荒涼園園丁日記 1999年4〜6月 |
6月27日(日)
デスクトップパソコンのディスプレイが修理から戻ってきた。ブラウン管が壊れていたとのこと。1年で壊れるブラウン管……。TVが1年で壊れるようなものだ。
それはともかくも、さっそくジーパンのしわがすてきな♪アンディ・パートリッジのイラストをスキャナーで読みとってHPに上げました。鉛筆だけだと読み取りが難しいようで、ぼんやりしているのが残念です。今回初めて自分の作ったHPをデスクトップパソコンで見たら、色が液晶に比べてべったりしているのに驚いた。自分が描いたイラストは液晶より比較的実物に近く表示されたが、セルをグラデーションで気を使って塗ったにもかかわらず、その色の違いが活かされていないのだ。IEとネスケの表示の違いのように、難しい問題だ。
Nさんにお願いしていた「How Easter Theare came to be」のディクテーションが届く。これで御大のおしゃべりが理解できます。うれしい。Nさん、お忙しいところありがとうございます。依頼当初は翻訳してHPに掲載する予定だったのだが、著作権の件もあるし、なによりも7月16日に日本盤が発売になるので、しばらくは様子を見るつもり。実際のところ、日本盤の翻訳はどこまでやってくれるのか心配をしていて、抄訳だったりしたら、補遺を作らねばと考えている。
追記
鉛筆の絵がぼんやりしていたのは、スキャナーと本体を接続しているスカジーボードをしっかり差し込んでいなかったせい。しましまにスキャンされるのはさすがにおかしいと思ってもう一度差し込み直したら。ちゃんとクリアな絵を取り込めた。
母と美輪明宏の「双頭の鷲」を見に行く。篠田真由美「美貌の帳」を読んで以来、ぜひとも氏の舞台は見ておかねばと思っていたのだ。三幕からなる芝居だが、どの幕も最初は美輪演じる王妃は登場せず、語られるのみの存在だ。しかしながらその後の華麗な登場によって、さきの不在の存在感を印象付けるのだ。
帰宅すると悲しいニュースがあった。長沢節氏が亡くなったとのこと。氏の映画評はこどもの頃、母が買っていた「装苑」でおなじみで、「新幹線に乗ってでも見に行こう。傑作」の評価のつけ方に「しんかんせんかあ〜。すごいなあ」と、九州に行くときに乗る大層な乗り物のイメージをだぶらせて、わくわくしたものだった。もっとも私が自分で映画を見るようになったのは、それから15年も経ってのことなのだが。
池袋モンパルナス時代の自由な精神、それこそフランス映画のようなパリ滞在の物語(フランスという国への興味は私はないのだが、氏の語るフランスは好きなのだ)、関節の浮き出た青年の絵。彼の語り、描いたものは、人生の美しさというものを謳っていた。
美は世界に満ちている。それを見つけるのが生きること。自然体でいて、一筋とおった彼の美意識が憧れだった(これからも)。
昨日買った The Residents Commercial Albumはアンディ・パートリッジが1曲参加しているというので、購入したのだが、非常に気持ちが悪い音楽集だった。1曲1分の曲が40曲収録されているのだが、肝心の彼の曲が38曲目らしい。私は38曲目がそれらしいと知っていたから飛ばして聞くことができたが、38曲しらみつぶしに聞いたPさんが不憫でならない。コレクションを始めたらどんな駄作でも保存する収集癖のある私が、さっさと売り払いたいと(初めて)思ったおそるべきCDである。
というわけで耳直しに「I'd Like That」を聴く。
不思議なことに、昨日まで私は「I'd Like That」の後半に聞こえる鈴の音(タンバリンの鈴?)を聞き取っていませんでした。
I'd smile so much my face would crack in twoのパシーンという音は、「Big Express」の「Shake You Donkey up」と同じ音だと思っていたのですが、違う音なのですね。ティー・トレイとスプーンが手近にあるスタジオというのもほのぼのしていいものだ。自宅で録っていただけのことはあります。
I wouldn't hector if you'd be Helen of Troy, oh boyは先にI wouldn't hectorのフレーズが出来ていて、それに合わせてヘレネが選ばれたとのこと。7月発売の日本盤は、アンディ・パートリッジの解説を翻訳して、訳詞が動詞のhectorを名詞に使っているのに気がついて訳を直してくれるといいのだけど。
つくづくこの「Apple Venus」はモチーフ使いが秀逸だと思います。パリスの審判でトロイア王子パリスは黄金の林檎をウェヌス(→Apple
Venus)に渡しますが、三人の女神のひとりのユノは孔雀(ジャケットデザインで使用)で象徴されますし、ミネルヴァの象徴「楯」は「Knights
in Shining Karma」のshield に連想されます (もしかしてこのshieldはミネルヴァとして訳を考えるといいのかしら?)。
