第10回オフ会

(私は、R.D.V.は何処へ行くのだろう)
2001年1月21日に行なわれました
R.D.V.のオフ会です。
心を支配する漠然とした不安。
私は今何をなすべきなのでしょう。
勿論作成者は私harima@R.D.V.神奈川支部長です。
 
 
 
 
<<<序幕前 : 心に潜む闇>>>
 PCの電源を落とし部屋の灯りを消す。
暗闇の中、私はもう一つの闇を思う。
私の心の中の闇。
 
 きっかけは何だったのだろう?
それは既にこのHPを始めた時から始まっていたのかもしれない。
 
 私の心の中の闇、
それは
”このHPとR.D.V.の関係”
だった。
 
 私は最近気付いた。
いや、実際は前から気付いていたのに、自分で意識するのが怖かっただけかもしれない。
HPは存在している。
細々とながらも続いている。
そしてそこに表われた異変。
R.D.V.の支部長の姿が見えない。
 
 ”来る人もいるし、R.D.V.じゃなくったって書き込みがあるじゃないか。
何を気にしている?”
そう思う人はいると思う。
そう、全くそう。
でも私は、R.D.V.のメンバーに一つの思いを抱いていたから。
 
 それは、
”何かあったらそこにいてくれる”
そんな思い。
だから私は、R.D.V.の中の一人として、
たまたまHPを運営している、
そんなつもりだった。
 
 でも現実はどうだろう?
確かに人は来る。
書き込みもあり、見に来てくれる人がいるのがひしひしと伝わってくる。
でも、私の前からはR.D.V.が消えてしまったように思う。
 
 ”何でそんなにR.D.V.にこだわる?”
そんな質問が聞こえてきそう。
 
 それは私がここを作る原動力だったから。
 
 あれは今から2年ほど前、
沙羅さんをどうにか応援したいと有志が思った時に始まった。
「じゃあ私がHPを作りますよ」
既に少しHPを作っていた私はそこで宣言した。
今になって思う、
私でなく鋼鉄の、そしてもっと前進する意志のある支部長がHPを作っていたら、と。
”でもそうしたら、私はそこの掲示板への書き込みでそのうち除外されて、もっと早く
 消えたかもな”と苦笑い。
 
 私の持っていた本当の夢。
それは各支部長が皆沙羅さんのHPを作る事。
自分の切り口から沙羅さんを語る事。
そして各HPをリンクして、相互訪問しあいどんどん沙羅さんの魅力を見つける事。
そんな支部長のやり取りに誘われて色々な人が見に来て、
支部長になったり沙羅さんのHPを作ったり、
勿論沙羅さんのファンとして行動する事。
 
 でも私のHPが沙羅さんの情報を載せれば載せるほど、
”ここを見ていれば大丈夫”
そう思って皆が受け手に回ってしまった気がする。
 
 私は皆がいる、そう思いたかった。
でも皆は、何処にいる?
 
 1999年12月、沙羅さんの公式HPが立ち上がる。
その美しさに愕然とする。
私には絶対作りえなタイプの、HP。
 
 そうなんだよ。
沙羅さんが作らなかったとしても、
もし他の人がHPを作っていたら私と全然違うタイプのHPが存在するんだよ。
 
 私のHPって、何?
 
 それを問い掛けたい時、
長い間R.D.V.の各支部長に会っていないのに気付いた。
 
 元来、R.D.V.の中には約束事は2つしかない。
その中に”HPの運営”なんて、何も入っていない。
”各支部長はHPを見ないといけない”なんて項目、勿論無い。
だから私がどう思おうが、それは私一人の思い込み。
それは痛いほど分かっている。
それでも...。
 
 この1月、
行かなかったミュージカルに思いを馳せる。
行こうかどうしようかずっと悩みながら結局行く事の無かったミュージカル。
そこで何人かの人に会い、色々話をし、色々語り合った時があった。
 
 でも全てが夢と消えてしまった気がする。
 
 人の輪に溶け込めない、何時もの私がいる。
 
 ”支部長ばかりに目を向けると、書き込みに来ている人に失礼だぞ”
そんな声が聞こえる。
それはやはり私が人と話したいからなんだと思う。
人が苦手なのに、人目を気にするのに、生の声で。
相手の瞳を見ながら、意志を通わせ沙羅さんついて”語り合う”。
 
 世界中の人と話せるインターネットは素敵だが、
皆が”夢”を書き込んでくれる掲示板は大好きだが、
私の心の中の一部には、アナクロな”Face to Face”を望むところがある。
 
 書き込みをしてくれる人、ごめんなさい。
でも私もたまには、目の前の人とライブで沙羅さんの話がしたい。
 
 それがR.D.V.だと思っていた。
 
 
<<<序幕 : ミュージカル、始まる>>>
 1月18日、ミュージカル”魔法使いサリー”が始まる。
早速”見に行きたい”という支部長の書き込みがある。
でも、それで終わり。
他の支部長の意向が全くつかめない。
皆、ミュージカルは行くのだろうか?
土日は一度だけ、その時に行けば誰かに会えるのだろうか?
 
 R.D.V.の機能とは?
 
