06/07/07

イエス アイ ノウ 

馬鹿みたいなフリをして本当に本物の馬鹿だった
俺は錆付いたギターで忘れかけたコードを押さえてる

探し続ける最上の心に響くようなフレーズを
君が頷くまではエンドレスな状況下で問う

Yes or No

瞳を閉じて渦巻く模様を陽が昇るまで見続けた
その合間に確かに見えた答えの一片が何か

Yes I know

君が何か言って
聞き取れなかった
でも顔を見れば
言いたかったこと分かるよ

馬鹿みたいなフリをして本当に本物の馬鹿だった
俺は錆付いたギターで忘れかけたコードを押さえてる

06/07/17

レター 

甘い予感に胸を膨らませて
でも現実は容赦ないね
すっ転んで痛い目にあった

笑う気力もなくて
寝転がって見る天井が降りてきて
潰されて初めて分かった

ただ息をして
産まれる細胞の声に耳を傾ける
明日の光に照らされるまで産まれ続ける

そうか

呟いた言葉に意味は無くても
空気は震えて誰かに届いたろう
ならもうそれでいいんじゃないかと思うよ

06/07/20

セルフイリュージョン 

君のようだった
ただ完全に君ではなかった
欲を伴った俺が呼び寄せた幻だった

犬のようだった
ただ完全に犬ではなかった
哀れな俺はやたら尻尾を振り回していた

逃げるんだよ
酩酊している俺の頭から消えていく
それらを名残惜し気に見る

だから俺は考えている思い出している

君のようだった
ただ完全に君ではなかった
欲を伴った俺が作り上げた幻だった

犬のようだった
ただ完全に犬ではなかった
哀れな俺はやたら悲しげに鳴くのが上手かった

逃げるんだよ
酩酊している俺の頭から消えていく
それらを名残惜し気に見る

分かっている
儚さに恋焦がれる身分
目を覚ませばもうそぞろに浮かぶ俺様はいない

自己嫌悪と羞恥心でおかしくなる一歩手前

06/07/21

対話 

まるでそのまま消えてしまいそうな意識は彼方
解せぬ自身との対話は永遠

ふと見上げれば吸いこまれそうな風景の中で
生きる自身との対話は必然

目を背ければ美しい世界にいるよう
目を背ければ上手に生きているかのよう

それはある意味 奇跡のようなもの
真理は脳内 自分自身との対話に発見

目を背ければ孤独を謳っているかのよう
目を背ければ上手に笑えているかのよう
目を背ければ本気の涙のよう
目を背ければ

有り合わせの自分を延命しても意味がない

06/07/26

心音を聴く 

理由は不明確で
それでもあなたは
生きているのでしょう
生まれてきたのでしょう

あなた思考を放棄して
ただ身を任せていればいい
生死は後に付いてくる
今を全うすればいい

明確な理由なんてない
それでも私が生きているのは
一体何故だろう

私思考の奥底
ただ答えを求めているだけ
急いてはいないの それだけ
心の蔵の音聞いてる

06/07/29

あんたのいない夜のこと 

陳腐な言葉を借りるなら
愛してるとか言えばいいの?
愛とか何か嘘臭いし
恥かしくて言えそうにない 弱い

確かなことなどないからさ
この気持ちも気の迷いかも
信じることもできるけれど
信じるのはやっぱり怖い やばい

いいから全部心のままに
様になった格好ついた言葉じゃなくても
いいから全てありのままに
傍にいてここにいてそれだけでいいから
いつか言おう

どうでもいいとか言うのなら
一体どうすりゃいいんだろ
あんたの言うことはいちいち
裏がありそうで怖いんだ すごく

どうでもいいからここにいる
きっと僕はずっとあんたに何も言えず
それでもあんたは何も言わず
つまんなそうな顔をしてさ 傍にいてくれる
いつまで続くのやら

あんたがいない夜に
少し淋しいので
何か不思議だったのです

それなら全てを片付けて
今になって遅くないって あんたのトコ行こう
いいから全部心のままに
様になった格好ついた言葉じゃなくてさ
すぐに行こう 今行こう