そしてウェヌスが黄金の林檎の引き換えにパリスにスパルタ王妃ヘレネを渡したためにトロイア戦争が起き、ヘクトルはトロイアの総大将として闘う(
I wouldn't hector if you'd be Helen of Troy)、と連想するようになっています(*注 ヘクトルとヘレネはカップルにはならない)。
咳の原因は気管支炎だと職場で言ったら、今日は残業をせずに帰れた。今週中に片付けなければならない大物があるのだけど、元気になったとき一気に片付ければいいか、と希望的観測をして、元気の素を買いにCD店に行く。
今日買ったCD
| XTC I'd like that |
| The Residents Commercial Album |
| The Lilac Time Paradice Circus |
「アンディ、なんで『I'd like that』なんだい?」「恋していたからだよ!( I was in love, You know, I was in love, I was in love……)」(のろけは写さない。以下略・笑)
テイー・トレイにスプーンをぶつけてあの「パシーン」の音は出していたのね。
病院に行ってレントゲンを撮影したら、気管支炎かもしれない、とのこと。私としてはのどに痰がからんでいるのがとれないだけのような気がするのだが。とりあえず薬を1週間分もらってきて様子を見ることに。病人日記にはしたくないものだ。
というわけでパソコンの話。動かなくなったデスクトップのパソコンのディスプレイを修理に出したら、5万円かかるとのこと。安売り店に行けばその値段で新品が買えるのだが、今、買いかえると、古い機械はスクラップにされてごみになるだけなので、リサイクルのシステムが確立するまでは、と思って修理をお願いすることにした。最初に買ったときは初期不良で取り替え、1年経って保証期間が切れたところで修理、と困った商品である。しかしながら、パソコンの故障の話をすると、病人の病気自慢に似てくるからおかしい。
XTC「I'd like that」の輸入盤シングルが日本にも入荷したらしい。アンディ・パートリッジ自身による曲解説が楽しみ。
先週は月、火曜日と楽しい日記を書いたあと、仕事が押して、ちょっと辛かった。去年の同時期に比べたらずいぶん楽なのだけど。3月に風邪を引いて以来ひきずっている咳がひどくなったのが、これまた辛い。今日は頭痛まで引き起こすし(今、少しよくなったので、これを書いている)。職場の診療所では「のれんに腕押し」のような診察しかしてもらえないので(薬をただでもらえるのだけが利点)、ちゃんと病院に行こうと思う。
昨日は咳き込みながら、鎌倉の近代美術館の企画展「水の物語 ヨーロッパ絵画に見る神話と象徴」を見に行く。雨がひどいのに、小町通りは大混雑で、なかなか美術館までたどり着けない。展示は出展数は少ないながらも構成がしっかりしていて、見ごたえがあった。展示を見ながらXTCの「I'd Like That」の歌詞「If I could row your heart and head With you laid on one arm」の部分の翻訳をどうするか考えていた。heart and headは泉(あるいは湖)と河口と訳せばいいのだろうか? それからヴィーナスは○○○から誕生したというのも、ここで改めて思い出し、Music Boulevardのインタビューでの「アルバムのタイトルは"アップル・○○○"しようと考えていた」と冗談だか本気だか判断つかなかった発言も、ああ、そうか、と腑に落ちた次第。
XTCのインタビューが掲載されているロッキンオンの3月号が届いた。radioheadが載っている号だから買ったはずだと思うのだが、どうしても本棚から見つからないので、取り寄せてしまったのである。これのおかげで、「Apple Venus vol.1」で疑問に思っていたことが大部分解決した。
いつのまにか、ホームページのカウンターが1,000を超えていた。1,000を当てた方おめでとうございます。牛歩の歩みですが、内容を充実させていきますので、今後ともよろしくお願いします。
6月15日(火)
今日はINROCKの発売日。SAVAGE GARDENは載っているかしら、といそいそと購入して電車の中で読んでいたら、驚いた。私のこのHPが紹介されていたのだ。5月8日のDarrenのお誕生日コーナーのお知らせを編集部に送ってはいたのだが、まさか掲載していただけるとは。やはりこれは、素晴らしい作品を寄せてくださったSGファンのおかげです。SGファンのみなさま、INROCK編集部様、どうもありがとうございます。7月はもちろんDanielへのメッセージを募集します。
うれしいので、ついでにINROCKの宣伝。今月号には、5月にAOLで行われたSGのチャットの全訳が掲載されています。INROCKのすごいのは、SGがマスコミとの調整を図っているときでもインタビューを行えたり、めったにインタビューに登場しないDanielのインタビューを取れるところ。アルバム完成後に行っていただけるであろうインタビューが今から楽しみです。SGファンのみなさま、これからの時期、INROCKは要チェックです。
