LIVE MARDI GRAS IN MONTREUX/THE DIRTY DOZEN BRASS BAND
| 一見、実力が拮抗しているように見えても、やっぱり猪木は強かったわけです。うん。強かった。 その時々でライバルと目される数々の名レスラー達と戦いを繰り広げ観衆を沸かせ続けてきたわけですが、冷静に考えてみれば、やっぱり猪木の懐の広さが目に付くわけですよ。相手を映えさせつつ、客を酔わせつつ、ハラハラさせつつ、結局は勝って見せるという、絶対的な強さがあってこその名勝負であり、好敵手だったのだなあ。。。と、今、しみじみと昭和プロレスを回顧したりするわけです。うん、なんとなくプロレスサイトっぽくなってきたなあ。 というわけで、何だかんだと言いましても、それぞれの分野に『最強』という存在がいるわけで、『最強』があればこそ亜流や追随者が映えるわけです。そう、やっぱりね、ニューオリンズ・ブラスバンドの最強の称号はこの人たちに与えられるべきでしょう!そして、最強たる彼らの最強の音源は?といいますと、誰がなんと言おうとこのライブ音源なのです!! 84年に、マイナーレーベルながらデビューを果たしたニューオリンズの8人衆!ダーティ・ダズン・ブラスバンド。そのデビュー作も凄かった(『MY FEET CAN'T FAIL ME NOW』過去にレビューを掲載しておりましたが消しちまったぜ!)わけですが、やはり、うねり!ノリ!を身上とする彼らの本領はライブでこそ花開く!藤圭子の夢は夜に開いたわけですが、ダーティ・ダズンはモントルーで開ききってしまったわけです。 とにかく、アドレナリンの分泌量がハンパじゃない。1曲目の『WHO TOOK THE HAPPINESS OUT?』から祝祭モードがハング・オン!2曲目では偉大なるフェスのカバーが登場!たいていのニューオリンズ・ファンは既に、ここで息切れ状態となるでしょう(笑)でも、こんなところでペースを落としてくれるほど彼らは優しくは無かった(爆) ややジャズ色の強い3曲目を挟んでの、4.DO IT FLUID/DO IT AGAIN〜5.THE FLINTSTONES MEETS THE PRESIDENTの怒涛の流れは亡者も墓から飛び上がるほどの勢いだあ!う〜ん、酒飲んで大騒ぎするのが大好きだった、うちのじいちゃんなんか、真っ先に生き返りそうだもんなあ(笑) と、5曲目で死者すら蘇るほどのニューオリンズ・ビートを叩き出す彼らにはほんと脱帽するしかないわけですが。まことに遺憾ながら、この勢いはラストの9曲目までフルテンで続いていきます。ちなみに、5曲目半ばで蘇って、踊り狂っていた、うちのじいちゃん(山田悦造:享年75歳)は、スタミナの温存という高等技術を持ち得なかったために、8曲目で再び永久の眠りにつきました。 まあ、あれだ。勢いが身上ではあるけれども、よ〜く聴いて見るとね、古典的なニューオリンズ・ナンバーから、ブルース、ジャズ、R&B。。。と、かなり幅広く、いろいろなナンバーを取り上げていたりします。まあ、この音源の強烈さゆえに、次作以降、メジャーレーベルから作品をリリースすることになる彼らですが、スタジオ作では、その幅の広さがわかりやすい形で音楽となっていったりするわけですが、ライブはね(笑)原曲のジャンルが何であろうと、彼らが演ればダーティ・ダズン以外の何者でもなくなってしまうわけで(笑) というわけで、理屈抜き。燃え尽きて真っ白な灰になりたい!そんなときにはこの音源で踊り狂いましょう。あ、酒好きのじいちゃんに、もう一度会いたいなあ!って時にもね。 う〜ん、じいちゃんと一回、酒飲んでみたかったなあ。。。
ROUNDER CD 2052 |