INDEX荒涼園園丁日記
 荒涼園園丁日記

◆2001年5月〜12月の動向◆5月にイタリア美術展に行った後は、フジロック、ウィーン旅行の準備。10月〜12月は仕事が多忙で記載なし。


12月31日(月)
10月を最後に日記を滞らせていましたら、とうとう2001年が終わってしまいます。10月1日に書いた後、まさかSGが解散するとは思っていませんでした。元々、音楽を聞く習慣がなかった私に音楽の楽しさを教えてくれたのが、Darrenの歌声でした。SGに出会ってから4年。ライブ三昧、フェス三昧をするまでに生活が変わりました。SGを通じてたくさんの人と音楽に出会うことができました。これからも素晴らしい音楽に出会えることを祈って、今年の日記をしめくくろうと思います。

10月1日(月)
明日からRADIOHEADの東京公演3days行きます。
なにしろRADIOHEADは、私の初洋楽ライブのバンドですから、いろんな感慨まで持ってしまいます。OK COMPUTERツアーでは、何がなんだか分からなかった、というところがありましたので、今回はおしくらまんじゅうがないことですし、じっくり聞いてみようと思います。

が、しかし、仕事が10,11月は超多忙を極めるので、 レポは書けないかもしれません。 しばらくHPの更新はさらにのんびりになりますが、 仕事をやっているんだなー、商売繁盛(泣笑)だと 思っていてくださいませ。

もちろんSGの情報に関しましては、何かしら動きがあれば こればかりはちゃんと更新します。

9月30日(日)

米国同時多発テロで怒ったり沈んだり、精神的に参っていましたが、やはり音楽や映画を見ているうちに、どうにか気分が落ち着いてきました。「Imagin」を放送禁止にする米放送局、おかしいと思う。

9月に見た映画
「テルミン」「チェブラーシカ」「ブリジット・ジョーンズの日記」
「ブリジット・ジョーンズの日記」でいちばん共感したのは、パーティでちゃんと人を紹介することと、知的な会話をすることの難しさ。あればかりは人ごとじゃないです(ため息)。

奈良美智展@横浜美術館
基本の画材は綿布張りにアクリル絵の具。四角いつぎはぎの下地は方形の布を二重張り。ジェッソの下塗りで方形を作っているのかと思っていたので、軽い驚き。
封筒やチラシの空きスペース、便箋等、紙があればすぐ絵を描いてしまう人らしい。


9月8日(土)

ウィーンから戻ってきて、時差ボケがなかなか治らず、ようやく昨日辺りから体調が復帰。だいたい帰国したその足で職場に行ったり(午後5時過ぎ)、休日出勤をして、ばりばり残業をして、とゆっくり休む暇がなかったのが原因なのだろうなあ。

ウィーンは治安がよくて食事の味付けが日本の洋食に近い感じなので(チェコの食事もそうだったけど)、心配性で外国の食事に躊躇する母親を連れていきたいなあと思いました。

ウィーン旅行の記録はおいおい載せていきます。

去年、ハードカバーで買ったアン・ライスの息子のクリストファー・ライスの「A Density of Souls」が、読むのを後回しにしていたら、読む前に翻訳が角川から出てしまって、うれしいやらがっかりやら。ともかく出版されて1年で翻訳が出るというのは喜ばしいことなんでしょう。

『ぼくたちの終わらない夏』角川書店 BOOK PLUSシリーズ
クリストファー・ライス著  鈴木 玲子訳
税別1000円

ニューオリンズを舞台にした自伝的青春小説。ちょっとミステリがかって面白かったです。ニューオリンズという土地はふつうの現代小説であっても幻想小説めくところがあるのですね。 しかし、邦題と惹句がなんだかなあ(電車で読むためにカバーをつけてもらった)。

フジロックで気に入ったBrian Enoのアルバムを2枚購入。
「ANOTHER GREEN WORLD」を聞いていますが、うーん、いい声だ。こんな声をしていて、インストゥルメンタルに移行してしまうなんてもったいない(と音楽に声を求める私は思う)。人間の声も楽器だと考えないのかなあ。歌うことの面白さを思い出したということでのフジロックのボーカルもよかったし、フジロックのライブ盤が発売されることを希望しています。


