INDEX荒涼園園丁日記

 荒涼園園丁日記
◆2002年の動向◆バレエ鑑賞にはまり始め、夏には2003年の正月にロンドンでマシュー・ボーン作品を見る計画を立て始めるが、PCのハードディスククラッシュにあって各種予約の確認書を再発行してもらうはめに。もちろん11月はDarrenのライブで盛り上がる。
 
 

12月23日(月)

12月9日 アン・ライスの夫君で詩人のスタン・ライス逝去。

あと1週間でロンドンということで旅行の準備中。今はインターネットがあるので事前にいろいろ調べられるのですが、それでも調べきれないことがあります。私はセゾンカードを使っているのですが、HPのカードサービスの項目をみていたらこんなことまでやってくれるのね、と感心して、ものは試しで、ロンドン旅行に向けて電話をしてみました。「海外ご利用ハンドブック」にはそっけなくしか書いていないセゾンツアーデスクが思いがけず使いでがあってびっくりしました。たいていのカード会社には同様のサービスがあるので、海外旅行で自力でできないことが生じた方は参考にしてみてください(カード会社によって仕組みや手数料は異なるので、それぞれ確認してくださいね)。

私が今回お願いしたのは、

1.アダム・クーパーが次はロンドンの某劇場でミュージカルを上演するかもしれないとインタビューで発言していたので、そのミュージカルが私の滞在時期に上演するかどうかの確認。上演する場合はチケットの手配。チケット手配の場合は2000円の手数料がかかるとのこと。
2.観劇を4回予定に入れているので、それぞれ劇場からホテルまでのタクシー料金。深夜料金がかかる場合は何時から何%かかるか。
3.ホテルの近くのスーパーが元日もオープンしているか。オープンしていれば何時までか。また2日以降の営業時間。
4.ロンドン郊外にあるお屋敷ギャラリーの開館日時。

1は劇場のHPの更新が遅くて、上演の有無が確認できずやきもきしていました。私の滞在期間には上演がないという情報を得て、「もしあったらどうしよう」の不安から解放されました。
2,3の質問は些末で自分で調べるものの類だなあと思いつつ、問い合わせの英作文が面倒でツアーデスクに訊ねてしまいました。いいわけをすると、ロンドン市内でタクシーに乗るのが初めてで夜間の料金の目安が分からないので、前もって知りたかったため。
3はアパートメントホテルに宿泊するので、ついたその日に買い物ができれば滞在期間分を買ってしまおうと思って。お店のHPに営業時間は載っているのだけど、1週間分しか掲載されていないので。
4はお屋敷の公式HPがない上、英国政府観光庁からいただいた情報に開館の曜日に不整合があったため再確認のため。

1〜3は解決しましたが、4の回答がとても英国らしいもので、引き続き調査依頼中。というのも、お屋敷のご主人は今はクリスマス休暇で英国にいないので、年明けのことはまだ分からない、とのことで(お屋敷のadoministrator談)、さすが上流階級は海外に行ってしまうのねえと優雅さにうっとりしつつ、年明けの日程がまだ決められていないの?!と呆れ、英国ってそういうところだよねえと納得して、ご主人の帰国後に再確認をしていただくようお願いしました。

ちなみに劇場名やホテル名、所在地はすぐにアルファベットのスペルを言えるように手元にメモをおいておきます。あとカードNOも聞かれるので、カードも手元に。
自分で英作文すれば勉強にもなるのはわかっているのですが、電話をしてみるとやっぱり日本語で気持ちの微妙なニュアンスを伝えられるのはいいなあと思いました。
でもカード会社にしてみればお金につながらないことばかり頼んで申し訳ないなあと思っているところ。セゾンカードは年会費無料だし。


12月1日(日)

昨年から気になりつつ、手を入れられなかったSGのQ&Aを改訂しました。ディスコグラフィもアルバムごとの解説を作っていたのですが、ハードディスクのクラッシュでなくなり気落ちをしていたのですが、またおいおい作っていきます。

最近読んで面白かった本(覚え書き)

佐藤亜紀『天使』文藝春秋社
篠田真由美『幻想建築術』祥伝社
恩田陸『ロミオとロミオは永遠に』早川書房
嶽本野ばら『下妻物語』小学館
三浦しをん『秘密の花園』マガジンハウス
佐藤多佳子『黄色い目の魚』新潮社

掲示板に書いたものの転記+α

映画『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』の感想。

アン・ライスの原作でいえば『呪われし者の女王』を主軸にし、『ヴァンパイア・レスタト』を一部加えているお話しなのですが、あの長い長い話を実にうまい具合にまとめていて感心しました。
原作の設定とは変わってしまったところはたくさんありますが、原作のスピリットは生きていて私は満足しています。なまじ原作どおりのストーリーにして、作品が硬直することがなくてよかったと思います。(もちろん原作どおりがいちばんいいのですけども。シェークスピアのように何バージョンも映画作品ができるといいなあと思っています)