久々に残業をせず、服を買いに行く。毎日横浜まで行っているのに、買い物ができない日々が続いているのが悲しい。そういえば前に洋服を買ったのは、正月の初売り&福袋とバーゲンだったような気がする。いつもシーズンごとに買う某英国田園趣味のお店の服は、バーゲンだったら買ってもいいけど、というデザインだったので、あきらめてまた別の店に足を少し伸ばす。休日となれば日本中から人が集まる場所も、平日は実に閑散としていて、これで商売成り立つのかしらと心配になる。おしゃれで(安い)スーツが欲しいと歩き回り、グレーのノースリーブワンピースと八分袖ジャケットのセットを格安で見つけ、それに合わせてグレーの靴を買ってまあ満足。
満足したのでおみやげにと、新茶を試飲して(100グラム1800円のと1000円のを飲んで、ちゃっかり1000円のを買うあたりが・笑)200グラム買う。これでしばらくおいしいお茶が飲める。
家で家族に服を披露すると、好評。若い頃の向田邦子みたい(我が家では褒め言葉。映画雑誌の編集だったからお洒落さんなのだ。あるいは「虚無への供物」の久生)だと言われて、気を良くする。あと帽子があれば完璧なのだけど。
先週買ったCD
Martin Newell Let's Kiosk!
Space Tin Planet
Glenn Frey Strange Weather (アン・ライス関連曲有り)
Travis The Man Who
Catatonia Equally Cursed Blessed
Blackmore's Night Under a Violet Moon
Gorky's Zygotic Mynci Patio
XTC English Settlement, Waxworks xtc some singles 1977-1982, Rag & Bone Buffet
The Testimonial Dinner・The Songs of XTC
先週は著作権の問題で、ちょっと疲れました。XTCのアルバム「Apple Venus vol.1」の日本語盤の「The Last Balloon」の歌詞翻訳に誤訳があるため(歌詞カードの原詞の誤植もあり)、私が翻訳をしてHPに掲載したところ、ジオシティ-ズより著作権の侵害だという連絡が入り翻訳ページが削除されました。
私は歌詞の翻訳が著作権の侵害に当たることを知らなかったので(でもこれは言い訳にならない)、それならばXTCに著作権使用料を支払ってHPに掲載しようと日本音楽著作権協会(JASRAC)に問い合わせをしたところ、最終的回答として、現在のところ個人の無料のHPに翻訳を掲載するのは難しいという結論を得ました。
この辺のやり取りについては私がよく行く英国映画のBBSに書きこみをしたところですが、HPを作成している方はご自身がお作りになっているHPに掲載している著作物について、心配に思っていることと思います。JASRACとのやり取りの経緯及び、著作権についての私の考え方をこちらに掲載しますので、ご参考くだされば幸いです。
6月3日(木)
昨日Iさんからアン・ライスに捧げた曲を書いているグレン・フライ(元イーグルス)を教えていただいた。
CD名: ストレンジ・ウェザー
アーチスト: グレン・フライ
曲名: ウォーク・イン・ザ・ダーク
タイトルからして実にらしい。次にCD店に行くときは、ぜひとも買わなくては。スティングやNIN、SG、リーラ・ジョセフォヴィッチ、グレン・フライ、とこれだけ曲が集まれば、「MUSIC FOR ANNE RICE」と称してMDの編集ができそう。Iさん、どうもありがとうございます。
昨日買ったCD
XTC Explode, Upsy Daisy Assortment
Andy Partrige & Harold Budd Through the Hill
The lilac time Looking for a Day in the Night
Duffy Duffy
Martin Newell The Greatest Living Englishman
Catatnia International Velvet
R.E.M Green
Japan Tin Drum
HMVのフリーマガジンを読んでいたら、昨日はXTCに酷似していると話に聞くカジヒデキのCDの発売日だったらしい。知っていたら試聴したのに。音楽の世界というのは新人が先行音楽家と曲が似ていると、かなり不評を買うものらしい。人間は見たことのない(聴いたことのない、経験したことのない)ことを表現することは殆ど不可能で、それができるのは限られた才能の持ち主だと思うのだが。カジヒデキにしろ、平野啓一郎にしろ、そういうものではないだろうか?
