フィッシュマンズ 「映像キャンプ2000〜記憶の増大〜」
shinjyuku LIQUID Room/2000年11月2日(木)
今回のビデオコンサートには、今まで出し惜しみしてきた 一度も見たことや聴いたことのない、映像なり音源を聴くために リキッドに行きました。ライブを期待したわけでもないです。 しかし、映像に関しては、『Walkin' in the rhythm』は 同じものを過去に一度観たことがありました。 『すばらしくてNICE CHOICE 』はライブビデオに収録されているものでした。
こういった状況からも、映像や音源がそれほど無いのではないか? と、疑問も浮び
「映像の不十分さに対し観客の不満がたまらないように、茂木欣一氏に ドラムを叩いてもらえれば、どうにかやりすごせるだろう」という思惑が
主催者側に少なからずあったのではないか?? という考えに至ったので、 "小手先のごまかし"と思えたわけです。
フィッシュマンズを取り巻く環境が変になりだしたなーって気がしてます。
茂木欣一氏が叩くことが今回の全ての目的だったのなら 欣ちゃんのドラムは観れたことに関しては嬉しいですけど、 私にとってはどうでもいいことです。欣ちゃんはまだ生きてますし。 マリマリでもスカパラのライブでも欣ちゃんのドラムは観れます。 映像と音源に関しては、所有者のりぼんなりポリドールが出さない限り、 一般人には見ることは不可能です。SSTVやVIBEで放送する可能性もありますが、 私はCSに加入してないので、今回のような機会でもなければ おそらく今後も見ることは出来ないだろうと思います。2000.11.07
今回のビデオコンサートでは、かなり良い場所で観てたから、 スクリーンの映像を逃すことも無く、全く文句をいう必要性なんて なかったのかもしれない。 けれど、良い場所で観てたってのが余計に 違和感や不満も残す原因にもなったような気がして、 やりきれない気持ちで一杯になってしまった。
目の前に背の高い人がいてスクリーンが見れなければ 「前の人は邪魔だなー」とか思うはず。 踊りながらガツガツぶつかってくる人がいれば、 その人が気になるだろうし、 少なからずライブに集中できない要因があるだろうけど、 そういったものは今回には全く無く、 私は映像と音楽を観聴きしながら、いろんなことを考えてた。2000.11.05
今回のやり方が汚い。
ビデオコンサートという不明瞭で、 何かが起きるんじゃないかという期待を膨らます。 (実際、茂木欣一氏の登場したけど・・) もし仮に、今回のような内容だと 事前に知らされていれば、 観ないと決意することだって出来たはず。 盲目的に信じきっていた自分にも非があるけれど、 選択の余地ぐらい欲しかった。
沢山の人達の思惑や利権が絡み、 フィッシュマンズという名前だけで チケットを売り捌いたという事実が、 私には許し難い。 「佐藤くんはそんなことを望んでいなかったはず」 と、そんな馬鹿みたいなことを言う気も全くない。
苦しいときに聴ける音楽がない。 苦しみから逃げるために 音楽は存在してない。 大好きだったものが、また消えてゆく。2000.11.04
これからも、こんなに悔しい気持ちとどうにもできない違和感 を両手に抱えたままで、 生きていかなきゃならないんなら、
“フィッシュマンズさえも、 いつまでも好きでいられない・・・” と気付いてしまった。
今回の茂木欣一氏の登場。あれだって 単なる小手先のごまかしにしか思えない。 いかにもあの場所にいた全ての人間が、茂木欣一氏の登場を 待っていたかのように登場しちゃって・・・。 ドラムセットが透けて見えた瞬間は、 私も危うく騙されるところだった。 騙されたままでも構わなかったんだけど、 そんなんじゃ悔しすぎるし、私は許さない!!
彼が披露したドラムの腕前に関しては文句のつけようがない。 あんなドラムを観ることも聴くことだって体感することさえも、 もう二度と巡り会うことが出来ないのは、哀しい事実だ。 あの場所にいたというだけで、もう宇宙的な規模での奇跡だとは思う。
けれど、今回のビデオコンサートに、 フィッシュマンズに関わった人達の出演(茂木欣一氏の登場も含む) は、果たしてどのような意味あいを含んでいたのかな? あれが事前に作成されてた映像だったなら、 何も考えることなく、 変わりばえしない毎日がまた向こうからやってきたんだと思う。
下手な関係者達(ビッケとか)が登場して フィッシュマンズの歌を歌うよりかは随分マシで救いはあるんだけど、 純粋にビデオだけを観たかった私にとって、 望みはしない結末だった。
大きくなり過ぎた期待が視界をふさぎ、 どこで道を過ったのか、 もはや引き返せない処まで来たような気がする。 “フィッシュマンズだから何でも許される!!” ってわけではない。
惰性のおかげで生きて来れたんだから、 これからだって何も考えずにフィッシュマンズの音楽を聴くことだって出来たはず・・・。
“一切の共有も共感さえも、 妥協できなかったのはフィッシュマンズではなく、 私自身だったんだ!” と、ようやく憑き物が落ちた。2000.11.03
by Lucy Stone world lucystone@geocities.co.jp