レスタトのステュアート・タウンゼントですが、とても『ヴァンパイア・レスタト』以降の「やんちゃ王子」のレスタトらしかったです。『インタビュー・ウィズ・ザ・ヴァンパイア』のレスタトを演じたトム・クルーズもよかったですけどね。この2作のレスタトは人格が別物ですから(インタビューはルイの視点のレスタトです)単純に比較はできませんが、どちらもレスタトらしく、2回の映画化でファンの期待を裏切らなかったというのは小説ファンとしては恵まれているなあと思います。

ちょっとお遊びが入っているな、と思ったのが、ロンドンでの記者発表場面で英国音楽雑誌「MOJO」の表紙が並んだこと。「MOJO(モージョ)」はアン・ライスの愛犬の名前なので、ちょっと言葉遊びをしていると思いました。
プロローグでの白黒のプロモーションビデオは無声映画の『カリガリ博士』のパロディで、レスタトは眠り男の役をしています。同じ昔の映画でもドラキュラ映画を安易に使わなかったところがセンスがいいかも。

原作を読んだことのない友人(ホラーファンである)曰く「記者発表に来ている記者はレスタトがヴァンパイアじゃないと思っているんだよね? つまりデーモン閣下みたいに」。で、そうだよ、と答えたわけなのですが、他に例えばバンドの練習をしている若者の中にレスタトがボーカリストとしてすんなり入り込んでしまう、真面目にとりあっていたら冗談にしか思えない場面をさも当然な流れで無理なく成り立たせてしまう場面作りが実にうまいです。
アカーシャが大量殺戮をする場面は、原作では善と悪、男と女の二項対立があからさまで、アメリカ人にしてはリベラルな考えを持っているアン・ライスにしては「善意のアメリカ人」らしい(安っぽくてださい)考え方をしていて、物語の展開としてはあまり好きではないのですが、映画ではアカーシャが善悪とか何らかの価値とは関係なく、他者を殺戮する存在として表現されていて(それを演じたアリーヤが実に見事だ)、容易に二項対立を設定できない現代に合わせたよいキャラクター設定だったと思います。

音楽はいわずとしれたKORN(Rは鏡文字)ですが、権利関係のせいでサントラアルバムに収録されなかったジョナサン・デイビスの声がサントラよりずっと私の考えていたレスタトの声に近かったので(本当はもう少し高い声だと思うのだけど)、映画を見ている間はとても楽しかったです。

さて、アン・ライスといえばSAVAGE GARDENも忘れてはならず、パンフレットにはちゃんとヴァンパイア・クロニクルズに影響を受けたバンドとして名前が上げられています(文脈としてはゴス系の話でSGはゴスとは違うのに、と不満はありますが)。そういえば、その昔、『ヴァンパイア・レスタト』の映画化の際はSGの音楽が使われないかなあと思っていたものでした。


9月18日(水)

今日は久々に映画を見た。『アバウト・ア・ボーイ』。『フランケンシュタインの花嫁』のふれーんどのセリフが聞こえたときは笑った。『リトル・ダンサー』が使われていると聞いていたので画面を注視していたけれど、どこに使われたかは気が付かなかった。
Idea Recordsにサイズ変更をお願いしていたXTCのフリースとTシャツが届く。どちらも今は季節はずれだけど、もうすぐフリースの季節。着るのが楽しみ。

覚え書き これから行く美術展

'50、'60、'70年代の少女文化をリードした 内藤ルネ 展〜ミラクル・ラブリー・ランド〜@弥生美術館 9月29日(日)まで サンリオスペシャル・ルネ・コレクション

ウィンスロップ・コレクション@国立西洋美術館(上野公園内) 9月14日(土)〜12月8日(日)

ロボット社会の予言 チャペック兄弟とチェコのアヴァンギャルド@神奈川県立近代美術館(鎌倉八幡宮内) 9月21日(土)〜11月24日(日)

どのつてかな? 中井英夫作品の朗読というイベントのお知らせが届く。
■常川博行MONO語り
中井英夫 速瀬れい作品他
10月4日(金)、5日(土)19時半開演(19時開場)
10月6日(日)15時半開演(15時開場)
@アートスペース美蕾樹(渋谷区宇田川町17-1 渋谷ブラザービル4F) 入場料2000円ワイン付き


9月17日(火)

昔、チェコ旅行をするためにチェコ語を習ったことがある。地道な勉強が苦手な私のこと、結局まったくものにはならなかったのだが、言語学、チェコ語の第一人者のC先生にお会いできたことはよい巡り合わせだったと思う。聞くとびっくりするような肩書きを持っているのに先生は非常に気さくで、授業の後には必ず生徒と一緒にビアホールに行くのだった。先生はビールについてのエッセイをお書きになったくらいビールがお好きだったのだ。そしてビアホールの時間はチェコのビールの飲み方はからっと陽気なんだろうなと思わせるような楽しい時間で、アルコールを飲まない私ですら、この時間だけは格別に楽しかった。
ということを思い出したのは、C先生の絶筆となったチェコ語の小説の翻訳書を店頭で見つけたからで、そういえばチャペックの挿し絵展も鎌倉の近代美術館で始まる(始まった?)とこれも思い出した。後で日程を調べなくては。
ペトル・ヤルホフスキー『この素晴らしき世界』集英社
映画化作品は岩波ホールで上映中。