つまりコマーシャルにカジヒデキを使うのだったらXTCでいいのに、と思ってしまうところで(私も思うが・笑)、カジヒデキに対するやっかみが生じるのであって、この感情と芸術が成立する要件とを同レベルで考えるべきではないだろう。
「The Beatles/1967-1970」を久しぶりに聴く。これは去年HMVのポイントカードで初めてもらった記念すべきCDである(それまでCDは年に1、2枚くらいしか買っていなかったから)。久しぶりに聴いて驚いたこと。XTCが似ているのはともかくも、あのへんな(すっとんきょうな)メロディラインを持っているGorky's Zygotic Mynciと似ている曲があったのである。結局、私が好きな音楽というのは似ているというか、すべての道はビートルズに続くというか。そもそも音楽にしろ美術にしろオリジナルが消費複写されて、「新しい」作品が生まれるというだけなのことか。
5月27日の始末の悪い箱の話に追加。たたみ1畳のスペースをとる動かないステレオ(レコード専用)というのもなかなか手に負えない。見た目が家具調の立派な姿をしているだけに、廃棄をするには心が痛むのである。というわけで、壊れたまま10年以上部屋に鎮座しているのであった。
5月30日
時として、あるはずのものが見つからないことがある。はさみやのり、たまに参照する本とか、いつものところに置いたはずなのに見つからない、でもそんなに重要なものでないので、見つからなくても支障はないものだ。そんなふうに物が見つからないとき、私と妹は「小人が持っていった」と言って、なんか知らないうちに元に戻るのを待つのである。
今日はフジロックに向けて今から少しは英語に耳慣れておこうとヒアリングCDを聴こうとしたら、これが見つからない。おかしいなあ。小人もインターナショナルな時代になったらしい。
5月24日
フジロックフェスティバルのチケットと宿泊の申込みがようやく完了。
チケットが3日通し券で3万9千円。ホテル代が3泊で4万5千円でしめて8万4千円。あと交通費や保険料、レインコート他の必需品を買ったりすると、15万円くらいになりそうだ。この準備の買い物が多いのだ。私の場合、使わないものも買うし。ほとんど買い物をするための口実のようなものだ。
案内パンフレットによると、某ホテルは連泊の場合は清掃が入らないそうだ。豪気だなあ。どうも夏場の苗場は閑散期らしく、特別に営業をする、というようなニュアンス。最初から断りを入れているのはいさぎがよいと言うべきか?でもなんだか腑に落ちない。それでも結局は現地で宿泊客層を見て仕方がないと納得するのだろうか?
素朴な心配事。湯沸しポットは置いてあるのだろうか。普通あるだろうなあと、思うものの、清掃をしないの言葉を見て、急に心配になってしまった。
でもこれらのことは、ささいなこと。山の中だからめいいっぱい大きな音で聞けるんだろうなあ。これが本当に楽しみ。
同僚2人目に貸していたXTC「Apple Venus vol.1」が戻ってきた。他のも貸そうかと言ったら、買うからいい、ですって。嬉しい。
5月23日
昨日はインターネットになぜか接続ができなかった。パスワードとユーザー名が違うといわれても…。
というわけで昨日の話
映画「レッド・ヴァイオリン」をシャンテで見た。
サントラを担当したヴァイオリニストのジョシュア・ベルのサイン入り写真が初日プレゼントでもらえるというので、上映開始2時間前に映画館に行くと、すでに並んでいる人たちがいた。みなさん、すごいなあ。
映画は1本のヴァイオリンが300年もの間、さまざまな人の手を経て時の旅をするという物語。なかでも18世紀末のオーストリアの修道院で育てられていた孤児の少年カスパーの物語が秀逸。彼はヴァイオリンの才能があったためにウィーンの音楽家に引き取られて、音楽教育を施される機会に恵まれる。カスパー役のChistoph
Koncz自身がヴァイオリニストとして優れていることもあるのだろうが、彼の姿はそのままヴァイオリンの音として表れていたのが驚きだった。ヴァイオリンの音は子供の魂の姿と似ているのだと。
彼の憂い顔、ヴァイオリンの悲しげな音は一体化しており、この後レッド・ヴァイオリンが長い時の旅をするとき、どうしてもヴァイオリンと一体となった小さなカスパー少年の姿が思い出され、ヴァイオリンの過酷な運命を見つづけるとき、肉体的な痛みを感じざるを得ない。
