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FUJI ROCK FESTIVAL 2001

  2日目(7月28日)
とにかくNEW ORDERがすごい! 
HOTHOUSE FLOWERSPATTI SMITHSTEREOPHONICSALANIS MORISSETTEECHO & BUNNYMENNEW ORDER

【7月27日】  【7月28日】  【7月29日】  【おまけ】


  7月28日

NUMBER GIRL、JUNO REACTOR(グリーンステージ)を少し聞いて昼食へ。

HOTHOUSE FLOWERS(グリーンステージ)
実直なロックだなあと聞いていたら、後半にアイルランドの伝統音楽ぽい音になってからは楽しかった。最後は三三七拍子で締めました。

PATTI SMITH(グリーンステージ)
私が今回見た中で、唯一グリーンステージからセキュリティーエリアまで降りてきたのがPatti Smith(去年のデイブ・グロールは豪快だったなあ)。
パティ・スミスといえば、メイプルソープの肖像写真が印象にあって、昔からどんな歌を歌う人なのだろうと思っていました。どんな歌い手か知りたい、と思う一方、メイプルソープの写真の繊細で硬質なイメージを裏切られたくない、と相反する思いもあって長いこと聞くことを引き延ばしていました。たまたま去年のUNCUTの付録CDに入っていた曲がなんとなく中島みゆきのまっすぐな歌い方とに似て気に入っていたので、メイプルソープ撮影のジャケットの「Horses」と「Gung Ho」を今回フジロックに向けて事前購入し、予習めいたことをしていました。ちなみにアルバムを聴いた限りではドラマチックな音と歌の展開をする「Gung Ho」の方が好みでした。

さて、ステージですが、これが人間として美しい人がそこにいる、そう思いました。写真の静謐なイメージからは遠いけれど、あの美しさは変わらない、私が写真に見た彼女の美しさというのは容貌ではなく、内に秘めた精神のことだったのだと思いました。
あの写真が撮られてから30年の間に、彼女に何があったかは知らないけれど、ずっと彼女はこうやって歌い続けてきたのだ、と彼女の歌声、一挙一動を見ていました。
力強いステージでした。現役で言葉と歌で闘っている人、だと思いました。長い髪を振り乱し拳を上げ、椅子の上に上り、その所作が大げさということはなく、彼女の歌う詞とともに言葉として訴えかけてくるのです。それは幼子が語る言葉を持たないがために体を表現するのとは違う性質のもので、自分の所作を理性でもって言葉にして見る者に伝えるというものでした。ですから、彼女の歌の言葉は歌詞の分からぬ私にもまっすぐに届いていました。
 

ここで、もっと聞きたいと思いながらも、立ち続けで疲れてきたので、ライブエリアから日陰に移動し、昼寝に入りました。遠くに聞こえる声を聞いてひと寝入り。

STEREOPHONICS(グリーンステージ)
だいたいこの日はStereophonicsのTシャツを着ているのですから、寝ているわけにはいきません。歓声が上がるのを聞いてライブエリアにそそくさとかけよりました。
全アルバムをまんべんなく演奏。つくづく私は音楽を聞くときはなによりも声に惹かれるんだなあと思いました。ケリーの部分的に入るちょっとつぶれたような声がとてもいい。つぶれた声、というとリアム・ギャラガーなのだが、全体的にガラ声のリアムと違って、ケリーの場合は高音でのばすときはきれいな声がすーーと伸びるので、これがまた面白いのです。

ALANIS MORISSETTE(グリーンステージ)
きれいな歌声を堪能しました。

ECHO & BUNNYMEN(レッド・マーキー)
次がNEW ORDERかと思うと気もそぞろできちんと聞けませんでした。低いけれど雰囲気のあるイアン・マッカロクの声とポップな曲がけっこう好き。もう少しゆっくり聞きたかったです。