8月19日(日)

いよいよ8月22日から29日までウィーンに行きます。でもまだ準備が完了していないので、直前でじたばたしそう。
★しなくてはいけないこと、買い物
・22日締め切りのしごと
・フィルム10本、APSフィルム3本、APS電池
・デジカメ用乾電池単4を4本
・ホテル、保険NO.等控え
・ガイドブック・ブラチスラヴァ分コピー
・ドイツ語会話を6カ国会話帳から切り離す
・行くところを手帳に書き落とす
・服を詰める
・フランクフルト空港の地図をプリントアウトする
・KDDIのテレカ
・年間購読の入金
・計算機の電池交換
・英語辞書


8月13日(月)

ほぼ1ヶ月ぶりの日記というか、レポを掲示板から転記します。

JJ72@渋谷クラブクアトロ(8月6日)

JJ72は3月に初来日公演があって行ったのですが、このときはボーカルのマークの声の調子が悪く、いまひとつの出来でした。でも、アコースティックのとき、歌うのに辛そうでありながら、それでもそのぼろぼろに痛んでいるところが、またいたいけな感じがするという妙な魅力があって、ダメだと切り捨てるには惜しく、次こそはいい声を聞かせてほしいと思っていました。

で、8月6日は、再起復活戦という気持ちで聞きに行ったわけなのですが、これがよかった。ちゃんと歌ってよね、と、親が子どもの発表会を見守っているような気持ちになっているのが、我ながらおかしいのですが。
演奏は、MCなしで続けて約45分というところ。音はRockin On Festival向けなのか、そういう音楽傾向になっているのか重めになっていました。キーボードのサポートが入っていたので、音に彩りがありました。
マークの声は、へんな表現ですが、性悪美少年声というか、この声で甘えられたら、身を滅ぼすと分かっていても、ずるずる引きずられて言いなりになってしまうような魅力があります。地声が裏返ってファルセットになる直前の、子猫がごろごろ喉を鳴らすようなちょっとざらついた声がすごくいい。ファルセットもMUSEのマシュー、RADIOHEADのトム、と並ぶほどいいと思う(互いに似ているといわれる声だけど、それぞれ違う魅力がある)。まだ荒削りなところが、今のマークの魅力です。
せっかくの声の良さが殺されてしまうので、できれば声にエコーをかけすぎないでほしいです。あと、無理な発声はしないでほしい。これは切実な願い。今の歌い方だとつぶれてしまいそうで心配です。

演奏の方は、うまい!という感じまではしないけれど、まあまあ。ドラミングが活かされている部分があるのが、ドラム好きの私としては嬉しいですマークの名前を呼ぶのが男の子、ヒラリーの名前を呼ぶのが女の子、というのが、なんともおもしろいです。ファーガルは、うーん、たぶん長い名前だから呼んでもらえないんでしょう。

完璧に演奏して歌っていれば音楽として優れているというものではなく、音楽の魅力というのは、音の配列の完璧さ以外のところにあるのだと思わせてくれるのが、今回のJJ72だと思いました。



7月16日(月) 
MUSEプレミア・ギグス招待カード

MUSEプレミア・ギグス@ZEPP TOKYO(7月15日)

MUSEのライブはすごくよかったです。 私は昨年の3月のショーケースライブ以来なのですが、あのときも演奏はうまかったのですが、今回はなにやら凄みがありました。 去年はまだみんな細っこくて、マシューなんでギターのほうが大きいじゃん、という感じでしたが。
ここ最近行ったライブのなかでは群を抜いて魅力がありました。 今回は歌と演奏を聞くのが主目的だったので、後ろの一段高いところから聞いていたのですが、この遠いところまでマシューのオーラが感じられました。(前回はギター演奏の指もとを見るために前列に突入して、結局スピーカーのバランスが悪くなって歌の良さを楽しみ損なった)
マシューの存在感、あれは近くだったら、胸が締め付けられてしまうんじゃないでしょうか。 あと、ピアノ演奏も、招待応募はがきのメッセージ欄にピアノが聞きたいと書いたくらい聞きたかったので、すごくうれしかったです。ドラムも力強くてよかった。
マシューが振り向きざまに紙吹雪を散らすというのがあったのですが、これは、もう、様式美ですね。ドラマチックな曲とあっていてとてもよろしい。
全然聞き取りのできない日本語がなんともほのぼのでした。 私の英語もあんななのかもしれません(笑)。 11月に来日公演があるそうです。


