ありがたくって、もう言葉もありませんが、不破大輔さんにメールで質問する機会に恵まれました。(ああ、恐縮です)渋さ知らズの世界を、より理解してもらう為に、様々な質問をぶつけてみようと、おこがましくお願いしてみると、実に丁寧なご返事を頂き(いい人だあ、感動)、このページが出来上がっています。
とにかく、渋さの雑食性を、より深く味わうために様々な質問をしていきます。渋さワールドを知るための、良い材料になるのでは?と思います。渋さの、あの混沌とした、なのに不思議な統合性を感じる音楽が出来上がった過程には、どんなルーツがあるのか?それが知りたくて、私自身の興味主動に出来ているページです。よろしくお願いします。
1.好きなアルバムは?
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興味深いのは、ビートルズの選曲です。意外とメロディアスな曲が好きなのだな、と意外な感じ。「校庭」などの曲のアレンジとかは、アルバートアイラーの影響にあるのは確かなんだろうけど、こういったビートルズのセレクションからも、その片鱗が伺える。また、クリムゾンが多く出てくるのも興味深い。確かに「クリムゾンキングの宮殿」の混沌とした音楽性は共通性があるかも。「21世紀の精神異常者ミラーズ」と「エピタフ」を混ぜると、渋さっぽいものが出てきそうです。
ローランドカーク、アルバートアイラーは頷けるところ。しかし、チャールズミンガスが出てこなかったのは、個人的には意外。絶対に好きだと思うんだけれど。どうなんだろう?
ジャズ畑以外では、スライ、P・ファンク、パーラメントは、当然と言う気がする。それより、ザッパが無いのは、意外とファンなら不思議な所ではないでしょうか?大体、渋さと比較されて出てくるアーティストと言えば、ザッパ、サン・ラ、P・ファンク辺りだから。個人的にはフェラクティなども入るでしょうか。
余り分析をするのもどうか、と思います。それより、不破さんが挙げている音楽に耳を傾ける機会になれば、新しい音楽との出会いがあれば良いなあ、と思います。僕も幾つか聞いてみようと思っています。出てないアーティストでも好きなのはいっぱいあるだろうし。しかし、南さおりと言うのは時代を感じずにはいられない。(ちなみに不破さんの女の子の好みは、ぽっちゃり系の可愛らしい人だと思います。凄く分かりやすい。で、結構、僕もそうです。)
番外編>無人島に持って行くなら、どのアルバムを持っていきますか?
どう考えても音楽はつながっていて時代も地域も、これはというと自分に嘘ついてしまいそうでわからなくなります。聞いたことある音全部影響受けているし,あり方も良いも悪いもつうか俺もその流れの中の一部だと思う。ジャズやロック(だけじゃないよ)聞いて俺にもできる,俺もやりたい、俺ならこうする,いろんな人と演奏を楽しみたい,でやってきたのですが、俺等を聞いてやはり同じように行動する人がでてきたらこれ幸いです(別に音楽にかぎらんです,み〜んな自分の仕事で)。
そんなの大変な事ですが(野望ですね)みんな好きな事やれば宜しいはずです。まあ俺が言っても説得力はないが。で,無人島にもって行きたいレコードはありません。
凄く不破さんらしいコメントだと思いました。「聞いたことある音全部影響受けているし」という台詞は、正しく渋さのリーダーらしい答えだと思います。そう、全ての音や旋律がガンボされて渋さの音が出来上がっている。正に、それを裏付ける答えだと思います。私は、凄く感動しました。
2.去年のヨーロッパツアー(大好評で「アエラ」でも記事が掲載された)でのヨーロッパの反応と、不破さんが感じた事を教えて下さい。
フェダインの時もそうだったのだけど 創造的反応というか 、ステージ、ライブはバンドの発表会ではないという事(あたりまえだ) (俺は、さとしさんの文を読んで感動したのですが、あの事のコール&レスポンスです) というか発表会にはさせないぞという意志を感じます 。間口が広いという事もありますが客席から力を感じます。
うん期待感をもたれる、というより 「な〜にやるくさ見ちゃるけんほれやってみー 、おもろいやんか 、ならもっといかしちゃるけんやってみーほれほれ 」という具合に乗せられ乗られ 、と更に客席とステージの壁がなくなるというか、はなから感じさせないというか、当然その日時間のライブをつくるのは観客も当然参加とゆうより加担しているわけで、強い味方が山ほどいる感じです。高見の見物では決してない感じ。