9月15日(日)

ロンドンの宿泊場所は、ノッティングヒル近くのアパートメントホテルに予約。他にコベントガーデンのホテルとサウスケンジントン付近のB&Bが同様にシングル75ポンドだったので検討していたのですが、ノッティングヒルの方が9月からの「ベスト・オファー」でダブルの部屋が75ポンドになったので、部屋の広さの魅力に引きずられて決定。キッチン付きなので、スーパーに行くのが楽しみです。

それと、アダム・クーパー出演のミュージカル『On Your Toes』が、ロンドンのオールド・ヴィック劇場で再演されるかもしれないとのこと。10月中旬にカーディフで上演するとのことなので、その次のロンドンは暮れにスタートかもしれません(あくまでも推測)。そうしたら今回のロンドン行きで見られるかもしれないので、まだ見えぬ日程の希望を持って『On Your Toes』用に夜を空けておく予定です。QUEENの曲を使った『We Will Rock You』というミュージカルも上演されていて、つい数日前まではこれを予約しようかと思っていたのですが、ちょっと保留。


9月12日(木)

月末に東京に泊まりで出かける予定があって、インターネットでいつも使っているホテルに予約をしようと思ったら、申し込みが遅かったようでシングルが満室。がーん。他に最寄りの宿泊施設といえばユースホステルで、せめてここが空いていたら助かるんだけど(なんとなく興味もあったし)と思いつつ電話のメモをした。でもホテルのツインが一人いくらの値段でなく室料で出ていたので(シングルよりちょっと高いくらい)、とりあえずシングルユースが倍額の場合はキャンセルさせてくださいとメモを入れて予約をしたら、有り難いことにシングルのお部屋が用意された。うーん、どこに隠していたんだ?とはこの際は言いません。そういう予備のお部屋があるんでしょう(あまり深く考えないたち)。

9月7日の日記で書いたAMP(アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ)の『SWAN LAKE』のチケットが届く。2月なのに早い。映画『リトル・ダンサー』のラストに感動した方にお薦め。というかあの「白鳥」なんです。 e-plusのプレオーダーが9月15日〜23日にあります。


9月11日(水)

911事件から1年。今日は米軍の訓練飛行が酷かった。

もうすっかり昔の出来事になってしまったのだけど、せめて備忘録程度は残して置かねばというわけで、フジロックのこと。とりあえず私が見聞きしたもの一覧。

ライブ以外ではMTVのインタビュー収録でThe Musicを7月28日に見ました。たわいない質問にも律儀に答える初々しい青年(というかまだ子供だ)たちで、彼らが前日聴いたかっこいい音楽を作ったのだと思うととても感慨深かったです。フィールド・オブ・ヘブンの元ちとせを聞いてから30分かけてオアシスエリアまで舞い戻ったのだけど、移動しているわりにやせないのはなぜだろう?

それからイアン・ブラウンをパレス・オブ・ワンダーでほとんど目の前で見たのだけど、とてもチャーミングで驚きました。私は出演ミュージシャンとすれちがっても気が付かないおとぼけ人間なのですが、彼はたたずまいが普通の人と違って、すぐに「見るべき人」と気が付かされました。マンチェスター発音の声もちょこっと聞けてなんだか得した気分でした。ちなみにこの方とっても写真写りが悪いということが分かりました。

あと目撃ミュージシャンはAmerican HI-FIのボーカル青年(名前失念)。プリンス前の芝生でINROCKの取材終了後でホテルに入るところを見かけました。ロープで柵を作ってあるのをINROCKの編集さんが通りやすいように押さえてあげていて紳士でした。

7月26日(金)
American HI-FI
The Parkinsons
The Jeevas
Muse
Patti Smith

7月27日(土)
少年ナイフ
Hundred Reasons
The Music
忌野清志郎&矢野顕子
井上陽水
Pet Shop Boys
The String Cheese Incident

7月28日(日)
Queens Of The Stone Age
元ちとせ
(The Music)
Gomez
Cornelius
Spiritualized


9月7日(土)

先週のダレンのコンサートに引き続いて、今日は年末の東京バレエ団の『ザ・カブキ』と来年2、3月のAMP(アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ)の『SWAN LAKE』のチケット取りの電話をしました。ダレンのときは5時間ダイヤルしても駄目でしたが(よほど運がなかったらしい)、今日は1時間40分でなんとかつながって一安心。すでにbunkamuraのホームページには書いてあるのだけれど、電話でもAMPの配役は当日発表と念を押され、なるほどみんな配役が気になるのだなと思いました。アダム・クーパーは出演交渉中でウィル・ケンプは出演なし。首藤康之が出演するとのことで、これは楽しみです。4回分のチケットを確保したので、できるだけいろんな配役で見られたらいいなあ。

