家の鍵は開いていた。
がいるのだろう。
「ただいま〜」
しかし返事も、出迎える足音もない。
「?」
その時、足元に何かが当たった。
「ニャー」
雪のように白い猫だった。
俺の足にじゃれてくる。
猫を抱き上げると、頬を舐められた。
「くすぐったいよ」
つーか、何で俺の家に猫が?
が拾ってきたのか?
肝心のあいつはどこに行ったんだ?
とりあえず猫を抱いて、ソファに座る。
ボンという音と、白い煙。
「えへへ〜気づかなかった?」
「何やってんだよ、お前・・・」
が俺にのしかかっている。
つまり白猫はだったわけだ。
「変化したんだけどぉー上手くいったから先生にも見せようと思って!」
「はいはい。それよりさ、いつまでこの微妙な体勢でいるつもりだ?」
「?駄目なの?」
まったくこのオコサマは・・・
いつものクセでの頭に手をやって。
俺は変なものに触れた。
髪の毛とは違うふかふかしたもの。
嫌な予感と共に顔を上げると。
それは確かに存在した。
「・・・何コレ」
「何が?」
「耳」
「耳?」
俺は力の抜けた手で、猫耳を指差す。
そう。
の頭の上には、白い猫の耳がついたままだったのだ。
あ、動いた。
は自分の頭に手をやって耳を確認すると、バツが悪そうな顔をした。
「あはは、ちょっと失敗しちゃった。すぐ戻るね」
また音がして、煙に包まれた。
「はい。完了!」
俺は無言で鏡を差し出す。
「うっそー!何で耳だけ消えないのー!?」
「俺が聞きてぇよ・・・」
焦ってきたのか変化を繰り返すが、耳は取れない。
「一回猫になってみれば?」
「それもそうだね」
が変化して、白猫になった。
ニャーと鳴きながら、床に飛び降りる。
普通変化は見かけを変えるだけなのだから言葉が話せるはずなのだが、は喋れないようだ。
雰囲気を出すために、演技してるのかもしれないけど。
じっと猫()は俺を見つめ、また煙に包まれる。
人間に戻ったは頭に手をやり、ぺたんと床に座り込んだ。
「戻れなくなっちゃった?エヘ」
普段なら頭突きの一つでもかましてやるところだが。
小首をかしげて上目遣いでこちらを見るは(しかも耳つき)
うっ・・・
可愛い
これはこれでいいかもしれない。
そう考えて愕然とした。
俺はまさか変態なのか?
一瞬そんなことを思ったが、すぐに頭の隅に追いやった。
別におかしくなんてない。
こんな可愛いんだから。
そう正当化して、を抱き上げた。
「ちょ、ちょっと先生!?」
「お前が悪いんだぞー。そんなカッコしてるから。さ、一緒に遊ぼっかv」
「ヤダー!!」
腕の中で暴れる猫ちゃんは、俺においしくいただかれてしまったのでした。
追記。
耳は何時間後かに消えた(が疲れたかららしい)。
あ、写輪眼でコピーしとけばよかった・・・
何だこの話―!(笑)
でじこ萌えからできた作品。
きっと楽しんでるのは私とカカシ先生だけでしょう。
妄想絵(覚悟して見てください)