本当のところはわからないのですが、でも俺等けっこう特殊らしく、あちこちで言われた事
1.おまえら何処からきた?>日本から
そーか、で何人だ>だから日本人だ
日本人嘘だろう。日本人もいるだろうがコリアンも印度もターキッシュも、モンゴルも(やけにくわしい)ベトコンもラテンもチャイニーズもみんないるじゃんか
2.アメリカ人の観光客の変なやつ等
おれっちの国にもこーんなクレイジーなバンドねーだよ
3.おまえ等バンドでもオーケストラでもないな部族だろう
4.本当に日本人か、おおきな顔しやがって(別に敵対的態度ではない)
5.こんなショー、やれてよかった(メールス.アムス、クラーゲン.チューリッヒ リュブリアナのプロデューサー)
「ウイーンの女主催者(内橋.大友.植村.芳垣なんかをコーディネイトしている日本びいきのインプロ好き)は、結局残りの4日間、旅についてきた。ウィーンでは渋さはやらずセッション,カルテットだけだったせいもあるが,残りはお休みだった。」
6.こんなリラックスしている日本のバンドは見たことない
7.グレイト
こーゆうのがだいたいで、あと新聞に子供の遊びとか幼稚とかいくつか書かれていたみたいです。こうゆう評判もあった。
とにかく?客の力は偉大です。悪いものは悪くなり、イイ物も悪くなる恐ろしさをはらんでいると思う。逆にここまでできるのかっという時を、ヨーロッパの客はくれます。
でもヨーロッパの客がほめ殺しかと言えば、そんな事なく強烈なブーイングの嵐をあびせられる出演者もままありましたし、フェスだとあわないバンドだと続々会場から客が出ていきます。その基準はなんでしょうかね。片山さんが、たまにヨーロッパに来ると安心する反応があるから。というような事を言ってました。母国で演奏しているとむなしくなる事がたまにあります。自分の演奏能力,ビジョンがまだまだダメなのだと人に伝わる何かがないのだ,とふててしまいますが、好きで遊んでいるわけで、これからこれからと、思っています。
3.ツアーが渋さに与えた変化みたいなものがあれば教えて下さい。
皆少し強くなった気がします。世界とつながっている実感がもてたと思う。あと、幾人かの音楽家は自分の音楽と渋さでのありかたを見て、な〜んでこんなもん受けるのだろう,と感じている人もいるみたい。まあだいたいは,渋さは好きでやっているんだ俺が私が、てな事ですが。ギャラがいいとか新しい事やっているとかゆう訳ではないので。
ほとんど全文掲載で載せました。手を入れるなんておこがましくて。と言うより、この文章に、凄く不破さんの人柄が現れているような気がしたのです。攻撃的だったり、ひどく感傷的だったり、渋さの音は千差万別です。で、その二つは、コインの裏表であって、僕には、とても心地良いのです。
「讃歌」と言う言葉があります。
讃える歌。と言うのでしょうか?僕は、いつも、そういう歌を探しているのだと思うのです。自分を讃えてくれる歌であり、アーティスト自らを讃える歌。(もちろん受け手がアーティストを讃えられる歌)そんな歌を探して、日々レコードをバカみたいに買っているような気がするのです。そして、そういう音楽に出会う度に、元気になって、そして、又、そういう歌を、懲りずに、探しているのだと思います。
渋さのライブを初めて見た時、僕は涙が出てきて困りました。それは、ステージ上の演奏者達の姿が余りにも美しかったこと、確かに理想的な集団が、理想的な音楽を奏でる奇跡的なまでに美しい瞬間がありました。そして、それと同時に、自分が讃えられているような、元気づけられるような気がしたのです。
正に渋さの音楽は、僕にとっての「讃歌」なのです。
そして、このページを読んだ人にとっても、渋さ知らズの音楽が「讃歌」であればいいな、と思っています。
ではでは。又。
不破さんとの対話、その2です。渋さ知らズという集団の底流に流れるモノ、ダンドリスト不破大輔さんの目指しているモノ。そういうものから、より渋さ知らズを理解出来るページを目指して開設された、このページも第2回を迎えました。今後は、以下に書かれた不破さんの返答に私の意見などと、不破さんの親切な解答とを交えた、対話形式になると思います。まあ、私の意見など聞きたくない、と言う方もいらっしゃるかもしれませんが・・・・。新たに変わって行くと思いますが、それも楽しみに思っていただけたらと思います。
では、お楽しみ下さい
1.渋さを始めるときに、どういう集団にしたかったのでしょうか?