正月のロンドンは日が短いので夜は舞台を楽しもうということで、これもやはりマシュー・ボーンの「Nutcracker」と「My Fair Lady」のチケットをインターネットで予約。現時点で年明け以降の舞台の予定がぎっしりになりました。7月に予約したものですから、先般のハードディスククラッシュでデータがなくなり、劇場引き取りのための予約番号が不明に。英作文をしてようやく番号を知らせてもらえました。

次はホテルの予約ですが、台所付きのホテルアパート(ノッティングヒルゲイトの近く)と劇場街にほど近いホテルとどちらがいいのか悩んでいるところです。


8月27日(火)

長らくHPの更新をお休みしていましたが、復活しました。
明日はいよいよDarrenのコンサートの先行予約日です。
また10、11月頃は仕事でてんてこ舞いになると思いますが、11月にはDarrenの来日公演があるので、この時期はニュースチェックをがんばりたいと思います。

で、休んでいる間何をしていたかというと、仕事が忙しかったことプラス、PCのハードディスクのクラッシュと気管支炎もどきで声が出なくなるという不幸に見舞われていました。ハードディスクがお釈迦になってしまったので、これまで集めていたSGの資料もメールのデータもすべてなくなってしまいました。というわけで一から出直しです。ハードディスクのクラッシュは、他人に起こったときには、ふーんというくらいにしか思っていなかったので(大変なことだということは分かるけれど、現実感がなかった)、自分の身に起こって呆然としてしまいました。

フジロックは無事3日間行って来ました。レポはおいおい書いていきます。

それからようやくDarrenのファンクラブも入会しました。

アン・ライスの『ヴァンパイア・レスタト』『呪われし者の女王』の映画化の『クィーン・オブ・ヴァンパイア』の公開はこの秋。ぼちぼち広告が出始めました。『ベルベット・ゴールドマイン』のようなキッチュさのある作品だそうで、楽しみです。


6月10日(月)

ここのところ気温が高い日が続いて、世の中一斉に冷房モードになりました。冷房のせいで体力を消耗して、夜は睡魔に襲われています。
昨日(9日)は午後から半日休暇を取ってチューリッヒ・バレエの『ゴールドベルク変奏曲』を見に渋谷のオーチャードホールまで行きました。ハンバーガー屋の店先のテーブルで折り畳み式ボードに刺した大量のピンズを見せあいっこしている外国の方々がいました。せわしない通りによく座っていられるものだけど、ほほえましいかもしれない。

『ゴールドベルク変奏曲』はピアノ演奏(アレクセイ・ボトヴィノフ)にレオタードで踊るのでちょっと体操チック。音楽に合わせて振りをつけるというより、楽譜を体で弾いているという感じでした。その昔、ピアノを習っていたころ、私は暗譜をするのに音符の形と指の形を視覚的に覚えていたのですが(音符と音とか結びついていないのは、今にして思えば絶対音感というのがなかったせいなんだろうけれど)、『ゴールドベルク変奏曲』で踊るダンサーを見ていると、そんなふうに音符がまず思い出されてどうも楽譜が踊っているように見えて仕方ありませんでした。これまで見たバレエではそういうことはなかったので、この演目の特質なんだと思います(絶対音感がある人はまた違うものが見えているんだろうなあ)。
音楽と肉体で、それ以外の何かをさらに表現しよう、生み出そうという「欲張り」なことはしないで、忠実に音楽を見せた舞台だったと思います。主題は誰が踊っても同じに見えるし、バリエーションはその微妙な変化を丁寧に踊っているし、ダンサーにしても誰かが立つということはなくて、そこのところがストイックで、音自体は主張があるけれど音符は記号にすぎない(あるいはピアノの鍵盤が見た目は同じ形で白と黒しかないけれど、弾くとそれぞれ音が違うとか)という感じに似ていました。
で、踊りが音符に見えた、というとこで、それが何を意味するか、と続けるべきなんでしょうが、これ以上は私にはムズカシイので作文にとどめておきます。
後半半分は睡魔に襲われ、瞼と格闘しつつ寝たり起きたりをしていました。この曲は不眠症の伯爵のために作られた曲だから、疲労モードの私なんて、簡単に眠らせられてしまうようです。ってもったいない。



5月28日(火)

◆ライブメモ◆

5月26日(日)