余談:映画が終わって、ロビーで「回想シーンが多かったね」と言っている観客あり。うーん、すごい意見だ。
というわけで体力を使い果たした私は、今日は昼寝。こんな調子でフジロックに行けるのだろうか……。後ろでおとなしくしていよう……。
高橋真琴を紹介しているHPを見つけたので、どんな絵か思い出せない方は、こちらをどうぞ。
イラストをクリックするとさらに他のイラストも見られます。
5月19日
「高橋真琴の世界展」の案内が届きました。
開催日 5月25日(火)〜6月6日(日)会期中は無休
時間 午前11時〜午後6時(最終日は午後5時まで)
会場 北沢ギャラリー
東京都千代田区神田神保町2−5 北沢ビル2階
電話:03-3263-0065
地下鉄神保町駅A1出口徒歩1分
デラックスマーガレットの表紙や文房具、ハンカチを華麗で可憐な少女やヨーロッパの絵で飾り、少女たちに夢を与えてくれた高橋真琴先生の個展です。
懐かしいと思われた方、ぜひお出かけください。先生は現在も現役で可憐な少女の絵をお描きになっていらっしゃいます。今まで開催された個展では作品の販売はもちろんのこと、乙女心をくすぐるグッズの販売もありました。先生は童話に出てくるようなやさしいおじさまです(おじいちゃま?)。
書く対象によって、文体が変わるわたし(^_^;;
5月18日
いよいよSGのビデオが届く。ばりばりっと包装を開けたいところだが、PALからNTSCへ変換するために、そのまま変換会社に送らなくてはいけないので、ぷちぷちの保護材の上からケースを眺めるのみ。
なにはともあれ、ファンクラブの通販はとにかく対応が早いので注文しがいがあるというものだ。早く中身を見たいなあ。
XTCのアンディ・パートリッジとコリン・ムールディングのイラストを描きました。客観的に見れば、普通のおじさんたちなんですけども、ドリームフィルターのかかった私の目では、「くー、かわいいよ〜」となってしまいます。
その昔、お年を召した中井英夫の写真を横目で見ながらも、「人外境通信」の作者は29歳の青年だと思いこんでいた私ですから(大正生まれであることを知っても、全然ショックでないところが我ながらすごいと思う)、45歳のおじさまがかわいく見えるのはたやすいことです。
というわけでおじさんのイラストですが、見てもいいよ、という方はXTCその1とXTCその2をどうぞ(本当におじさんですからね〜。前もって言っておきますよ)。
5月16日
寝坊をして「ミュージックバザール」を見損なう。SGのTHE ANIMAL SONGの順位は何位になっているのかしら〜。。。。
「ミュージックマガジン」5月号に掲載されたXTCのインタビューの写真がラヴリーなので、この写真の絵を描いていたら、フキサチーフ(鉛筆の粉がこすれないようにする定着液)が切れてしまって、中断。ダレンのイラストを描いたとき、少なくなっていたのには気がついていたのだけど、新しいものを買うところまで頭が回らないのが悲しいところ。
XTC「Apple Venus Volume 1」からのセカンドシングル「I'd Like That 」は英国では5月25日に発売だとのこと。今度も「Easter
Theatre」同様、アンディ・パートリッジの語りによる"How I'd Like That Came To Be"が収録されることだから楽しみだ。
ARVLFCから今年のカヴン・パーティのチケットの案内が届く。今年と来年は行けないので、ため息をつくしかない。
「荒涼園」にはアン・ライス関係のおしらせページがないので、カヴン・パーティの案内をここに記しておきます。関心がある方はARVLFCのHPをご覧になってください。
Anne Rice Vampire Lestat Fan Club
'99 COVEN PARTY
Date and Time: Friday, October 29, 1999
Doors open at 6:30 p.m.
Place: State Palace Theatre 1108 Canal Street New Orleans, LA
Price: $25 + $3 for shipping and handling (via certified mail), US Dollars ONLY.
