Fishmans/ORANGEフィッシュマンズの4枚目のアルバム、『ORANGE』。1994年10月に発売 されました。その時、私はまだフィッシュマンズも知らなかったし。音楽も全く 聴いてませんでした。 私が購入したのは、再発版なんですけど、兎に角お買得と いうか、名盤です。CDエクストラには『MY LIFE』のプロモーションビデオ等ま で収録されてます。定価も三千円以下(税込み2752円)で、驚くことばか り。持ってないあなた今すぐレコード店にて、ぜひ買いましょう。 このアルバ ム、自分に合うので毎日聴いてます。フィッシュマンズのアルバムの中でも特に 良く聴く一枚です。まぁ全アルバムよく聴きてますけどね… なんと言っても、曲の収録順番がいいですな〜。1曲1曲が素晴らしいのは言う までもなく、アルバムを通して聴くことで、物語みたいな大きなものが見えるよ うな気がします。 『宇宙 日本 世田谷』と同じぐらい全体の流れのいいアルバムだと思う。 intro 1曲目は『intro』。やっぱり『intro』って題名なのかな?まぁ『気分』につなが るための出だしなんでしょうな。しかしこんな短い曲に中にもフィッシュマンズ の凝縮されたうまみが含まれてます。 気分 「パパパパッパパ」って始まるんだけど、表現しにくいんだけど、心地よいよう なメロディーです。自分は、聴くときの気分によってかなり印象が変わる1曲で す。元気が出たり、へこまされたりします。歌詞だけ取ると、ある出来ことに対 する1部分・アルバム間の曲とのつながりみたいのを妙に感じてしまいます。 そ れと、この曲「なんかをやり遂げてから、死にましょう」みたいな感じってない でしょうか?「俺は生きてるぜー」って実感することもなく、何となく過ごして しる毎日。だから勝手ながらに共感しつつ励まされてます。まぁ、1つの考え方 とでも思ってください。 忘れちゃうひととき あいかわらず、フィッシュマンズの曲の中で一番好きな曲は実に言いにくい(喜)。 (全ての曲が、どれもこれも私に強い影響を与えてくれたから) それにもかかわらずこ の『忘れちゃうひととき』は、とにかく大好きです。なんでこんなに気に入ってる のか自分でも分からないけれど、1つ言えることは決まって明るくなれることで すかね。どうにもできない幸福感が私の中に積ってしまいます。 それと、今の状 態でも言えるのは、う〜ん、歌詞も楽曲もすばらしいこと。「木の茂ってるB級 映画」ってどんなだろとかって想像してみたりして…。 「言葉にならないで い つもニッと笑うんだよ」っていい詞ですね。言葉の無意味性(ちょい違うか な?)みたいな、言葉無しでも本当に伝えたいことは解り合えるという喜び。些 細なことだけど人生にはこんなにも幸せに包まれている、そんなことを佐藤くん は叫んでいた。(大袈裟かな?) 歌詞だけを単純にとっていくと現実逃避のような。前向きじゃないんだけど、それ でもいいような、なんかいい気分でいるようで。うれしさのあまり、泣けてきち ゃうような気分。あまり普通なのか解らないのだけど、こういうことって誰でも 一度ぐらいは感じたりするとは思うけどね。私の最近は「あー、早く家に帰って 『忘れちゃうひととき』が聴きたいなー」と思ったりすることが多いです。 MY LIFE やっぱりシングル曲だけあって目立ってますね。私の中でもこの曲は大切な一曲 です。アルバムを買って初めて聴いた時「聴いたことあるぞ〜」と思ったから、 不思議でした。ラジオで聴いたのかもしれないんけど、今も謎怪。(ちなみに私 は若いファンです。) フィッシュマンズを好きになるのってかなりの部分で共感するからだと思うんだ けれど、この曲に関してはズルいと思う。そんな格好良いこと言われたら誰もか なわんなと、へこまされます。でもそこがフィッシュマンズの凄いとこでもある んですよね。エクストラのプロモーションビデオの中で佐藤くんがポカリと力水 を買っているから、時代を感じました。 MELODY 私が言うまでもないんですがいい曲です。マキシとは違うアルバムバージョンと なってます。『MELODY』は私にとって、なんだか胸に響きすぎてしまうという か、今のこんな時のためにあるのかとさえ思えてしまいます。まあ、とやかく言 えないですな、この曲は。聴こえ感じるそのままですからね。 音楽はマジックを呼び、マジックは更に愛を呼ぶってことですかね〜 帰り道 後半戦、1曲目。こっからの曲はなにげない日常だっりすることが描かれている けど、結構重いことをさらっと言ってしまっていたりするから、4曲とも好きで す。どっかに旅行したりする時って、変に下準備とかが楽しくって、前日の晩な んかドキドキしすぎて眠れなくなったりする。ホントに旅行が目的なのか解らな いぐらい、旅に行くまでが楽しいことが多い。そんな思いだったりする。でもこ の歌の場合は、行く時からすでに帰る時のさびしさを嘆いているから、悲しい感 じなんだよね。 感謝(驚) 『帰り道』からこの曲へとつながるから慰められます。この曲こそ、なんでもな いことをこの上もないことのようにしてるフィッシュマンズ・ワールドの神髄か な?さみしくなって、追憶の中の気持ちを探りだして、やっとの思いで見つけた 記憶にはあなたのことが刻まれてました。フィッシュマンズを聴いてきたすべて の人の気持ちをそう、驚きと感謝込めて。 Woofer Girl あこがれてしまう世界がある。歌なんだから、必要以上に不幸せを歌ってもまず 売れはしないだろうけど、一貫してこのアルバムには心地よさが満ちている。 こうも人との関わりを断っていると、頼りにもされないし、自分1人で誰も頼ら ず生きられる。いつかは言えるのかな?こんなこと。まぁその前に自分ももっと 素敵になるぞと。 夜の想い 最後にもこんな感じの曲があることが、フィッシュマンズのスゴい所だと思う。 フィッシュマンズの曲に関しては、イントロ部分の印象が気に入らなかくてほっ たらかしになっちゃう曲や、インパクトに欠けるけど、じわじわと良さが沁みて くる感じの曲があると思う。そういう曲は必ずと言っていいほど、ラストに重点 があって、終わりに近づけばほど近づくほど、スゴく良い曲なんですね。『夜の 想い』も最初のときは普通に感じていたけれど、聴き込むうちに心地よさが好き になりました。「Hey Baby 調子はどうだい?」という所、すごく気に入ってま す。途中に「I Walk」という歌詞をずっと「愛を〜(愛ぅを〜と聴こえてた)」 だと思ってた。その後の「きっと〜」みたいな歌詞も「Keep on」かもしれん。歌 詞が「ずっと待ってるぜ」で終わるなんて、格好良すぎ。だけど、待ちくたびれ て、わたしは困っているけどね…どうでもいいことなのかな? まぁ、たわけもんの一人ごとですんで怒らんでください |
by Lucy Stone world lucystone@geocities.co.jp