WEEZER@Zepp Tokyo
WEEZERは去年の3rdアルバムの『WEEZER(グリーンアルバム)』を聴いてぼちぼち好みだったのと、去年の来日公演の写真のリヴァース・クオモのめがね顔が気に入ったこともあって、ZeppTokyoでのライブへ行った。で、今月発売になった4thアルバム『MALADROIT』を予習で聴いたら、これが実によくて、4thを聞き込んで行ったら3、4曲しか演奏してくれず、ちょっとがっかり。でも観客みんなで大合唱になった1stと2ndもライブで聞くとなかなかよかく、聞き直しをしようと思う。こんなふうにライブはCDでは読みとれない音を再発見できるから好きなのだ。
ところで、リヴァース氏。山小屋の親父さんみたいなひげもじゃと中途半端に伸ばした髪型は、やめた方がいいんじゃないかなあ。(INROCKのインタビューあたりでそこのところつっこんでほしい)

『WEEZER(グリーンアルバム)』は「ぼちぼち」というか優等生の音で、他のギターロックバンドとの差別化が私の中ではつかなかったのだけど、『MALADROIT』は私の好きな音が放り込まれておいしいミックスジュースみたいな音になっている。
なぜか3rdに収録された「Island In The Sun」がリミックスでもライブバージョンでもないにもかかわらず『MALADROIT』にボーナストラックとして収録されている。3rdよりも4thの方が曲の流れとして落ち着きがよいし、この位置にあるからこの曲が好きになったところもあるので、これはこれでいいのだけど、なんで再収録したのか不思議だなあ。「Island In The Sun」の歌詞自体は南の島でバケーション楽しいな♪という深みも何もない他愛ない歌なのだけど、言葉の響きと音の軽さ明るさが絶妙なバランスで作られている。ライブでもこの曲が聴きたかった。
『WEEZER(グリーンアルバム)』収録の「Hush Pipe」を演奏してくれたのはうれしい。出だしが四半世紀前に聞いた「ママとあそぼうピンポンパン」の主題曲(ピンポンパン体操?「♪ズズズズズズズズピンポンパポーン♪」)に似ていて、郷愁を誘うのだ(でも「Hush Pipe」の歌詞は不健康だ)。

だいたい私の音楽の好みは声で左右されて、今回の『MALADROIT』は正面を向いて歌っている感のある張りのある男の子声がよろしい。アメリカにしては土臭さのない湿り気感のある音とポップさを含んだメロディもいい(私はアメリカのバンドの音を聞くと、なぜか広野を車が爆走する土埃が思い浮かぶ)。

フロアの後ろの方でも観客が歌っていて、とにかくWEEZER大好き!という雰囲気がよかった。

リヴァース日本語語録
「げんき?」
「ぱちぱちプリーズ」
「ぼくはへんたいです。あなたは?」
「なんで?」フロアの女の子から何か問いかけられての返答。もしかしたら「なあに?」の意味で言いたかったのかもしれない。ちょっとすねたようなふてくされたような発音の「なんで?」が可愛らしかった。



5月21日(火)

◆備忘録 3、4月に見たバレエ◆

3月3日(日)

スターダンサーズバレエ団 マクミラン・カレードスコープ @ゆうぽうと
2日と3日の2日間のみの公演で、プログラムは早々に売れ切れ。オケは神奈川フィルハーモニー。
席が3列目だったので前すぎて見にくいかと心配したが、全体を見渡せない以外は非常に見やすかった。

タイトルのごとく万華鏡のように華やかで繊細でたいへん楽しい公演だった。
この正確さ、繊細さ、丁寧さがたまらく好きな人もいるだろうな。私もソリティルを見ている間はうっとり見ていたが、客演のサラ・ウィルドーとアダム・クーパーの感情のほとばしる踊りを見るとこちらにぐぐっと惹かれてしまう。
アダム・クーパーは大柄なので、日本の小柄なダンサーの間に入るとバランスが悪く絵柄がずれる。
きっちり並んだレゴブロックの人形の間にバービーとGIジョーがいるような、ある種ミスマッチを感じた。レゴとバービー&GIジョーにはそれぞれに異なった価値はあるので、そのどちらかに優劣をつけるというものではないので、これは好みの領域だろう。ミスマッチ自体も面白いともいえる。私の個人的好みからすると、少し荒いくらいでも感情が勝ったウィルドー&クーパーの動きの方が好きである。
ウィルドー&クーパーの『三人姉妹』が絶品。これは全幕で見てみたい。

「DANCE MAGAZIN」6月号の表紙がサラ・ウィルドーとアダム・クーパー。インタビューも掲載。  


4月17日(水)、20日(土)

Adventure in the Motion Pictures 『THE CAR MAN』 @オーチャードホール
男性版『カルメン』というのが宣伝文句だけど、役柄は男女入れ混じり状態。ストーリーの再構成がうまい。
「ザ・カーマン」は2回見ましたが、2回ともアンジェロがユワン・ウォードロップだったので、線の細いアーサー・ピタが気になるし、反対にユワン・ウォードロップのルカというのも気になるし、別の配役でも見たくて、来年来日する『THE SWAN LAKE』は4回ぐらい見ないと気がすまないかも、と来年の心配、というか何回も見てもいい口実を見つけてわくわくしています。