こんなに続くとは思わずこんな事になるとも思ってなかったので集団としての方針はありませんでした。ただヒントというかこんな事ではないかと感じていた事、渋さの発足は、発見の会という超貧弱小アングラ劇団の劇伴がきっかけなのですが、その劇団の唯一の要領?みたいなものがあってそれは、「自由なる組織が自由なる表現を生み出す」という唯一の仮説をたよりに、「お互いを神として敬愛し、自らも神として自在にふるまう、芸能の起源」を動力とする。こんな有りようには影響をうけていると思います。
これは、とても面白い意見だと思います。渋さが劇団の音楽の為に作られたプロジェクト的な集団だった、というのは面白い事実。僕的には納得でしたが。渋さの音楽は、凄くイメージの湧きやすい音楽だと感じてました。特に「本多工務店のテーマ」「犬姫」等。曲から湧いてくるイメージは、それぞれ違うとは思いますが、僕は聴いていると凄く湧いて来るんです。これは、劇団の音楽と言う、サントラ的な曲作りから来ているのかもしれないな、と思います。
2.不破さんなりの渋さ知らズというバンドの理想像。今の形は、もちろん満足していると思いますが、今後、どうして行きたいか?
1に書いた要領がある部分有効であるならば、こりゃ永久革命のよーなものです。いつも増殖しては収縮しの繰り返しですが、なんせ基本的に参加したいというう人は全て受け入れる方針なのでダメになったりゴチャゴチャになったり爆発したりの連続です。マンネリを目指しているんですが。
この事については、もっともっと詳しく聞いていこうと思います。渋さの根底にある「自由であること」は理想であると共に、凄く大変な事なんだろう、と言うのは想像に難くない。そのゴチャゴチャも爆発も、ライブの中では突如出てくる事があったような気がします。(もちろん私が見ている限りで)それを含めて渋さでもあるし、それが渋さのネックになっている部分もあるんじゃないか、と思います。この部分は、徐々に浮き彫りにできたらなあ、と思います。
好きなレコード追加分
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リトルフィート「ラストレコーディングアルバム」 |
トッドラングレンの〜魔法使い |
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ユートピア「ファースト」 |
ルーリード「ベルリン」 |
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コーマス「セカンドアルバム」 |
スティーブヒレッジ「魚の出てくる日」「L」 |
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フランクザッパは10年目のマザース,までは聞きました |
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チャールズミンガス「ファイブミンガス」 |
「道化師」 |
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「カーネギーホール」(カークの勇姿を見よだね) |
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「クンビアジャズフュージョン」 |
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「直立猿人」 |
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ソフトマシーン「収束」 |
ドンチェリーこの人は素敵です |
3.ところで、このビデオは今後、何処で手に入りますか?一緒に行った友人が売り切れで手に入れられませんでした。今後の入手経路を教えて下さい。お願いします。
メールで注文して下さればお送りします。ホームページでも受け付けるし、地底レコードでも今後リリースする予定です(音質少し上げてジャケも印刷。値段ちょつと高く)
詳細については、おいおいに、ですが、ピットインで発売されたものより音質も上がるということは2度買いしなければならない人続出でしょう。やっぱりねえ。「くっそー、はめられた!!!」と言っている貴方。既に家にいながら渋さを見れる幸福を、いち早く享受できた幸せを、今の内に満喫する事です。
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