チャラララチャーチャラチャーランラン チャチャララチャララ チャンチャンチャン

「はーい、皆さんこんばんは!深夜のデンジャラストーク、テレホンショッキングです。もう終わったと思ってたかもしれませんがまだですよー」

デンジャー!

「今日の合いの手はわけがわからないですね。さて、前回三原君がお友達を紹介してくれなかったので、私が探しました」

誰ー?

「本来なら絶対断られるであろうところを、無理言ってお願いしました。凍結させた生徒は星の数!実はアンドロイド!?氷室先生です!」

キャー!零一さーん!!

「・・・君は何を考えているんだ」

「何も」

「・・・・・」

こめかみを押さえる氷室。

「じゃさっそくトークを始めます。一応トーク番組なんで。先生誕生日ですね」

「・・・そうだが?」

「おめでとうございます。何か欲しいものとかありますか?」

「特にない。それに生徒からの贈答品は受け取りかねる」

「別にいいじゃないですか。相手はあげたいんだから。先生だって実は嬉しいんでしょ?」

「な、何を言うんだ。そんなことはない」

といいつつ、声が上ずっている氷室。

「今年で何歳になるんですか?」

「27だ。なぜさっきからその話題ばかりなんだ?」

「それは誕生日企画だからですよー。いつも誕生日は何してるんですか?」

「普段通りのことをするだけだ」

「パーティーとかしないんですか?彼女と過ごしたりとか」

「・・・しない」

「・・・そうですか。せっかく生まれてきた大切な日なんだからお祝いしないと。ケーキとかも食べないんですか?」

「一人で食べてもしょうがないだろう」

「そう言うと思ってケーキ持ってきました!」

裏からろうそくのついたケーキが運ばれてくる。

「・・・私にどうしろと?」

「火を吹き消してください」

「そんな子供じみたことはできない」

「やってください」

オモリの無言の圧力に耐え切れなくなって、火を吹き消す氷室。

「・・・何年ぶりだろうか」

「やっぱ誕生日はこうじゃないと!じゃケーキ食べて下さい」

「君が作ったのか?」

「そうですよー。まずくはないと思うんですけど」

ケーキをじっと見ている氷室。

「そ、そんなに嫌ならいいですよ?」

「そ、そんなことはない。食べることにする」

一口、二口と口に運んでいく。

「賞賛に値する」

「・・・それっておいしいってことですか?」

「そうだ。・・・君は料理が上手いんだな」

「ありがとうございます。喜んでもらえてよかったです」

微笑むオモリに、氷室も表情を崩す。

「・・・君はなぜここまでする?」

「いや、何でって言われても・・・理由なんていらないじゃないですか」

「・・・・・」

「誕生日は出会えたことに感謝する日だと思うんです」

「・・・・そうか」

「先生、実は人気あったって知ってました?」

「な、何だいきなり!」

「はば学でも先生に憧れてる女の子多いんですよー。クールで大人なとこがいいみたいです。実際に大人ですけど」

「からかうのはやめたまえ」

「本当ですってば。やっぱ禁断の恋がいいんですかねー」

「・・・・・」

「別に先生と生徒でもいいと思うんですけどね。まー氷室先生は手出さないと思いますけど」

「あ、当たり前だ!」

「そんなむきになって否定しなくても・・・・あ、さっきも聞きましたけど本当に欲しいものないんですか?」

「・・・君が問題を起こさなければいい」

「・・・そればっかりは確約できません」

「今まで君ほど手のかかる生徒はいなかったよ・・・」

「すいません。ではそろそろ時間なので終わりにしたいと思います」

「そうか。今日は・・・その・・・」

「・・・?」

「・・・ありがとう」

「どういたしまして。楽しいことがたくさんあるといいですね。それではみなさんまた明日〜」


ヒムロッチ誕生日ということで書きました。こんな話で終わらせてしまう辺りが可哀相ですね(笑)

おめでとうございます