
Green Dayの記念すべき第1作目。初期に発売されたSlappy Hoursと
1039/Smooth Outという2枚のアルバムが後になって1枚になって再発された。
このときのドラマーがまだTreじゃなかったため、グルーヴ感に欠けるが
哀愁を漂わせるポップなメロディとパワーの片鱗をしっかり感じ取ること
ができる。個人的なお気に入りは1.3.4.6.7.11.15.
KnowledgeやPaper Lanterns,Going To Pasaslaquaは今でもライヴで
演奏される。

Lookoutからの第2段アルバムはすばらしい出来だ。頭の3曲は
ものすごいテンションで駆け抜け、絶妙のタイミングで超名曲
Christie Roadのノスタルジックな世界へと展開していく。
ほかにも
Treがヴォーカルをとるカントリー風のDominated Love Slaveや、The Who
のカヴァーのMy Generationなど、見所に事欠かない。
最後の4曲は
Green Dayの前身バンドのSweet Childrenの曲が収録されている。
1.3.4.7はライヴでの常連曲。でも8.10.12もいい曲なのだ。

通算3枚目、メジャー初作品となったこのアルバム。1100万枚の
セールスを記録したがために”世界で最も売れたパンクアルバム”
というフレーズが先行している感があるが、内容もそれに
匹敵するぐらい凄い。4枚のカットシングルはもちろん、全ての曲がいい。Longviewで歌われた
輝かない毎日が引き起こす苛立ちやフラストレーションと哀愁に満ち溢れたメロディによって彼らは
グランジの遺恨やカート事件がもたらしたネガティヴィズムに満ちた空気を
切り裂き、もう一度上を向いてみよう、もう一度笑ってみようという気にさせてくれた。
メロコアの先駆け。お気に入りの曲は数知れず。Dookieは歴史の中で出発点として位置付けられた。

あまりにも性急に、やけっぱちにたたきつけられたメジャー2枚目となるアルバムは困惑を感じさせた。
Dookieのブレイクによる状況の激変、それによる反動、前のアルバムリリースからわずか約1年という
事実が産み落としたこのサウンドは恣意的な無謀とも言えるスピードや暴力性、閉塞感に満ちている。
これは彼らの人生の中の大きな出来事としての書き残しておくべき感情をたたきつけた困惑の表れなのに、
どうして彼らはステージ上でこのアルバムの歌を演奏するときにあんなにすっきりした表情で、
あんなにユーモラスなアクションで演奏できるのだろう。
こんなネガティヴなフィーリングがもたらした名曲は少なくない。4.5.7.9.10.11.12.14、Brain Stewは
フラストレーションがはじめて具体的に音に現れたこのアルバムの代表曲。
精神的、肉体的疲労を理由とするワールドツアーのキャンセル、1年間の休暇、
これらのたどり着いた行き先は、音楽的成長によって成し遂げられた大きな一歩だった。
約2年ぶりとなるメジャー3枚目のNimrodは、Green Day第2章を、ひとつ踏み込んだ扉の向こうの
世界を高らかに宣言するものとなった。
これまでの高速パンクナンバーに加えて、幅広い音楽要素を取り入れて最後まで楽しめて聞けるアルバム。
世の中がメロコアブームで盛り上がっているさなかのこのアルバムの発表、案の定パンクコミュニティ
からはバッシングを受け、オルタナ終焉の向かい風を真っ向から受けたのか売上もあまり芳しくないのだが、
このアルバムによって彼らは前に進むことができた、偉大な1枚だという事実は覆されることはない。