今回の章には分岐点を設けました。お好きな選択肢をお選びください。あなたの選んだ道によってEDが変わります

普通に考えれば、4人の行動は致命的だったろう。

なぜなら見つかるように歩いているのだから。

否、むしろ鬼を探していると言った方が正しかった。

「わざわざ出て行って大丈夫なの?」

「対応策が見つかったんだ。行動は早いほうがいい」

「この道具、本当に役にたつのかなぁ・・・」

「・・・めずらしく弱気だな」

「んー。なんとなく・・・・ね」

「これであいつの鼻をあかしてやれるで!」

「ちょっと、喜ぶのはあの子をやっつけてからにしてよね」

浮かれている姫条に、奈津美が水をさす。

「わかっとるって・・・・お、大将のお出ましやで・・・」

姫条の目線の先には、ホールの中にいる子供がいた。

「さっきはびっくりしたよー。お姉ちゃんいきなりイスなげるんだもん。乱暴だね」

「あんたに言われたくないわよ」

「こんな所でうろうろしてるなんて余裕だね。大人しく殺される気になった?」

「そんなん言ってられんのも今のうちやで!」

「・・・・お前、親から生き延びたんだろ」

「・・・へぇ」

子供の目がすうっと細くなる。

「親は殺しそこなったんだ。だからお前は幽霊なんかじゃない」

「だから何なの?」

「・・・俺らにも勝ち目はあるってことだ」

葉月の言葉に、子供はいきなり笑い出した。

「アハハっ。あいつらさえボクを殺せなかったのに?お兄さん達に何ができるのさ」

「・・・・あんたは何のために人を殺すの?」

「楽しいからに決まってんじゃん」

「親を殺した時も・・・・楽しかった?」

蓮が静かに問う。

「・・・・・・」

「お前・・・復讐のつもりなんだろ」

「なっ!」

「生まれつきお前は凶暴だった。そんなお前を両親は恐れた」

「・・・・そうだよ」

「お前は攻撃的で変な力もあったが、人は殺さなかった。それがこんな風になったのは親に愛されなかったからだ」

「分かったようなこと言うなよ!!」

叫びに反応して、花瓶がパンっと割れた。

「愛してくれなかった両親に対する怒りなんだろ?お前の気持ちは分かる・・・でも」

「でも?」

「お前を止めるのが俺らの役目だ」

子供をまっすぐ見て、葉月は言った。

「・・・じゃあやってみなよ。ボクの悲しみなんか分からないくせに!」

言い終わるのと同時に、変な風が巻き起こった。

「キャッ!」

すごい力に跳ね飛ばされ、壁に打ち付けられる。

「!痛っ」

立ち上がろうにも圧力で体が動かない。

4人とも壁際でうずくまった。

「誰もボクに勝てないんだよ。まずは生意気なお兄さんからだ」

子供が葉月の傍に近寄る。

「ホラ」

葉月の体が宙に舞い、また壁に打ち付けられた。

「・・・くっ」

「もっと絶望してよ」

見えない刃で葉月の体が切り刻まれていく。

肩が大きく裂かれ、血が服に滲んだ。

「珪君!やめて!!」

蓮の悲痛な叫びが響く。

子供は一旦力を解くと、葉月の顎を手で掴んだ。

「命乞いする?」

「・・・・まさか」

「かっこいいとこ見せるつもり?まぁ命乞いしても助けないけどね。・・・・?」

子供の表情が勝ち誇った笑みから、訝しげなものへ変わる。

葉月はニヤっと笑った。

「・・・勝つのは俺だからだ」

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