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アストルピアソラ

古典的タンゴの破壊者にして、現代タンゴの創始者と言われる、ファンキー親父。タンゴという事で退く方も多いと思うが、ところがどっこいである。世間に流布しているタンゴと思っている方は視野が狭い。楽器編成は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、ギター、バンドネオンと言った感じ。タンゴと言うより、現代音楽とか、室内楽に近い感じがある。THE DIVINE COMEDYファンには特にお勧め。元々、タンゴよりも、クラッシックとかに興味があったらしく、かなりジャズやクラッシックに造詣の深い方です。 パリで死去して、アルゼンチン大統領専用機で死体が運ばれたと言うくらいアルゼンチンでは英雄視されていた。音的には一括りには出来ないけれど、繊細、かつ、大胆で、エロティックなマイケルナイマン(これで何人の一が想像できるのか?)と言う感じか。特に、「ロコのバラード」は泣きの一曲です。ピアソラの語りから始まり、静と動を繰り返す転調の嵐。この曲の構成などは溜息ばかりが出てしまいます。コステロばりに転調を好むのも特徴。最近は、クラッシク畑(ギドンクレーメル、ヨーヨーマ等)からの再評価で音源も手に入り易くなっているので、是非御一聴を。近頃再発された「レジーナ劇場のピアソラ」と、本人曰く最高傑作「ゼロアワー」がお勧めアルバムです。

椎名林檎

名前で退いた方も多いと思う。(事実、知り合いはアニメ声優みたいな人と思っていた。それは椎名へきるだ。)しかし、この人、久々に天才の片鱗を感じるアーティストです。齢19才。でもって、広末涼子や、ともさかりえに楽曲を提供している。しかも、19才で独自の世界観を確立しているという恐ろしい存在。これからが期待できるアーティストです。特におすすめは、マキシシングル「歌舞伎町の女王」に入っているCindy Laughperのカヴァー「Unconditional Love」。泣きたくなるくらい美しいカヴァーです。イメージ的には「黒い川本真 琴」と言うイメージだろうか。何かに切羽詰まったようなVoスタイルも聞き所。そして、何よりも楽曲の素晴らしさと、それをカヴァーするアレンジ力のすさまじさには頭が下がります。初めて聴いた時は、藤圭子のロック版だ(古い)と思ったんだけれど、やはり、川本真琴で通すことにした。BJCとかRadioheadが好きと言うだけあって、そちらの世界にも通じるものがあります。

渋さ知らズ

日本のジャズシーン(注目すべき)のお気に入り。フェラクティや、ザッパ、サン・ラとかと比較される事が多い、メンバーが不特定多数の荒唐無稽のファンクジャズバンド。ライブは、特に定評があって、メンバーの数によって決まる。少人数の渋さチビズ、10人程度の渋さ知らズ。2〜30人にもなる渋さ知らズオーケストラ。必見は渋さ知らズオーケストラで、これは想像を遥かに越える音量で迫ってくる音楽的カタストロフィを感じさせてくれるライブだ。リーダーの不破大輔はチャールズミンガスを崇拝しているとのことだが、ジャズの域を越えた嗜好を持っていて、ライブのレパートリーにはジミヘンなどもある。去年はヨーロッパツアーも成功させて、確実に評価を確立しつつある、と言って良いだろう。とにかく、ライブハウスで¥3000で、このバンドのライブを観れるということは至福の体験であることは間違いがない下手な外タレのライブに¥6500も払うくらいなら、絶対一度は、このバンドのライブを見て欲しい。あまりの衝撃に腰を抜かすこと請け合いです。

Slapp Happy(メンバーの個々の活動)

元々、どっちかって言うとプログレ関係に入るメンバーが、ポップフィールドになぐり込みをかけたバンド。アンソニームーア、ダグマークラウゼ夫婦が、イギリス生まれのPeter Blegvadを加入して作った。もちろん、本体のアルバムも凄いんだけれど、今回お勧めは、Peter Blegvadだ。屈折度が高く、かつ、ポップ。という、正しく僕好みのアーティストなのだけれど、この人は日本で特に評価が低すぎる。日本に根強くあるポップマニアのフィールドでも余り語られる事がない。かといってプログレ畑ではどうか、と言うと(そんなに詳しくは知らないけれど)他の二人の方が語られる事が多い。悔しいじゃないか。もっと語られるべき人であることは確かだろう。XTCのアンディとも親交があり、その道の人になら「伝説」となっているのに。特に、アンディと組んで作った「キングストラト」というアルバム(残念ながら現在廃盤)は繊細なポップアルバムとして評価すべきなのに。特に、この人の場合、アメリカではイラストレーターもやっているので、アルバムのアートワークも出色の出来。それに、なんと言っても、繊細なモラトリアム親父といった詩の世界を堪能して欲しい。

