはないよねえ。『・・・おい、こっち来たよ』とかね、プロレスよろしく『背後から近づいて、頭一発張って来い!』とかさあ。んで調子にのってると『おい、目があっちゃったよ、追っかけてくるぞ!逃げろ〜きゃー♪』とか言っちゃってさあ。あ、ちなみにわたし、ある会場でこういうことやって、タイガージェットシンに突き飛ばされましたけど(笑) PickUp 3.「Ice Pick」 凶器のようなコリンズのギターを聴くべし。氷のように冷たく炎のように熱いのだ!そういえば昔、ピンクレディーがアイスクリームのコマーシャルで『冷たいヤケドもあるものよ♪』って歌ってましたが、さもありなん。深いぜ!ピンクレディ。 1.Honey,Hush!(Talking Woman Blues) 2.When The Welfare Tuans Its Back On You 3.Ice Pick 4.Cold,Cold Feeling 5.Too Tired 6.Funky London 7.Master Charge 8.Conversation With Collins 9.Avalanche |