7月14日(土)

今朝、新聞を読んで驚いたこと。
英国のドラッグストアの「Boot's」が日本撤退とのこと。オリジナル化粧品の販売が低調だったらしい。

私の趣味というか、関心事はわりあい早いスピードで変化していきます。とはいってもがらりと違う趣味になるというものではなく、関連事をそのままたどっていくというもの。
6月17日にミュージカル『キャバレー』を赤坂ACTシアターで見て、非常な感銘を受けました(そういえば感想をまだ掲載していない)。MC役のジョン・ピーターソンがかなり気に入ったのですが、ロイヤル・バレエ出身の彼がダンサー時代にDURAN DURANの「Wild Boy」のビデオクリップに出演しているということで、DURAN DURANのリマスター『RIO』及びベスト盤を購入。『RIO』にはビデオクリップが3作入っていて、なるほど、これがビデオクリップ全盛といわれている時期の作品のひとつなのかとお勉強をしました(「Wild Boy」のビデオではありませんが)。
DURAN DURANはかつてSGがデビューした頃引き合いに出されていて、別のベスト盤を買って聴いたことがあり、そのときはあまりピンとはこなかったのですが、今回は結構気に入って、3年も経つと耳が変わるものだなあと思いました。

さて、フジロックに行くので、まだ聴くバンドが決まっていない時間帯のバンドのCDをいくつか聴いているうちに、今度はNEW ORDERにはまりました。ボーカルの声質がぴったり私好み。かわいめの高音。声だけ聴いたら10代の男の子、というのがツボ。それと曲が、これはもしやSGの1stアルバムの元曲だったんじゃないか、という雰囲気。SGのルーツはPET SHOP BOYSとNEW ORDERなのかしらん?

明日はMUSEのライブ。招待カードはきっと回収されてしまうからスキャナーで取り込んでおかなくては。 


6月28日(木)

仕事が忙しくてHPの更新が滞りましたが、ようやくSAVAGE GARDENのNewsとDiscographyを更新しました。
あとオーストラリア・ポストに申し込んでいたSGの切手が今日届きました。注文してから約1ケ月経とうとしていたので、問い合わせをしようかと思っていたところでした。英作文をしなくてすんでほっとしました(笑)。
今、SGのライブ盤を聴いているんですけども、ダレン、本当にいい声をしています。「I don't know you anymore」の最後の高音の伸びなんて、もっと伸ばすことができるのを柔らかく止めるところなんて奥ゆかしくていいし、「You can still be free」も無理のない高音で、聴く人を優しく包んでくれるし。
(難点はあれですね、ブリスベン公演なので、バラードでも嬌声が入るところかな。)
さて、明日からまた締め切り仕事が……。 


6月10日(日)

夏は長い旅行ができないとこぼしていましたが、どうにかウィーン8日間の旅を申し込むことができました。休暇前後はしっかり働かなければ。
またもやルックJTBのパーソナルを使います。

ウィーン8日間。8月22日(水)〜8月29日(水)
全日空指定。ホテルBクラス指定(k+kマリア・テレジア)。

そのうち1日は日帰りでスロバキアの首都ブラチスラバに行く予定です。行きは鉄道で、帰りはドナウ川を船で戻ります。 


6月3日(日)

地元の映画館で『リトル・ダンサー』が上映されましたので、母を連れて見に行ってきました。母は「お友達にも招待券を送ったのね」といたくビリーの出世ぶりを喜んでいました。
ところで、お兄ちゃんのエプロンの柄、なにげに変な絵柄だったんですね。似たような絵柄のエプロンがブラックアダーの『Back And Forth』に登場したときは、ミレニアム・ドームの上映会場は爆笑だったんですが、さすがにこういうまじめな映画では気がつきにくいんですね(私も3回目にして気がついた)。

今発売中の雑誌「Ballet」7月号の表紙がアダム・クーパーでインタビュー有り。今後の活動情報が載っているといいのだけど。


6月2日(土)