NEW ORDER(ホワイトステージ)
時間割上はエコバニが終わってから20分後にNew Orderが始まるので、終わってから移動しても間に合うはずなのですが、どうもエコバニ→New Orderという流れは想像できましたし、満員になって人数制限になっては泣くに泣けないので(私はエコバニよりNew Orderに力点をおいていたので)、エコバニの途中で移動にはいりました。もう少し3日目に英国系を配置してくれてもよかったのに、とぎゅうぎゅうのプログラムを恨みました。

というわけでNew Order。
私にとってこれが今回のフジロックのハイライトでした。後方のカメラブースの辺りに私はいたのですが、人垣で全くステージは見えないのは当然のことながら、今年はホワイトステージのスクリーンがなくなって、ステージの様子が分からないのには閉口しました。「Atmosphere」の時なぞ、前の方で歓声が上がって、なに?なに?なにが起きたの?とやきもきして、とうとう途中からは安定のいい高い場所を見つけてそこから眺めるということをするに至りました。

とにかく、NEW ORDERは今回のフジロックの中でいちばん楽しかったライブでした。とにかくチームワークがいい、というか、全員がすごい楽しんでステージをやっていて、バンドのよさ、ライブのよさ、を感じました。

そして、ううう、バーニーが超かわいいんですぅ
ライブの良さとバーニーのかわいさに惹かれて、帰宅してから思わず、レディングと初期のNYライブの入っているDVDを買ってしまいました。歌詞はけっこう切ないものなのに、バーニーははじけまくって踊っていて、昔のライブはどうだったんだろうと気になったせいなのですが、昔のライブは歌詞の方に合っており、下向きに演奏し歌っており(演奏に一生懸命?)、今のはじけ具合はカラフルな音の方に合っているという感じでしょうか。レディングのライブはまだ全部は見ていないのですが、フジの方がさらにはじけているます。歌の合間に「ヒョーイ!」って合いの手を入れて手を振り上げて飛び上がっちゃうし、甲高い口笛を吹いてしまうし、間奏ではステップを踏んで踊っちゃうし。これが太り具合とあっていて、かわいいの(ハートマークが飛んでいると思ってくださいまし)。
歌もかわいい男の子声健在で、しかも昔のNYライブのささやくような歌い方と違い、声量があって、とてもライブ映えをする歌声でした。特に新曲なんて、歌もですが、ドラム、ギターの使い方なんてライブの方が生き生きしていますもの。

それとフッキーの声が低い悪人声で、さらにどうも言葉遣いも悪いようで、その話すリズムが重いドラムのようでいいのです(TRAVISのフランみたいに日本人が聞き取れるような話し方をしてくれないのでちっとも聞き取りはできないが、そういう感じは分かる)。
スティーヴンは、見えない、見えない!(涙)。ドラムはスクリーンが頼りなのに。来年のスクリーンの復活を望みます。

今回はキーボードのジリアンは娘さんの病気の看病で来ることができず、代わりにMARIONのフィル・カニンガムが参加。あと、新アルバムにも参加している元THE SMASHING PUMPKINSのビリー・コーガンがギターで入っていて、スマパンファンもけっこう来ていました。最後にステージを去るとき、ビリーにフッキーが飛びついたのが、なんともいい場面でした。憧れのバンドの舞台に一緒に立って、しかも抱きつかれて、ビリーよかったねえと思いました。

私がいたあたりは穏やかに揺れて聞いていたのですが、前の方はすごいモッシュでおまけに大合唱という状態だったようです(友人が将棋倒しにあって、NEW ORDERでこんなことになるなんてと戻ってきました)。

長いお休みのあとの久々の日本のステージは人数制限がかるほど満員で、しかもお客さんのりのり(死語)で、すごくうれしかったんじゃないかしら。単独公演をぜひやってもらいたいし、今回のフジロックのライブはビデオ、DVDにしてほしいと思いました。

SET LIST(これはNew Order Onlineから転記)
Atmosphere, Crystal, Regret, Love Vigilantes, Isolation, Your Silent Face, Slow Jam, Turn My Way, Bizarre Love Triangle, Close Range, Touched by the Hand of God, True Faith, Temptation, Love Will Tear Us Apart.

Encore: Ruined in a Day, 60 Miles An Hour, Blue Monday


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