| 7月27日
初日は寝坊で出発の遅れた私は、例年のお気に入りの場所にピクニックシートを広げることができず、スクリーンの見えない位置を荷物基地にして行ったり来たりをしました。
■DROPKICK MURPHYS (グリーン・ステージ)■
私が好きなバグパイプが鳴らされ、低いすごみのある声でがなり立てられ、すごいライブ映えのするバンド。土臭いDAMNEDといったところ。音としてはかなり好き(声がもう少し細ければ…)。朝っぱらから、ライブエリアですごい盛り上がっていました。
くるりを聞きにグリーンステージからいちばん遠いフィールド・オブ・ヘブンへ。着いたところで近くの木陰で昼寝。去年のフジロックでもらったブリティッシュ・カウンシルの小さいビニルシートがあるからどこでも座れてしまうのです。
■くるり(フィールド・オブ・ヘブン)■
アルバムだと好青年のフォークソングという趣もあるのだけど、ライブは実験的でけっこうくせもの。4月のリキッドルームのときは内へ内へこもってそれがでんぐり返って外側に繋がるような円環のようなサウンドだったけれど、フィールド・オブ・ヘブンだとそのまま森へもぐりこんでいってしまうような感じ(よく分からない表現だなあ)。最初に歌なしでもくもくと演奏して「サウンドチェックでしたー」なんて言ってしまうところがよいです。岸田氏のまったりとしたツッコミ(観客がボケにされている)が面白いなあ。
■TRAVIS(グリーン・ステージ)■
前回の来日ライブは行き損なったので、待望の生TRAVIS。渋谷クアトロだったら、それこそ和気藹々としたステージだったのだろうなあと思えるほど、フランがおしゃべりさんでかわいい。私の横に立っていた男の子もぼそっと「かわいい」と言っていたくらいだもの。グリーンステージでもほのぼのしていました。次にマニックス、OASISとUKバンドが続くので、ライブエリアの前の柵は混雑で入り込めず、後ろの柵から聞きました。舞台は見えず、スクリーンを見ていました。
やさしい歌声と濁りのない音が本当に気持ちよかったです。
私は素朴にかわいいラブソングが好きで、「The Flowers Window」もそのひとつ。この曲の前のMCがまたいいのです。
たぶんこんな感じ。(私の聞き取りは怪しいので、本当はこうだよ、と分かる方はご連絡ください)
誰か赤ちゃん欲しいと思っている? 誰かいる?
ノー? イエス?
この歌は赤ちゃんを作って、子供を持つっていうことの歌なんだ。
(君が)愛する誰かずっと永遠にそばにいることの出来る人を見つけるんだ。
フランは歌っているとき八の字眉で細目になっているんだけど、この歌のときは、わりと目を見開いているんです。頭の中で情景を思い浮かべて歌うのではなく、すぐ目の前にいつ人に話している、という感じでしょうか。
それから「Why Does It Always Rain On Me?」からではないけど、TRAVISが始まるちょっと前から雨が降り始めました。3日間のうち雨が降ったのがこのときだけですから、雨乞い歌なのかもしれません。
最後の2曲のMCも「はろおー」と間延びしたHello(これがまたかわいい言い方でねえ)の後に「Slide
Show 」「Blue Flashing Light 」の解説でこんなことを言いました。
最後の2曲はここにいる全員のために演奏するよ。
この次の歌は歌のための歌なんだ。
誰もがこれまで経験したできごと、いいパーティや結婚式、葬式等々を思い出して、それは写真や映画みたいなんだ。
SET LIST
1.sing
2.writing to reach you
3.pipe dreams
4.as you are
5.driftwood
6.why does it always rain on me ?
7.turn
8.last train
9.side
10. the cage
11. the flowers window
12. slide show
13. blue flashing light
おまけ
2と3の間で日本語で自己紹介。
3と4の間のMC
Hey
How are you doing good?
this is such a brilliant festival.
So cool.
You lucky how about, you lovely people too.
This is song about this is one of my favorite
song.
This is call "As You Are".
8と9の間で謎の日本語
たぶん「楽しんでるかい?」の意味で「たのしい…」(「の」が上がっている「い」は消え入るよう)「たのしい」(やや大きめの声)「たのしい」(大きな声)と、楽しい3連発。「?」の語尾上げがないがために最初はいったい何事かと思ってしまいました。(フジロック前に出演したラジオで「魂」と言うようにパーソナリティに教わったらしい)
■MANICS STREET PREACHERS(グリーンステージ)■
きれいな歌声といったらジェームズほどきれいな声はないと思う。澄み切って空に届くような声。広々としたグリーンステージで歌うべき声だと思う。
初期の「Motown Junk」はCDで聞くと、若い男の子の痛々しいくらいの切ない声をしていて、その頃、生で聞いたらかなり辛くなるのではないか、でもそういう痛い声も聞いてみたい、と思っていました。今回 この歌が歌われて、若い頃は傷口から血を流していたままでいたのを、今は傷口に手を触れれば血が止まるような治癒力を含んだ声になっているという感じがしました。
アコースティックで「Raindrops Keep Fallin' On My Head」を歌ってくれました。雨が降っていたから?
くるくるはね回るジェームズや、足を出してのしのし歩くニッキーと違って、黙々とドラミングに取り組んでいるショーンというのも、これもキャラクターだなあと思いました。
ステージはあまりよく見えなくて、スクリーンで見つつ、ステージを眺めるという状況だったので、いつからニッキーはワンピースを着たのだろうと疑問に思っていましたが、どうも彼は最初からワンピースを着ていて、途中でまた着替えたらしいです。
私はサッカー選手の脚を見ても、キルトのお兄さんの脚を見ても、なんとも思わないのですが、ニッキーの白ワンピース+白ハイソックスはなかなか猥褻でよいなあと思いました。(そういえば黒ネクタイもしていましたが、タイトな白ワンピース+ハイソックス+黒ネクタイって香港の女子高生の制服と同じだ)
■OASIS(グリーンステージ)■
昨年の横浜アリーナ公演は、そんなに悪いものではありませんでしたが、それは年季の入った優等生的(というのもOASISにはおかしい言葉だけど)バンドのような安定感が感じられて、ちょっと面白みがなかったんですね。でも今回の苗場は大当たり! リアムのだみ声絶好調! がら声なのに艶と響きのある声がすごい力で届いてきました。演奏の方もバンドにあるべき生命感、躍動感にあふれていました。 |