5月14日
今市子「五つの箱の物語」(雑草社)が届く。4月に刊行されたばかりなのに、この間書店に注文したら品切れで、おまけに増刷をしないとの連絡をもらって青くなり、藁にもすがる思いで、知り合いの書店員のIさんに在庫がないかFAXを入れたのだ。幸いIさんの勤める書店では今市子ファンの書店員さんがいてたくさん注文をとっていたとのことで、めでたく入手。尾道からやってきた本。大切にします。
しかし、増刷をしないとは本当なのかしら。いったい何部印刷したんでしょう、雑草社さん。
5月13日
奥野健男「文学のトポロジー」河出書房新社を読む。第2章のガストン・パシュラール「大地と休息の夢想」から引用。
>魚(鯨)の腹腔の中にもぐりこんで休息するというヨナ・コンプレックス、もともと洞窟、ほら穴の中で安息したいという欲望、蛇のように穴の中に入る、植物の根っ子の神秘な安息、そこには死と再生の願望がある。眠ることは死であり、めざめることは再生である。
XTC「Easter Theatre」はまさにこの死と再生の歌である。大地から生まれ出る命とその喜びを歌い上げているが、その比喩が巧みだ。特に「Now
the son has died the father can be born」は三好達治の「雪」を想起させる。
「雪」(*注1)
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
何かが死んで、何かが生まれる、自然の摂理。
そして詞はstage left、stage rightと舞台に登場する者を呼び上げる(*注2)。舞台に登場するのは豊饒の象徴としての女性であるイースター、新しい命、死に行く者である。私たちは彼女ら(イースター)、新しい命と死に行く者を、客席から見つけるのではない。薄暗い舞台の奥にいて、幕の払われた明るい舞台に踏み出す彼女らを見ているのである。
そして次に舞台に進むのは「わたし」だ。舞台の奥は、身を横たえる隠れ場所としての叢やほら穴であり、舞台の奥から見る緞帳の向こうは、ほら穴の奥から見る明るい空のようだ。舞台に立ったとき、長い眠りは覚める。死んだ息子も、また生まれ出でる。
*注1 今、この「雪」の収録された本の鑑賞ノートを見たら、「雪の降る静かな夜と一軒々々の屋根の下に眠る子供の寝顔といった日本の風土的生活を描いた版画のような作品」と書いてあったのだが、これが一般的な解釈なのだろうか。私は「眠らせ」という単語に「死」といった怖い響きを感じるのだが。また太郎と次郎を匿名化するのなら、太郎・次郎は、地中で冬の眠りについている動物や、春を待つ植物と読むこともできる。
*注2 「Easter Theatre」シングルジャケットに印刷された手書きの歌詞は作詞の過程が見てとれる。stage left、stage
rightと来て、次はstand upとなっているが、元はstage frontだったようだ。front=正面(視線が左右に動いてから正面では変化がない)をstand
upに変えることで水平から上方へと動きが生じ、命の誕生のイメージがわきやすくなった。
5月12日
11日の日記を送信したら、10日はSGのビデオの発売日(発送日?)だということをふと思い出す。いつ届くのかしら? 届いたらすぐにPALからNTSCに変換するために転送しなくてはいけないのだけど、ともかくも届くのが楽しみ。
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今日買ったCD
XTC「drums and wires」(これでアルバムが全部揃った)
XTC「The Compact XTC the singles 1978-85」(ジャケットのイラストを見るとどうしても乱歩を思い浮かべる。あるいは"みっしり")
TheDukes of Stratosphear「Chips from the Chocolate Fireball」(今聴いているけれど、癖になるリズム)
Duffy「I love my friends」
The Clash「The Clash」
Blur「13」(フジロックに行くことですし。シリアルNO.099631)
「The Red Violin」サウンドトラック
昨日船で行ける外国ってどこがあるんだろうと考えたら、ウラジオストクに行きたいと突如として思った私は、「地球の歩き方」を買って読んでみた。ところがものすごくロシア旅行は個人では面倒くさいものであることを知って、気分が盛り下がってしまった。
ツアーにしようにも、JTBに行ってカタログをさがしても、エイビーロードを見ても西側のロシアしかツアーは載っていないし。「船で行くウラジオストク7日間の旅」とかないのかしら。ロシア専用の旅行社しか扱っていないものかもしれない。
夢野久作の「死後の恋」にウラジオストクが出てきたような気がするのだけど、本作が収録された本が見つからず、確認ができないのが、ちょっと気持ち悪い。
5月11日