 それにしてもR.D.V.の支部長の書き込みを見る度に心が痛む。
ここに書き込みしても何が始まるわけでもない。
何かが得られるわけでもない。
それでも書き込みをしてくれる支部長がいる。
訪れてくれる人がいる。
 
 私はその人達に、何が出来るのだろうか。
 
 
<<<第1幕 : オフ会、かな>>>
 21日日曜日、晴天。
20日土曜日の大雪が嘘のような晴天。
私は池袋に向かう。
 
 前日、ソワレ(夜の部)で一人の支部長に会う。
「明日の昼の部を見たら帰ります」
「明日は支部長が来ますね」
「他の支部長が来ている筈なんですがね」
そんな話を思い出す。
 
 13時50分に会場に滑り込む。
彼の席は知っている(実はスターキャストさんで予約するとどの回でも同じ席なのです)。
私の隣の隣。
そして私の隣は...。
「お」
笑顔がこちらを見る。
もう一人の支部長がいる。
 
 と言うわけで我々三人は並んで沙羅さんを見る事が出来る。
 
 16時50分に、ミュージカルが終わる。
沙羅さんの思い出を話しながら、
「食事にでも行きますか?」
「そうですね」
駅前のデパートに向かう。
「昨日来たんですけど一人で入れなくてねえ」
そんな話をしながら店を探す。
 
 店に入り食事をしながらよもやま話をする。
「沙羅さんの声、聞こえていましたよね」
とか、
「唄っていましたねえ」
とか。
 
 私が、
「演技、上手くなったよね」
と言うと、
「前からあれくらい出来ましたよ」
と返される。
 
 「TOMOKO、見つからないですねえ」
「結局見ていない?」
「そうなんですよ、だから見たいんですけど」
「レンタルだから置いてあるところを探すしかないですよ」
「そうですねえ」
 
 この二人はR.D.V.の創世記からR.D.V.を支えていた人。
二人にぽつりと漏らす。
「HPをどうしようかと思っているんですよね」
「無理にどうこうしなくても」
「そうですよねえ」
 
 二人に
「私の所見ています?」
とは聞けなかった。
いや、聞いたかもしれない。
でも答は忘れてしまった。
 
 彼らといる時、
私は懐かしい時間に戻っていた。
 
 
<<<第2幕 : ソワレ(夜の部)での出来事>>>
 先に帰る支部長と池袋駅で別れ、もう一人の支部長とソワレ(夜の部)を見るために
劇場に戻る。
開場迄はまだ時間があるので入り口の外で誰かが来ないか見ている。
「お」
一人の支部長が来る。
挨拶し合う。
最近の思い出話などをする。
 
 中に入る。
「座るには早いから暫くロビーにいますか」
とロビーで三人で雑談をする。
 
 ふと少し離れたところを歩く人影が見える。
もう一人の支部長。
てっきりこの日は別の舞台を見に行っていると思ったので、嬉しい誤算。
傍らの支部長に、
「もう一人支部長を見つけました」
「お」
 
 開演の時間が近付く。
我々は席へ向かう。
三人は近くに、
そしてそっと振り返ると、後ろの方に支部長が見える。
 
 そこには集うR.D.V.がいる。
 
 ソワレが終わる。
初めて見た支部長も、何度か見た支部長も、アンケート用紙に記入し入り口に向かう。
目の前を支部長が歩いている。
「今晩は」
「あ、今晩は」
「感想は?」
「沙羅ちゃん、又細くなったんじゃありません?」
「ねえ。うーん、着痩せじゃない?」
 
 4人で池袋駅に向かう。
「TOMOKO、見られました?」
とか、
「あーあ、誰か大阪、行く人いないのかな」
とか言いながら。
 
 駅に着き、電車に乗り、そして目的地が近付く度に
「では、お疲れ様」
と散って行く。
 
 何時もの見慣れた光景。
 
 
<<<終幕 : R.D.V.の羅針盤>>>
 今思い出しても心温まる時間があった。
今回もそれがあった。
それなのにこの寂寥感は何なのだろう。
 
 何と無く分かってきた。
私がR.D.V.に見ていたもの。
私と共に私のHPを見守って欲しい、
それを意識させる人がいて欲しい、
そうだったんじゃないかな。
 
 勿論R.D.V.の人でなくてもそれは可能。
でもR.D.V.の人は最初からの知り合い、
だからいてくれる人がいるのではないかと思った。
 
 ずっとそばに。
 
 ”大丈夫だよ、何時でも誰かはいてくれるよ”
それはそうかもしれない。
でもね、一番ここにいるのが、私なんだ。
 ”自分のHPなのに何故そんな事を悩むの?”
だって私一人だけがここに存在し続けるなんて、耐えられない。
 
 時と共に私以外の訪問者が替わるとしたら、
ずっと居続ける私って、何?
 
 朝が来て目が覚めて、ご飯を食べて仕事をして。
友達と語らい愛しき人と時を過ごし、テレビを見て、本を読んで、電話をして、
インターネットで色々なところを巡って。
 人の行動は千差万別。
そして優先順位もそれぞれ。
その中で私のHPって何番目のなのだろう。
あれだけ訪れてくれた人が来なくなる、それは何なのだろう。
 
 ”まあ何時もの通り少しずつ更新されているから今日は見るだけにしておこう”
それの積み重ね?
そして”見てはいるけれども書き込みはしない”そうなっていくのかな。
 
 ”いやー、書くのがちょっと億劫で”
同じ事が私に起きているとは、思いませんか?
私が不変だと、錯覚していませんか?
 
 孤独、なんだな、と思う。
人のHPに行って書き込みをしない私にそんな事言う資格無いのかもしれないけれども、
自分がここに存在しているのは確か。
人が行き来しているのも事実。
でも自分ほどここで時を過ごしてくれている人がいないと思う。
 
 だから一人で全部やらないといけない気がして、疲れてしまうんだと思う。
”あんたのHPなんだからさ、当たり前じゃないの”
でも、一人でやり続けるって、大変だよ。
誰の束縛も受けないと言うのは楽だけれども、
その分その人の気力が全てという気がする。
 
 たまにふと思う。
公式のHPが誕生した今、私のHPは価値は、と。
私がHPを作り続ける事の価値は、と。
 
 もし孤独感にさいなまされ続けたら、
おのずと結論が見えてくる。
 
 
 

 

 

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