バックビートにのっかって


帰って来るのはやっぱりFishmansだったみたいな、 すごくベタベタな想いに駆られる。 あの畝りをいろんなライブで探しているのは変わりはしない事実だ。 ROVOを聴こうがSOFTを聴こうが、本当に求めていたのは Fishmansだった。

『バックビートにのっかって』を繰り返し聴きながら 一週間前の出来事を思い出す。

「Fishmansの歌詞は理想ばかりで現実はそんなに甘くはない!と 彼から教わって、今どきあんな恥ずかしい内容の詩を書けたのも 佐藤くんぐらいしかいなかったのにね・・・」

しんみりしながら話された言葉に “そうかー”と思いながら何も言い返せなかった。 佐藤くんの歌詞観にすがってきたのはずっと昔に気付いていたけど、 改めて現実の厳しさから突き放されると、 今だって泣きたくなってしまう。 泣いたって何にも解決しないのも分かっているけど、 どうしろって言うんだろう?

「私もやりたい夢を見つけたし、今までのように あなたのためだけには時間を費やせない。 あなたも、本当にやりたい夢が見つかれば 私に会いたいなんて気持ちも徐々に薄れてしまうわ。 だから、分かってほしいの」

そうだとしたら、いつまで経っても大人にはなれない。 繰り返される言葉がボクの一番の願いだというのに それは彼女の願いではなくなった。



Fishmans



by Lucy Stone world lucystone@geocities.co.jp