チャラララチャーチャラチャーランラン チャチャララチャララ チャンチャンチャン
「はい、こんにちは。テレホンショッキングの時間です。司会はご存知オモリです」
オモリさーん!
「気のない声援をありがとう。さて今日のゲストは葉月君からのご紹介。守村君でーす」
キャー!さっくーん!
「よ、よろしくお願いします!」
「そんなに緊張しなくてもいいですよー」
「ひ、人前で話すの苦手で・・・すいません」
「いや、謝ることはないです。葉月君からのメッセージで’・・・がんばれ’だそうです」
「そんな他人事だと思って・・・頑張れって言うなら僕を呼ばないでくれた方がよかったのに」
泣きそうになる守村。
「げ、元気だして!守村君とは会うの初めてですよね?」
「は、はい。僕はオモリさんの事を知ってますが。色々有名なので・・・」
「どう有名かは聞かないことにします。葉月君と仲がいいんですか?」
「仲がいいって程じゃないですけど・・・たまに話したりします」
「会話が成立してる時点で、仲がいいと思いますよ。どんな話をするんですか?」
「僕が育ててる植物の話とか・・・葉月君も花が好きみたいです」
「それは初耳ですねー猫が好きなのは知ってましたけど。守村君は園芸部でしたっけ?」
「はい!植物と一緒にいるのが好きなんです」
「一緒にいるって表現をするあたり、本当に好きなんですね。毎日世話をするのは大変じゃないですか?」
「手間をかけただけ答えてくれるので・・・世話が好きなので苦痛じゃないですよ」
「そうですか。そんな優しい姿にクラっとくる女性も多いみたですよ」
「えっ!そんな冗談を・・・」
「本当です。癒し系メガネ君の地位を確立してますよ」
「・・・・それは褒め言葉なんですか?」
「当たり前じゃないですかー。ところで、将来の夢ってありますか?」
「は、はい・・・・。植物のお医者さんになりたいんです」
「素敵ですね。守村君にぴったりだと思います」
「でも・・・・多分無理です」
表情を曇らせる守村。
「どうしてですか?」
「父が医者なので・・・僕も医者を継ぐことになると思います・・・」
「同じ医者なんだからいいじゃないですか。お父さんが反対してるんですか?」
「はい。ふざけたことを言うなって・・・・」
「それで諦めるの?」
「僕には反抗なんてできません・・・・・」
いきなりオモリが机をバンっと叩く。
「男なら諦めんな!」
ビクっと肩を震わせる守村。
「そ、そんな・・・・」
「諦めたらそこで終わりなの!夢があるなら追いかけなさい!」
「は、はい!」
「よろしい。夢を叶えられる人は、最後まで諦めなかった人だけですよ」
「・・・・そうですね。オモリさんありがとう」
「いいえ。さて、時間が来てしまいました。お友達を紹介してもらえますか?」
えー!!
「あの・・・オモリさんは誰がいいですか?」
「私?うーん。できれば三原君あたりに会いたいなぁ」
「じゃあ三原君を呼びます。・・・来てくれるか分からないですけど」
「生三原君!楽しみですねー。あ、電話が繋がったようです」
「僕だよ」
「あ、あの三原君?守村です」
「君だね?何か用かい?僕は忙しいんだよ」
「ご、ごめんなさい。あの、オモリさんが三原君に会いたいというので・・・」
「あぁヴァルキュリアだね?彼女になら会ってもいいよ」
「ヴァルキュリア?」
「じゃ後は私が変わります。三原君、明日来てくれるかな?」
「気が変わらなかったらいくよ」
「・・・・できるだけ来てください」
「君がそこまで頼むなら仕方ないね・・・・僕が出るんだから楽しくなるよ」
「では明日お待ちしています」
「あ、あの本当に彼でよかったんですか?」
「どうして?」
「いえ・・・会話にならないと思うんですけど・・・・」
「大丈夫。それはそれで面白いから」
「そういうもんなんですか?」
「そうなんです。今日はありがとうございました」
「あ、いえ、こちらこそ。今度話し掛けてもいいですか?」
「もちろんですよ。それじゃまた明日をお楽しみにー!」
次回は何かが起こる・・・