新井潤美『階級にとりつかれた人びと−英国ミドル・クラスの生活と意見』中公新書

たぶん日本人が外国で(英国で)揶揄されるとすると、この本で書かれているロウアー・ミドルクラス的なところが格好悪いからなんだろう。分不相応のブランド品を買う若い日本人女性なんて、まさにそれなんだろうな。私自身も努力を尊び、勤勉に働くことをよしとするあたりが実にロウアー・ミドルクラス的で、人様のことは言えないが、まあ、その辺の格好の悪さは自覚しているだけいいだろう。そういえば夏目漱石の『こころ』には「向上心のない奴は莫迦だ」とかいうフレーズがあったなあ。ヴィクトリア時代の終わった直後に英国に滞在した漱石だけに、このフレーズが気になる。

それにしても、ミドルクラスにロウアー・ミドル、ミドル・ミドル、アッパー・ミドルというさらなる区分があることは知っていたが、それは職業で区分されているだけだと思っていた。同じ「ミドルクラス」にくくるにも関わらず、ロウアーとアッパーとの間に大きな溝があるというのが、奥深い。

他に気が付いたこと。
「リトル・ダンサー」のビリーのバレエの先生の家はロウアーミドルの典型だったということが、ずばり分かるように書いてある。
それと、『チャタレイ夫人の恋人』の猟場番人のメローズをアッパークラスの精神がワーキングクラスの肉体に宿った理想の男性、と書いてあるが、ビリー・エリオットもまたその理想を具現していることに気がつく。
セイヤーズのピーター卿シリーズで、ピーター卿がハリエットと結婚すると、執事のバンターがかわいそうなことになるとかなんとか、ピーター卿の母親の公爵夫人が気をもんでいたが、若様に仕えている執事は、本来、若様が結婚すると、執事の役割は夫人がすることになり、お役御免になるものらしい。そうか、ピーター卿の妹が刑事と結婚したのもなかなかリベラルな(突飛な)展開だったが、バンターがピーター卿の結婚後も仕えているというのも、すごいことらしい。


5月27日(日)

「週刊アスキー」2001年5.29号に最新ロボットについての記事があった。興味深いのは、英国Shadow Robot CompanyのロボットShadow Walkerのボディが軽量化とコスト削減のため木製だということ。『チキン・ラン』や『ウォレスとグルミット』でハンドメイドぽい機械やロボットが登場するが、このShadow Walkerの風合いととても似ている。ロンドン地下鉄にはなぜか未だ木製のエスカレータが残されているが、木製は時代遅れという意識はなく、ひとつの素材の個性と捉えているのかもしれない。


5月26日(土)

RADIOHEADの横浜アリーナ公演チケットが届く。アリーナのD4列。うーむ。いい席なのかどうかいまひとつ判断できない。良くもなく、悪くもなく……。OASISのときはスタンド席もステージ横だったからそれよりはずっといい。即時完売のチケットなので、手に入っただけでもよかったとも思う。武道館はどこの席が割り当てられるのかなあ。
 
フジロックに出演するということでMOGWAIを初めて聴いているところ。もしかして結構好みかもしれない。

母がデパートのばら展を見に行っておみやげにばらのジャムを買ってきた。薔薇だね、薔薇だね、とよく分からない会話をしながらなめて、紅茶に入れて楽しんだ。平塚のバッハマンの製品。平塚市はばら栽培が盛んなのだ。ちなみに市の花もばら(横浜市も)。ばらのサブレも香ばしくていい。


5月23日(水)

高校の校友会報が届く。私が在籍していた頃は、ひとクラス当たりの人数が男子が女子より10人ほど多かったのだが、今は女子の方が多いらしい。いつから逆転するようになったんだろう。
私が在籍している頃から女子の生徒会長、各種委員長がいたが、今はこの人数からすると確実に女子が委員を独占しているような気がする(男子はなぜか役員をやりたがらない)。願わくば、彼女たちが社会に出たとき、学生時代と同じように活躍出来る場があってほしいと思う。


5月22日(火)

アン・ライスのバイオグラフィ番組がスカイパーフェクTV、CATVで放送されるとのこと。
東北新社製作「ヒストリーチャンネル」(370チャンネル)
7月10日が初回で、その後一週間の間にリピート放送。


5月16日(水)