大学時代のサークルの友人が結婚をするということで、サークルのメンバーが集まって、お祝いをする。富田靖子似の美少女だった彼女は相変わらずかわいくて、久々に彼女のおとぼけな会話に笑わせてもらった。ダンナ様になる彼は4ケ月の一人暮しで家事を促成で身につけました、という好青年。アイロンがけが苦手だという彼に、サークルの女性陣が、完璧にやろうというのは無理だから(現在ワイシャツはクリーニングにだしているというので)、クリーニングに出すか、形状記憶にすべきだと力説。共働きになる彼女の家事の負担を減らすように取り付けた(笑)。
末永くお幸せに。
5月8日(土)
SGのダレンへのバースデープロジェクトが完成し、ほっと一息つきました。
素晴らしい作品が届くたびに、作品にふさわしいページを作らねばとプレッシャーがあったけれど、このプレッシャーのおかげでよいページができたと思います。改めて、ご参加いただいた方にお礼を申し上げます。
そういえばSGのビデオの発売の5月10日ももうすぐなので、努力のあとのご褒美という感じがします。
というわけで7日はバースデーページをUPした後、睡眠不足と完成の高揚感でぼんやりしながら職場に出かけたのだが、電車の中で、前に立っているお嬢さんが開いている雑誌の写真を見て、目が覚めた。
写真は書棚の写真でキャプションがなかったのだが、ひと目で、これは高村薫の書棚だと分かって、どこの雑誌の記事だろうかとしばし推理をめぐらせた。ページの字組と版型から恐らく「ダ・ヴィンチ」だろうと推測。帰宅時に書店に寄ると「当たり」で、ちょっとばかり嬉しかった。(インタビュー記事自体は可もなく不可もなく、だったが)
「李欧」続いてまたもや改稿をしたという文庫版「地を這う虫」を購入。ハードカバー時にいちばんのお気に入りだった「愁訴の花」を読むが、どうも登場人物の感情の瑞々しさが消えたような気がする。
「リヴイエラを撃て」までの文庫での改稿は、単行本執筆時には作者自身が理解が及ばなかった登場人物の人物造型をより掘り下げた形でなされていた(登場人物の動きが変わったとしても、物語世界やその中にいる人物像は変化ない)。
それが「我が手に拳銃を」の改稿作品「李欧」からはすっかり別の作品になってしまっている。なぜこうも変わってしまったのだろうか。これは作品の出来不出来の問題とは別に、新作を書かずに旧作をいじることで物語を完成させようとする理由を考えなければならないだろう。まったく違う物語に書き改められてしまっているが、高村の意識の上では「我が手に拳銃を」の登場人物がそうすべきだった行動を「李欧」では行っているのだから。
ということでこのことは後日に続く。(たぶん)
5月4日(火)
5月1〜3日と東京のホテルに宿泊して贅沢な休日を楽しんできた。一応、私が住んでいるところは東京通勤圏なのだけど、片道2時間近くかかるとなるとなかなか辛いので、今回は優雅にお泊り。
ということで東京で楽しんできたものは、次のとおり。
bunkamura「パリ・モードの舞台裏」(5,000円の図録はお洒落かつ資料価値高し)。シネマ・カリテ「ベニスに死す」(満員!)「ヴァージン・フライト」(ヘレナ・ボナム・カーターがかわいい!)
それから買ったCDは
XTC 「White Music」「GO2」「Easter Theatre」(4枚目^_^;;)
Martin Newell 「The Off White Album」(声と風貌がミスマッチ)
Manic Street Preachers 「You Stole the Sun from My Heart」(クラッシュのカバーが入っているシングルを買ったつもりなのに間違ったみたい)
Gorky's Zygotic Mynci 「Sweet Jonny」(どうしても「Tatty」が見つからない。気長に探すことにしよう)
Radiohead 「Anyone Can Play Guitar」
連休中に読む予定のアン・ライスの「Vittorio the Vampire」はなかなか乗れず、2章をうろうろしている。CDを聞きながら読もうとしたのがいけないのかも。
今日と明日はDarrenのイラスト描き。久々に鉛筆とアクリルを使おうかと考えている(特別企画だものね!)。あれ、紙はあったかしら。
4月28日(水)
勤務先の同僚と話しているうちに苗場のフジロックフェスに行くことになった。しかも3日間……。
いくらかかるかあれこれ計算していると、冬場の「ロンドン6日間の旅」くらいの費用になったので、おやおやと思ったのだが、英国だって割引切符を使用しないとべらぼうに鉄道運賃が高いのだから、単純に額面だけで比較するわけにはいかない。遠い成田空港に行かないで済むだけ楽でありがたいと思いますし。
今日買ったCDはXTC「THE BIG EXPRESS」とBoys air choir「blue bird」。「blue bird」のジャケットはきたのじゅんこ氏の描く絵の少年のようなエドワード・バロウズ君。この写真は色鉛筆で模写したいくらいきれい。ライナーノートの写真にコナーバロウズ、エドワード・バロウズ以外にもう一人「パトリック・バロウズ」という少年がいるのだけど、彼も兄弟なのかしら?