Lewis Fuley

カナダでは結構知られている奇人と言って構わないと思う。元々、シャンソンとかに系統しているところがあったのか、曲調的には、その匂いがする。後に、レナードコーエンに曲を書いたりしているし、レナードコーエンに近いところがあるのは確か。自らの名前を関した1stアルバムは、そう言った退廃的な匂いにまみれている。曲が過激で放送禁止になった「ハスラーズタンゴ」などは「レイプミー」等と言っていて、一種の奇人の部類に入れられてしまっている。しかし、非常に繊細な音楽を作り上げていて、奇人と言うより吟遊詩人と例える方が適当だと思う。THE DIVINE COMEDYの初期が好きな方だったら、絶対に好きになると思いますが、今、国内版は全て廃盤です。中古盤屋を一生懸命探してみて下さい。

Robyn Hitchcock

やっぱり、この人も変わり者の部類に入るのだろう。インタビューでも「人生で大事な物が3つある。一つは愛で、一つはセックスで、もう一つが魚だ」と言っていた。何なんだ魚って。ところが、この人実に素敵なメロディを書く人なのだ。とにかく繊細で、アメリカ出身の癖にヨーロッパで人気が出るのは、よく分かる。それに、この人噂によれば自殺未遂を難解かしているらしい。とても曲を聴くと、そんな感じがしないんだけれど。とにかく、この人をリスペクトしている人も多く、REMとか絶賛していた。アメリカのインディーズ界では重鎮的存在。のくせに、アルバムでは自分が考えたキャラクターとして、ワッフルマンとか言っているところが好き。バンド形態が好きな人はエジプシャンズと共演している方を、繊細な音を聴きたい方は個人名義の方を聴いてみて下さい。

THE CURE

このバンドくらい日本で評価されていないバンドも珍しい。本当に世界では支持を得ているのに、何故か日本では受けない。日本でのみ誤解の多いバンドであることは確かだ。たしかにロバートスミスも「日本は大嫌いだ」に近い発言してるしねえ、そういえばスティーブマーティン主演の「バックマン家の人々」の中で、娘の部屋にキュアーのポスターが貼ってあってビックリした記憶がある。そういうもんなのねえ。ダイナソーがカヴァーしたり、海外では評価も高いのに・・で、このバンドが凄いのは、アルバムごとに確実に進歩するところである。もちろんロバートスミスのソングライティングの凄さもあるけれど、とにかく音作りの巧さ、アルバム構成の完璧さではイギリスのギターバンドでは群を抜いていると思う。ロンドンでライブを観た時も、当時、マンチェの嵐が吹き荒れていて、1時間くらいのライブが美徳観たいな雰囲気があったけれど、夕に2時間30分以上のお腹一杯のライブをやって、大盛り上がりだった。心底凄いバンドだと思ったもんです。とにかく、その音に触れて欲しい。Voの声が嫌という人もいるでしょう。でもアルバムに耳を傾けている内に、絶対引き込まれて行くと思います。お気に入りは「Wish」かなあ。

P-FUNK

突如のファンク。しかしながら、これは通るべき道だと思います。とにかくライブが凄い。10年くらい前に観たライブでは、ブーツィーもメイシオも、バーニーもいませんでした。それでも、おむつのゲイリーシャイダー兄貴がいて、クリントン総帥がいて、あまりの凄さに帰り道では腰が痛くて歩けなくなりました。(ライブの最中にはボディコンの姉ちゃんが、頭の上で転がるという嬉しいんだか、辛いんだか分からない状況でした)とにかく、20人はいようか、とも思えるメンバーが作り出す音の凄さに圧倒されます。確かに、レコードではライブの100分の1も魅力が伝わって来ないと思います。しかし、1度、そのグルーブ感を感じとれば大丈夫。もう、貴方もおむつ姿のゲイリーシャイダーや、お化けのようなブーツィーの姿に格好良さを感じることでしょう。スタジオ盤としては、個人的に「マゴットブレイン」が、ライブでは名盤の誉れ高い「アースツアー」か、ハリウッドのライブを収めた2枚組のライブ盤が凄いことになってます。

Money Mark

この人は、もっと注目されても良いはずなのに、いまいちパッとしないのは、とても悔しい。ビースティーが、あれだけの存在になり得たのも、冗談抜きで、この人のお陰だし・・・。この人の音楽的センスは、もっともっと評価されても良いはず。かなりソロだと偏屈なのが人気に影響しているのか?一言で言うと偏屈なランディニューマンか、ダニーハザウェイという感じか?音の使い方なんか凄い変。でも、意外にも歌心があったりして、底知れないものを感じる。どちらかというとプロデューサー気質の人かもしれないな。この人は。

