ANTHOLOGY/PROFESSOR LONGHAIR
| 最近の歌謡曲ってさ、『好きだ〜!』とかっていう直接的な歌詞を使わなくなっちゃって、ちょっとつまんないんですよね。わたしらの子供の頃なんて、テレビつければ、西城秀樹が『抱いてやるぅっつ!』とかってツバ飛ばして歌っておりましてね、まあ、所詮、歌謡曲なんですから、そういった馬鹿馬鹿しさこそ醍醐味だったなあ。。。と、遠い目をして語るオヤジがわたしなんですけどね(笑) さて、恒例の脱線まくらことばのキーワードは『好きだ〜!』だったわけですが(笑)、いやあ、ほんと『好きだ〜!』のプロフェッサー・ロングヘア。抱いてやりたい気持ちをぐっとこらえて、レビューに参りましょうか(笑) んで、ずーっと前に手に入れて、レビュー書かなきゃって思いつつ、聴きだすと筆が止まる(笑)。まあ、もちろん筆は使わないんですけど。 つうかね、やっぱりフェスの音源は耳だけ預けるってことが出来ないんですわ。耳だけのつもりが、あっというまに全身ぐにゃぐにゃにされてしまうんですね。まあ、今、何かと話題の筋弛緩剤的音源とでも申しましょうかね。 それにしても、フェスの音源にはハズレが無いっていうのは、前にも書いたかもしれませんが凄いことだよね。まあ、本人がきっとピアノ弾いたり歌ったりってことをね、すごく楽しんでいたっていうのが音源を伝わって50年後とかに今更ながら聴いているような、わたしなんかにも伝わってくるんだろうね。音楽ってすごいよね。 そのハズレなし!のフェスさんの全キャリアを凝縮した2枚ぐみがこの音源『アンソロジー』なんですよ。アンソロジーものには定評がある、というか、レーベルの垣根をたやすく越えてしまう、なぜの嵐?的なレーベル、ライノレーベルからの発売です。 1950年の初レコーディングの音源から、『ニューオリンズ・ピアノ』などのいわゆるヴィンテージ録音はもちろん、再発見後の『ロックンロール・ガンボ』、アリゲータからの眩しすぎる遺作『クロウフィッシュ・フェスタ』まで、フェスのおいしいところをなめ回すような選曲は、さすが!のライノといったところでしょうか。さらに、シングル用音源、ビデオのみの発売だった音源などからもコマめにピックアップされておりまして、フェスの音源を一通り漁った人でも『くうっ!』と財布に手が伸びる選曲。さずがベストものの鬼!ライノ(笑) まあ、他の音源で聴けるものが多いわけですが、好きなんだからしょうがないだろ?買っちゃってもさ。 それにしても、『ティピティーナ』はいい曲だよなあ。この曲のイントロで涙ぐんでしまうって、あなたは働きすぎです。 DISK1:
RHINO R2 71502 |