4月26日(月)
SGニュースにも書いたけれども、SGのビデオはNTSC方式では販売しないらしい。それでもUSドルでビデオ25ドル+送料5ドルという案内を送ってくれるということは、PALを変換して見てね、ということなのでしょうね。
どうしようかな、申し込もうかしら。思いきってPALを見られるビデオデッキを買ってしまうとか(いくらなのかなあ)。
そういえば去年英国から買ってきたコリン・ファースの出演している「PRIDE & PREJUDICE」のBBCビデオも見られないままだったんだわ。
4月24日(土)
明日は選挙だ。「よろしくお願いします」だけを訴える電話は意味がない、とよく言われるが、これはハサミは使いよう。すかさず「公約は何ですか。市の税収は減ってますが、その○○をするための財源はどうしますか(その分、何を削りますか)」と訊ねるのだ。このレベルの質問に答えられない選挙運動員のいるところは、投票する必要はない。
今日は候補者本人が出てきた。新人だが、机上の空論になっていないところに好感を持つ(他の候補者から電話がきたら、変わるかもしれないが)。
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数年前(といっても2年前)に某小説新人賞を受賞した作品が気になって、出版社に作者名とタイトルを問い合わせをしました。しばらくして返事をいただき、それではと早速注文をしに書店に行ったら、すでに絶版だとのこと。
本当に? と信じられませんでした。なにしろ出版日が97年6月なのです。まだ出版から2年も経たず、文庫も出していないにもかかわらず、絶版。出版社にとって売れない本を何年も在庫として保管しておくのは経営上難しいというのは、分かってはいますが、少なくとも自社の名前を冠した雑誌の新人賞の受賞作品を2年以内に絶版にするのはどうかと思います。
何のためにその賞を与えたのか。何のためにその賞を主催しているのか、考えるべきでしょう。雑誌の編集部と単行本の編集部、営業が互いの仕事を知らないにしても(私に返事をくれた編集の方は恐らくこの本が絶版になったことはご存知ない)、それならばそのことを勘案して受賞作品は3年間絶版にしない、と取り決めをするなりして、自社の事業に責任を持ってほしいです。
在庫管理のことをいうならば、売れるように受賞者を育てるのが出版社の務めだと考えるべきでしょう。そこに「新人賞」の意義があるはず。出版して読者に選ばれない作家は退場すべきだとしても、読者が選ぼうにもその本がなかったら、作者は努力する場を奪われたのも同じなのです。
最近、この出版社で某新人を大々的に売り出しているだけに(どう考えても作風は澁澤なのに○○の再来としているあたりが…。面白い作品でしたが。2作目は今読んでいる。なんだか短い京極夏彦みたいだ)、今回の絶版についての出来事は、なんだかなあ、という感じでした。
(出版社が苦しいのは分かるんですけどね。でも今回は、それはないよ、という思いの方が強いです。これが2年経っていたら仕方ない、とは思うのですが)
ちなみに私が読もうと思った作品は、当時女子高校生が書いた、英国のミュージシャンの書簡形式の小説。2年前はまだ洋楽を聴いていなかったので、読み逃してしまったのでした。確かミュージシャンが失踪だか自殺だかして、残された人物が受取人がいない手紙を書く(のだったかしら? 遺書が送られてきたのかしら? 雑誌で選評を読んだだけだから、記憶があいまい)物語だったような気がします。図書館に行って雑誌か単行本を探すことにしましょう。
4月22日(木)
カウンターをHPにつける。これでHPらしくなった。あとは内容の充実が課題。
出張先で立ち寄った紅茶専門店で、スコーンセットに本物のクロテッドクリームが添えられていた。なんと懐かしいクロテッドクリーム! 量もたっぷりで、嬉しかった。持ち帰り用も販売していたので、2個購入。製造元は話には聞いていた「中沢フーズ」だった。去年「大英国展」の物産コーナーで買ったスコーンミックスが残っているので、週末はお茶を楽しむことにしよう。
4月20日(火)
どうやらホームページの体裁が整ってきた。「今日はなんの日?」とインデックスページに書いてみたが(NHKラジオに同タイトル番組がある)、今日からSAVAGE GARDENファンは記念日がつづくのだ。1年前の今日、大阪を皮切りに4日間の日本公演が行われ、2年前の4月23日は1stアルバム「SAVAGE GARDEN」の日本盤が発売されたのである。そして5月8日はDarrenの誕生日だ。だから何?というものだが、ファンというのはなんでも彼らに関する事柄は嬉しいものなのである。
さて、HPを公開してから洋楽★美★ギャラリーのイラストにお褒めをいただいてとても気をよくしている。年をとっていても褒められるととっても嬉しい。大人でさえこうなのだから、子供は褒めなくてはね。
というわけでもうひとつ描いておいた絵があるので、よかったらここも見てみてください。「愛する者よ、列車に乗れ」に出演したSylvain
Jacques君もどきです。似てはいないのだけど、せっかく描いたので。
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