岡村靖幸

日本に数多くの天才がいるけれども、これだけ破天荒で、しかも疑う余地のない天才はいないかもしれない。武道館の1階席を指して「にかあいい〜」と絶叫しファンから失笑を買う。「風船おじさんを追悼するんだ!」と言って、巨大な風船を出してきて転ぶ。「俺の子供を生んでくれ〜、ハヴァタイ(Have a time)!!」と唸る。等。ライブでの奇行は絶えない。彼のライブの魅力に笑えると言うのがあるが、本当に下手なコメディアンより数倍笑える。「武道館は剣道やるとこだぜっ!!」「どうして、そんなにみんなタコ焼きが食べたいんだよ!俺が作ってやるよ!!」等、名言は尽きない。それでも、アコギで「あの娘、僕が〜」のイントロなんかやられた日には、もう涙ぐんでしまう。これこそ音楽のマジックだろう。「ターザンボーイ」「だいすき」等のハードナンバーから、「イケナイコトカイ」「ピーチクリスマス」等のバラードまで音楽のクオリティは高すぎるくらいだ。ライブでしかやらない「靖幸ちゃんだぜ」と叫ぶだけの曲とか、とにかくレコードを出すべきだ。太っている場合じゃないのだ。私は、何度ライブに行っても「あの娘〜」で涙を流したいのだ。あの得も言えぬ瞬間は、岡村にしか作れない。(その内、靖幸ライブ語録、作ります)

FOLDER

偏見はあると思う。沖縄アクターズスクール出身と聞いただけで、出掛けた手を引っ込める人もいるだろう。ヴォーカルの大地君の顔を見て沈思黙考する人もいるだろう。しかし、このグループを侮ってはいけない。天才的作曲家チームをバックにしたジャクソン5があったように、カーティスメイフィールドが裏方にいた5ステアーステップスがあったように、このFOLDERは日本でも数少ない優れたソウル少年が歌い上げているのだから。大地君の声、歌唱力を侮ってはいけない。その声が無性に聞きたくなってFOLDERのCDを何度手に取ったことか。この天才的ソウルシンガーを偏見で埋もれさせてはいけないと思う。もう、クラブDJ等は、その才能に惚れ込みリミックス等を手がけているけれども(ダブマスターX等)もっともっと日の当たる場所へ送り出すのが音楽愛好家の使命ではないかとさえ思ってます。作曲はスマップなどで、素敵なソングライティングを手掛けている小森田実。マジで良いですよ、これは。

The Roosterz

このバンドについて語るなら、僕は多くの時間を費やしたい。余りにも早すぎた伝説的バンド。そして、余りにも不器用な音楽活動をしたバンドとしてだ。このバンドを語る上で、きっと多くの人が書くのは大江慎也、池畑潤二、井上富雄が在籍した初期The Roosterzだと思う。しかし、僕が語りたいのは、一人残され信頼すべきギタリスト下山淳と孤高の活動をした、後期The Roosterz。いわゆる花田The Roosterz時代である。大江が発狂し、池畑も井上も脱退したThe Roosterz。それは多くの頭の堅いThe Roosterzファンにとっては活動を汚すものとしか捉えられなかったかもしれない。しかし、花田は敢えて伝説に食ってかかるようにThe Roosterzで活動をした。ファンは減っていった。恐らく花田にとっては屈辱に似た感情さえあっただろう。しかし、花田は独特のポップセンスで新しいThe Roosterzを作り上げた。当時ファンだった僕でも「別の名前でやればいいのに」と思った位だったのにだ。そして、穴井仁吉、三原重夫という初期The Roosterzにも負けないリズム隊と傑作「Four Pieces」を作って、突然の解散をするのだ。再び頂点に手をかけた瞬間、その手を放したのだ。解散ライブで、後期The Roosterzの底力を見せて、幕が降り、第一部が終了した。大江、池畑、井上の登場を望むコールが起こり会場が騒然となった。そして、その幕がゆっくり上がった瞬間、ステージの中央には大江の為のマイクスタンドが立っていたが、そこには大江の姿はなく、そこには花田The Roosterzが決然と立っていた。その瞬間の会場の失望。しかし、その演奏のクオリティの高さ。そして、唖然とした観客に向かって花田は冷徹な笑みを浮かべていたのだ。その花田の姿勢。その姿に総毛立った僕にとって花田The Roosterzは忘れられないバンドに、その瞬間なったのだ。

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