あらすじを読んだ時点では、アンジェロは線の細い美少年をイメージしていたのですが、ユワン・ウォードロップのアンジェロというのが、普通の男の子でちょっととろい感じで、この普通の男の子という意外性がよかったです。エタ・マーフィットのリタと一緒に踊ると弟と姉さんという感じでいじらしいくらいにかわいいのです。ルカが町にやってこなければ、アンジェロは周りの人に時々からかわれながらも、リタが「アンジェロをいじめないでよ!」とかばっては、なんとなく日々が過ぎておじさんおばさんになっていくんだろうなあ、と思わせる平凡さがあるんですね。そういうぜったい大事件を起こせるような「特別」な人間じゃないアンジェロが殺人犯に仕立てられて、刑務所でいたぶられたりして人間が変わっていき、その過程で凄惨な美形に転化していくから、心臓ばくばくです(もっともそういう主題の物語の形もありますが)。
とかいいつつやっぱり美少年が仲間はずれにされたり、刑務所でいたぶられたりするのも見てみたいんですけども。

で、ルカはアラン・ヴィンセントとパウロ・カダウで見たのですが、ふたりとも私がイメージしていたルカと違って、ちょっと物足りないのが最初の印象。私としては「スワン・レイク」の黒鳥のように圧倒的な魅力で男も女も虜にするというイメージの人物かと思っていたのですが、そこまで強烈なイメージはなくて。でも2回見たところで気がついたのですが、ルカはハーモニーに加わる人物なんですね。
ルカが登場してラナに注文を取らせる場面ですが、アラン・ヴィンセントとパウロ・カダウの踊りの性格は正反対で、アラン・ヴィンセントは比較的ゆっくりな動きでコミュニティを翻弄しながらうまくはまりこんでしまう。パウロ・カダウは切るような動きでコミュニティをかき乱していく。ふたりの踊り方は違うのですが、ハーモニーに加わりつつ変化を加える人物という役割ははっきりしています。主役はハーモニーのコミュニティでルカが物語をぐいぐい引っ張っていくのではないので、だから黒鳥のようにはなり得ないんだなと思いました(だからルカはラストでハーモニーから排除される)。

公演を見てからDVDを見たのですが、舞台では見切れなかったところがDVDでは映っていて、舞台は基本的には正面から見て楽しめるような視点で作られているけれど、別のアングルから見るとまた違った魅力があるのだと当たり前のことながら思いました。ディノが勘定しているところとか、建物の内部なんて客席から見ることはできない部分が見えると妙に生々しくておもしろい。ルカがアンジェロを陥れたことに苛まれる場面などは映画的表現を使っていたりもしていて、舞台そのままではないところもあります。ところでキャバレーの場面がDVDでは削られているのですが、他にも舞台と違うところはあるのかなあ?

それにしてもオーチャードホールの座席は非常に見づらい。同じbunkamuraでもル・シネマは椅子を互い違いにしているのに、ホールは升目状態。前列の人の頭が邪魔(涙)。見やすい席を研究しなくては。


5月14日(火)

夕飯を取ろうと某スパゲティ店に入ると、Pet Shop Boysの曲がかかっていた。いつもはたいていRBなダンス音楽がかかっている店なのだが、今日はどうしたことか私がいる間、PSBのシングルヒット曲メドレーという感じで、全曲PSBなのである。こういうこともあるのだなあと思うと、次はDarrenかSGかXTC(←1曲くらいは)がかかるように念じておくことにしよう。


5月8日(水)

今日はDarrenの誕生日。掲示板に新しいお客様と懐かしいお客様がいらしていたので、お誕生日メッセージとともに、お返事を書こうと思いきや、掲示板のサーバーが落ちていました……。どうもt-cup全体が落ちているようです。

ソロという道を歩み始めたDarrenに幸あることを祈ります。これからも素晴らしい歌声を響かせてくださいますように。



5月4日(土)

ゴールデンウィークらしく渋谷で1泊して映画と美術館巡りをしてきました。(4月30日〜5月1日)

上海アニメーションの奇跡『胡蝶の泉』『猿と満月』『鹿鈴』『琴と少年』『牧笛』@ユーロスペース
セル画なのに墨絵のような描写になっている絵がとてもすばらしいです。子どものまんまるいふにゃっとしたほっぺたや手足がよく表現されていると思いました。
鹿が日本でいえば犬に当たるくらいの身近な愛しい動物らしいです(でも中国映画では見たことがないなあ)。

DEREK JARMAN IMAGE GARDEN『エンジェリック・ガーデン』@シアター・イメージフォーラム
冒頭になんとも不吉な雰囲気の漂う荒い映像が映し出され、この絵が象徴するものは何だろうか、この絵には何か意味があるのだろうかと、映像の不可解さとジュディ・デンチが朗読するシェークスピアのソネットとのギャップに頭を悩ませて見ていました。上演後にパンフレットを読むと、先に画像を実験的に撮影して後から詩の朗読を載せたとのことで、画像には(表面的には)深い意味がなく、純粋に画像を見ればいいことが分かって安心しました。自分でも主題を設定することなくなぜかしら描きたい絵があって、描き上がってから言葉や物語をその絵につけることがありますから、それと似たようなものかもしれません。
回転するレーダー、重い荷物を運ぶ青年、それはスーツケースだったり十字架のような木だったり。貝で水を汲んで自分にかける青年、たわわに咲く花に接吻をする青年……。
緩慢な画面は私の場合ビデオでは飽きて見通すことが出来なかったと思います。シェークスピアのソネットは字幕翻訳がなかったので(ペーパーでもらった)、朗読のリズムと画像に専念して見られてよかったと思います。

