SPEECH/ARRESTED DEVELOPMENT


何かへ信頼することをゆるされた スピーチもそれが神だった

スピーチに関心を持ったのは、フィッシュマンズの会報がきっかけだった。
会報の中で欣ちゃんは、
「佐藤伸治氏がARRESTED DEVELOPMENTのファンだった」
と、書いていた。
(詳しい内容は省略。佐藤さんはスピーチにサインを貰ったらしい。)
普段はあまり音楽を聴かなかったらしい佐藤さんがファンだったなんて
「ARRESTED DEVELOPMENTってきっとすごい音楽を作ってきたんだなー」
と、私が興味を持つのは当然の成り行きだった。

欣ちゃんは同じ会報の中で、 おすすめのCDみたいなコーナーでも ARRESTED DEVELOPMENTのファーストアルバムを紹介してくれた。 二回もスピーチについて書くなんて、 聴くべき音楽として フィッシュマンズの底になっていたということだろうか?


偶然とは怖いもので、2000.02.17. SPEECH 「HOOPLA」 輸入盤、 あれを衝動買いした。 初めてスピーチに接触したアルバムだった。 まず、ジャケットのSPEECHの外見が格好いい。一目惚れした。
表が斜め下を見つめ何かを考えているかのようなすかした姿。 裏が「おいおい冗談じゃないよー」と、大笑いしている写真。 印象が違い過ぎて、別人のようにも思える。

スピーチのどのあたりが素晴らしいかいうと、誰もが言ってきたように、 やはり声だろう。とにかく声は目立っている。 「アハー」とか「イェー」とかいうかけ声や、 咳払いまでもが存在感を持ってしまうのだから、驚くしかない。 素晴らしく独特で存在感のある声が、メッセージを訴えかけるのだから 困ってしまう。

自分の考えは無いようなもので、すぐ他人の主張に感化されてしまう。 スピーチに対するその度合いは、最高級のものだろうと予想されたので、 出来れば日本語に訳された歌詞カードのない 輸入盤を購入するようにしてきた。
日本語の歌詞を理解すれば、 スピーチ・メッセージに感化されてしまうのは分かりきっている。 スピーチの言葉に ただただ影響され自分を見失ってしまいそうで怖い。 スピーチ・メッセージがすごいことは分かっている。 他人の意見にうなずくことは至極簡単だ。だからこそ、 そこから自分の考えというものを導き出さなければならない。



スピリチュアル・ピープル

宗教的メッセージが強まったアルバム「スピリチュアル・ピープル」
ここでは曲紹介はしない。私は、聞いて感じたことしか書けない。 スピーチ・メッセージについては、聴くしかないだろう。 個人の尺度によって、ものすごく聞こえ方が違う。 訴えかけてくるものが大きい。うちひしがれてしまうこともある。
贅沢だといえば全て片ずく。 食欲が満たされていれば、上位の欲なんかには目は向かない 人生がすばらしいものだとスピーチも言っているし、 私もそう理解してきたつもりだったが、 やはり何かが足りない。 根本的に足りないものはある。 それは音楽を聴いても満たされはしない。 この足りないものを、神への信頼と読んでいいのだろうか? 耐えるに値するものを見つけるまで耐えるのが、人生だ。

SPEECHとARRESTED DEVELOPMENTについては、まだまだ書くつもり・・・




m e n u  b a c k



by Lucy Stone world lucystone@geocities.co.jp