LIFETIME/JOHNNIE TAYLOR
| 2000年もいろいろな人がお亡くなりになりましたねえ。 このサイト的には、みやこ蝶々師匠とかですね、あのあたりの追悼特集でも組むのが筋か?とも思ったわけですが、あいにく手元に資料がございませんでね、急遽この方にいたしましたよ。 というわけで、昨年、60代の若さで逝ってしまった偉大なるR&B、ソウル、ブルース、ゴスペルシンガー、ジョニー・テイラーさんの涙が出そうな3枚ぐみの追悼ボックスセットがこれなんです。 まあ、常日頃はブルース!!!とか、最近ではニューオリンズ!!とかっていうものに目を光らせつつ、レコード屋を日夜闊歩しているわたしなんですが、ある日、唐突に『どーん!』と目に飛び込んできたのがこのボックスセットでありまして、正直、名前くらいしか知らなかったんですけどね。ジョニー・テイラーさんについては。 で、ついつい、買ってしまって(笑)で、今、心底、買ってよかったなあってニヤついている30男なんですけどね(爆) さて、ジョニー・テイラー。第二のサム・クック的なスタンスで世に出てきた人でありまして、最初期の録音はTHE HIGHWAY Q.C.'SとかTHE SOUL STIRRERSとかいう、いわゆるゴスペルグループでのものなんですね。その後、聖なるゴスペルから俗物の音楽R&Bに転向するあたりも、師匠たるサム・クックと似ているわけですが。 で、このCD。そのジョニー・テイラーのキャリアがぎゅぎゅぎゅっと凝縮された3枚ぐみで、ゴスペル記から栄光のSTAX時代を経て晩年のマラコまで、レーベルを越えて一気に堪能することができるってえ代物だ!さあ、お立会い!! まず、意外とというと失礼だが、ゴスペルグループ時代の曲がいい! THE HIGHWAY Q.C.'S時代の1曲から、3枚ぐみの旅が始まるわけですが、いきなり『ガツン』とやられますね。決して、ゴスペルのイメージに合うような清らかな声質ではないんですがね、まさに天に駆け上るかのような歌いっぷりに、一瞬、クリスチャンになっちゃいましたね。あたし。 ゴスペル期を堪能したあとは、STAX時代のこれでもか!と続く怒涛の攻撃が始まるわけですが、STAX時代でも、より初期の曲にはブルース臭の強い曲が多いですね。STAXではアイザック・ヘイズが常に曲を提供していたということで、ブルージーな時期を経て、より華やかなR&B色の強い曲が増えていきます。このあたりが、まあ、このBOXでいうところのDISC2全編がアーティスト ジョニー・テイラーの輝きが最も強い時期になるのでしょうね。 STAXということで、同時期にキャラがかぶっていた人として、愛しのリトル・ミルトンが居るわけですが、ミルトンよりも都会的な歌いっぷりがジョニーの個性かな。ミルトンも演った『WOMAN ACROSS THE RIVER』あたりを聞くと両者の個性の違いが良く出ていておもしろいっすね。はい。 で、3枚目の後半からは晩年の作品が並んでおり、まあ、大物余裕の仕事っぷりという雰囲気をただよわせつつ、老いてどんどん派手になるあたりはさすがと言わねばなりますまい(笑) まあ、唐突に発作のように購入した音源なもので、ジョニー・テイラーのなんたるかっていう、予備知識も一切無いわけですが、1枚目、2枚目は絶対に聴くべしだべし。かっこいいR&Bが真空パックされてます。 全65曲 書けましぇん!! STAX 3SCD-4432-2 |