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』@シネマライズ渋谷
『エトワール』@ル・シネマ
バックミンスター・フラー展@ワタリウム美術館
タンタンの冒険展@Bunkamuraザ・ミュージアム
篠山紀信×マニュエル・ルグリ写真展@Bunkamuraギャラリー

『エトワール』映画の日のせいもありますが、非常に混んでいました。朝10時に行った時点で第1回目の上映は満席。2回目もいい席は残っておらず、3回目の上映の予約番号を取りました。5月いっぱいは上映しているそうです。

ルグリの写真展では篠山紀信の写真集『BACKSTAGE』(2400円+税)が先行販売されています(奥付を見ると5月10日発行)。先着100名にルグリと篠山の直筆サイン入りカード付き。
『エトワール』が異常に混雑しているのでとっくに100冊は完売だと思っていたのですが、1日の時点ではカードをもらえました。



3月2日(土)

『中井英夫全集10 黒衣の短歌史』創元ライブラリ 東京創元社が刊行。
解説は塚本邦雄の予定だったような気がするけれど、菱川善夫。

『乳房喪失』の歌人中城ふみ子との往復書簡が初収録された。短歌雑誌の編集者だった中井英夫が乳ガンで死期に近づいていた中城ふみ子と頻繁に手紙のやりとりを行って歌集を作り上げたことは、中井英夫の短歌関係書や日記でもおおまかなところは知らされていたことである。今回、ふたりの往復書簡を読んで、ここにも文字の中に書かれた「物語」の登場人物としての中井英夫が存在していて、「中井英夫という物語の番外編」を読んでいるような、そんな心地がした。

最近は作家の日記はインターネットで公開されており、作家の生の姿を知る機会のようになっていて、「その人らしい」とか「実在の人間像に近づく」術のように読むのが通常だと思う。TVのワイドショー的のぞきのような側面があるというか。
だが、中井英夫の場合、内面の吐露を書いていても、どうも実在の人物だという感じがしてこない。これはリアルじゃない、とか「人間が書けていない」ということではなくて、彼の書く現実の記述が予定調和的にひとつの物語に回収されてしまうところがあるのだ。

中井が最後に中城に速達で書き送った手紙は、中城の存命時に書かれ、到着したのは死の翌日というタイミングだったのだが、そこに書かれた内容は、往復書簡で書かれたふたりの物語を閉じるにふさわしい内容で、あまりのうまい落ちの付き方に、読者としてもとまどいすらを感じてしまう。
もしかすると中井英夫は自分がある物語の中に生きる人間であると思っていたのではないか。中井が自分を反世界の住人としての意識を持っていた、ということから考えれば、物語の中の人間という考え方はあり得ないことなのだが、中井英夫の書いた身辺の記録の特異性を考えると、ふとそんなことを考えてしまう。


2月25日(月)
冬のオリンピックが終了。判定が公正でないのなら、メダルの数を競う意味がなくなってしまうのだが……。私はフィギュアスケートの男子シングルフリーのみ鑑賞。

Darrenのソロアルバム、シングルがもうすぐ発売になります。「Insatiable」の3月6日、「Spin」の3月13日ともに水曜日でHMVのダブルポイントサービスデーというのがうれしいところ。

今度の日曜日は待ちに待ったアダム・クーパーゲスト出演のスターダンサーズバレエ団『マクミラン・カレイドスコープ』を見に行きます。AMP(アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ)の来日公演『THE CAR MAN』の4月も迫り、わくわくしています。去年、映画『リトル・ダンサー』がきっかけでAMPの『白鳥の湖』をビデオで見てファンになったばかりで、翌年にはAMPの生舞台を日本で見られるとは、長年のバレエファンには申し訳ないくらい幸運なことだと思っています。

■AMP関連番組■
◆TBS 3月3日14時〜 AMP『THE CAR MAN』特別番組
◆SKY PerfecTV! Ch.262 シアターテレビジョン 3月のダンス特集
3月6日が初放送で3月中に何回かAMP『白鳥の湖』と振付家マシュー・ボーンのドキュメンタリー番組が放送されます。
ちなみに契約していないチャンネルを見られる「スカパー! 大解放デー」3月20日のタイムテーブルは次のとおり。
15:30〜 ドキュメンタリー『マシュー・ボーン』
16:30〜 AMP『白鳥の湖』
18:30〜 『マシュー・ボーンの「ストレイト・アップ」』

