『永遠に続く苦悩』は、拷問にあっている者が、泣き叫ぶ権利を持っているのと同じ程度には、
自己を表現する権利を持っている。--------テオドール・アドルノ
語られた映画とは、実は映画の記憶のことでしかない。指し示すことはおろか、引用すらできず、
語ろうとする時には提示することも不可能で、しかも他者との共時的体験すらない個的な経験。
それが映画を見るという行為の実相だ。------------『トーキング・ヘッド』
(1992年 押井 守 監督)
オレの言っていることは、全て嘘だ。マジだぜ。
落下する夢を見ていた。右手の人差し指と中指には、4センチの灰がつながったまま
の煙草が挟まれていて、それは目を覚ました衝撃で落ちた。椅子に座ったまま、首を垂
れて眠っていた俺は、夢の続きのように、それを眺める。灰は床にぶつかったときに、
ものすごい音をたてたように思えた。静かだ。眠りに就いたときと同じように。テーブル
の上の飲みかけの缶ビールは、すっかり気が抜けてしまっていた。(つづく)
D E C
E I V E R
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03. 28. 1999. Uzusio.
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