XTCデジタルリマスター紙ジャケ後期発売分を購入。他にRADIOHEAD、フジロック出演バンドのアルバム、OLEG RYABETS「SOPRANIST」。彼が出演している「三人姉妹」のアルバムをようやく仏蘭西アマゾンで見つけた。


5月15日(火)

ローラ・アシュレイでローズピンクのスーツを購入。 4枚はぎのスカートは珍しくミディ丈。ローラ・アシュレイといえば引きずるようなロングか、膝丈のミニのどちらかと印象があって、この丈は初めて見たかもしれない。ジャケットは七分袖でウエストにリボンがついている。このリボンがスカートのベルトにもついていて、めっぽうかわいい。ここ近年、地味な小花模様が多かったが、久しぶりにワンピースは明るめの花柄が増えて、お店を覗くのが楽しい。服の色柄が景気を反映しているとしたら、このまま明るい方向に向かってくれればいいのだけど。

新しいマウスを買って、入力が好調。いつの間にかマウスの世界はWin98は少数派になって、かつ光で動くとか、ボールがないとか、高機能(?)になって価格が高くなっていた。まったくもってパソコン用品は回転が早い。それを考えると、未だ10年前のオアシスが使われている今の職場っていったい…。たぶんこれがワープロの完成形で使用に不便がないのだろう。ものを大切に使うというのは必要に迫られれば(新しい機械を覚える時間がないとか)、案外簡単にできるものかもしれない。でもPCと互換がないのは仕事をする上で不便だなあ。


5月13日(日)

映画『ツィゴイネルワイゼン』がニュープリントで上映中である。 この作品はは15年くらい前にTVで放送されたのを見たきりで、舞台になった鎌倉の西洋館はどこを使ったのかずっと気になっていた。大学生のとき、たまたま長野県の信州新町に鎌倉市から移築された有島生馬記念館に行って、どうもこの建物を『ツィゴイネルワイゼン』で見たような気がしたものの、確証が持てず、10年以上不明でいたのだ。 それがMOVIESPOTTINGのみいちゃんに確かに有生馬邸が使われたこと、さらに映画で使われたミルクホールがまだ鎌倉にあることを教えてもらい、長年の謎に終止符を打った。 探偵小説で、事件から20年後に謎が解かれるような、そんな感じがした。

備忘録:ロシアの男性ソプラノ歌手オレグ・リャーベツのビクターの紹介ページ。



5月10日(水)

なぜかHP作成ソフトが動かない。日記のようなシンプルなタグ打ちはできるので日記だけは更新。マウスも動きが悪いし、ちょっと面倒だ。

さっそくJTBに行ってベトナム旅行のパンフレットをもらって来た。7,8月は雨期でスコールがあるとのこと。外務省の海外安全情報を確認すると、危険度1がついている。アジアが観光旅行で人気だから、それなりに安全だと思っていたらそうでもないらしい。どうも自分で気を付けて自分の安全を確保できるものではなく、降りかかってくる災難も多そうだ。基本的に人間が生活しているところだから、とんでもなくひどいところだとは思わないが(だから観光客も多い)、自分の自己管理能力からすると、ひとりで歩き回るのは自信が持てない。というわけであっけなくベトナム旅行は見送ることにする。植民地時代の建築を見たかったんだけどね。

とすると、なんとか8日間の休みを取ってウィーンか、6日間で様子の分かっているロンドンに行こうかなあ。実は4回もロンドンに行っているにも関わらず、大英博物館も、テイトギャラリーもハロッズも行っていないのだ。「まだ行っていない観光名所に行く」というテーマにしようかなあ。

来月ミュージカル『キャバレー』を見に行くので予習にイシャウッドの『さらばベルリン』を書店に注文。いつの間にか有隣堂が注文票を手書きではなくコンピュータ入力に変更していた。



5月9日(火)

「Casa BRUTUS」6月号はイタリア特集。イタリアに行ったとき、1泊しかせずほぼ通過状態だった心残りの都市トリノが紹介されていた。やっぱり大きな都市は3泊はしないと満足できないなあ。
今年の夏の旅行はウィーンも難しそうだ。連続休暇は6日くらいと見込んでいるので、ベトナムあたりに路線変更するかもしれない。