ただし『マシュー・ボーンの「ストレイト・アップ」』は6回シリーズなので注意(私も今、HPをチェックして3月は500円をケチらず契約しようと思ったところ)。

AMP『THE CAR MAN』日本版のDVDとビデオはワーナーミュージック・ジャパンから3月13日発売。DVDには特典映像「メイキング」14分付き。 


2月20日(水)

週末は東京に宿泊してル テアトル銀座にて映画『ベン・ハー』を見る。TV、ビデオで映画を見る習慣のない私は、実は今回が初見。黒い場面に音楽だけが序曲だけ流れるところは、なるほど、こういうのを『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でやったわけね、と思う。戦車競争の場面は撮影時に実際に事故が起こる可能性が高いだけにかなり緊迫感がある。属州民に圧制をしくローマは、今でいうところのアメリカなのだけど、当のアメリカは自分をベン・ハーだと思っているんだろうなあ。

翌日は、葛飾区の柴又にある山本亭というところに行ってきました。(見学料100円)関東大震災後に浅草から移り住んだカメラ部品会社の社長の家を 葛飾区が購入して公開しているのです。日本家屋と茶室は句会、お茶会に貸し出されています。

むちゃくちゃ豪華なお屋敷、というわけではないのですが、昔のお金持ちの家なら当然の建具の造作の丁寧さが気持ちいいです。
玄関横の唯一の洋間の応接間がまた、ステンドグラス付きの上げ下げ窓で暖炉、寄せ木の床に絨毯、ソファの応接セットで絵に描いたような応接間でうれしくなってしまいます。
照明も日本家屋の廊下、玄関につり下げられているものと同じトーンで作られていて、球体にシンプルな鉄飾りの帯が巻き付いていて、鉄鎖で天井からつり下げており、デザイン的にはどこかで見たような感があって割と平凡なのですが、これもかえって安心できるというか。

とにかく家全体のトーンが慎ましやかで、一番派手といえば、玄関の間(8畳)にある花菖蒲の絵(縦1間×横2間)くらい。
あとこの家が建築される以前からあった土蔵の扉が家の内部とつながっていて、家の中から扉の開いた土蔵の中が見られるようになっています。

向かいが寅さん記念館で、松竹のくるまやのセットや小道具が展示されていて、これがちょうど昭和の庶民文化の博物館になっていて、意外に楽しめました。


2月5日(火)

なんだかんだと忙しく、日記の更新も滞っていましたが、最近読んだ英国本で面白かったものの紹介。

いけだよしこ『週120ポンドで暮らすロンドン生活術』太田出版
「週120ポンド」は惹句なのでこの値段はきつきつのところを書いてあるのだけど、英国に住んだり、個人旅行をしたりする際にはお役立ちの本。英国とつきあえばつきあうほどぶち当たる難問奇問の回答が見つかります。英国礼賛の人よりも、英国は嫌いなところもあるけど、やっぱり魅力的、という屈折した感情を持っている人におすすめ。

入江敦彦『女王陛下のお気に入り』WAVE出版
スーパーで買える英国王室御用達品を写真とコメントで紹介。これが凡百の雑貨本にならないのは、コメントとコラムが雑貨本にありがちな「おしゃれ度」を基準にしたものではなく、生活に使う日用品としての視点が強いからなんだろうな。英国御用達のワインが3.45ポンド(700円!)で、「すごく高価に見える御用達マーク入りのギフトバッグをもらうのも忘れずに」、なんてコメントひとつを取ってみても、観光時のおみやげ指南にも、高価なワインをありがたがる日本人の皮肉にも、「とりあえずビール」に当たるワインがJ&B社ノハウス・レッドであるという雑学ともいろいろ読めて楽しい。

玖保キリコ『キリコ・ロンドン』角川書店
漫画家は紙とペンがあれば、住んでいる場所がどこであれ仕事ができるんだなあと実感。Macが英国ではPCではない、というのには驚きました。

アリスン・デバイン『お金がなくても幸せになれるイギリス節約生活』光文社カッパブックス
この本は立ち読みをしたのだけど、タイトルが「いかにも」なのでレジに持っていって、さらに自分の本棚に並べる美意識が許さないので未購入。著者はマンチェスター労働者階級出身の女性で、マンチェスター大学卒業後来日。階級が貧困を再生産することや学校制度のことも少し触れられていて、質実剛健な生活をしていた人にしてみれば、日本は浪費の多い国に見えるんだろうなあ。洗濯物を屋外に干すことや家計の予算の立て方、住まいといった英国労働者階級の日常生活のことを書いてある英国本は少ないから、買った方が後で後悔しないのかなあ。


1月6日(日)

ゼイディー・スミス『ホワイト・ティース』新潮社を読了。優柔不断男アーチーがなぜかNEW ORDERのバーナード・サムナーを思い出させる。バーニーがどういう性格の人物かはあまり知らないのだがどうしてだろう?


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