それはそうと、ブラッド・ピット撮影の建築写真が紹介されていて驚く。ペヨトル工房あたりが出版しそうな雰囲気のある写真。南カルフォルニア大学の教授 Randell L. Makinsonの建築写真集『Greene&Greene The Blacker House』(Gibbs Smith $49.95)にフォトエッセイが収録されているそうだ。



5月2日(火)

昨日5月1日は東京に1泊して映画4作「グリーン・フィンガース」「チキン・ラン」「シーズン・チケット」、「アードマン・コレクション」と美術展2つを見た。(これだけ見ればホテル代の元を取ったと考えるあたりが庶民)

イタリアルネサンス 宮廷と都市の文化展 @国立西洋美術館9時半〜

大混雑。入場規制にあわなかっただけよかったかもしれない。
気に入った・気になった作品は次のとおり。

マザッチョ「聖母子(「くすぐりの聖母」)」
端正に描かれている聖母子像なのだが、マリアの指がイエスの顎のあたりをくすぐっていて、イエスが赤ん坊のなんともいえない笑顔をこぼしているのがとても愛らしい。マリアの腕をつかむ小さい指の力の入り具合も、赤ん坊の愛らしさをよく知って描いているなあと思う。ロココのキューピットのように最初から可愛いものとして赤ん坊の姿を描いているのではなく、静謐さを伴う様式に沿って描くべきところを、画家の母と赤子という対象への愛情がにじみ出てしまったという感じがする。

ボッティチェッリ「受胎告知」
これまでマリアは胸を押さえているのだと思っていたら、彼女の腕の形は赤ん坊を抱く形だったことに気が付いた。

ヤコボ・デル・セッライオ「時の凱旋」
地面に散らばる建築、紙の断片は、あらゆる人間の所業にふりかかる時による破壊の象徴。

写本類
たぶん今回の展示の中でいちばん人だかりになっていたもの。これまでイタリアや英国の美術館で写本は見てきたが、もしかするとこれまで見たもののなかでいちばん美しいかもしれない。金箔遣いが素晴らしい。

ピサネッロ「女性の頭部」
雑誌「MOE」のイラストコンテストにありそうな絵柄。牧野鈴子風。

アントネッロ・ダ・メッシーナ? 「聖セバスティアヌス」
痛そうでないし、腕がくくられた木の枝の位置がちょうどよすぎないか、とどうでもいいつっこみを入れたくなる絵(笑)。

ベルナルディーノ・リチーニオ「親族の肖像画をともなう婦人の肖像」
フランチェスコ・フェルッチ(モザイク制作)、ドメニコ・パッシニャーノ(下絵)「コジモ・メディチ1世の肖像」
どちらの作品も色数が少なく、また、「親族の〜」は偏った色と人物配置のせいか、遠目に見ると20世紀初頭の作品にも見えなくもない。

ヤコポ・ダ・エンポリ「聖エリギリウスの誠実」
聖エリギリウスの右側にいる赤い服の少年がかわいい。銅版画家ジャック・カロの年少の頃の姿だそうだ。

華麗なる18世紀イタリア ヴェネツィア絵画展(インターネット特別割引券有り)@上野の森美術館

総花式に名品を並べた(いいものを見られたのはありがたいですが)「イタリアルネサンス 宮廷と都市の文化展」より、18世紀ヴェネツィアの生活史が見えるこちらの方がテーマとして面白かった。でも似た展示が近くにあるおかげで、まとめて見に行こうという気持ちになるのもいいかなと。

カナレットがカメラ・オブスキュラを使っていた(絵にそのまま利用していたかは不明だそうだ)ということを知ったことが収穫。

ガブリエル・ベッラ「カナル・グランデにおける女子レガータ」
女の人もレガッタに参加していたんだ!

作者不詳「1708年に凍結したラグーナ」
凍結したラグーナの上で人々が遊び興じている姿がキリコのようなシュールな絵に見える。今回見たなかで一番印象に残った絵。

京都市美術館(6/2〜7/29)では展示される素描画が東京展ではなく残念。
どちらの展覧会もミュージアムグッズはいろいろありました。イタリアの名品に由来したものもあるので頑張っていると思う。でも人混みに酔って見定める気力がなくなって、図録だけ買って帰りました。


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