内閣・議員・官僚について2002.3.15

 日本においては、司法・行政・立法、いわゆる三権は、建前上は、互いに独立しているとされている。
 しかし、実際にはどうか?  今回の、宗男問題について、このことを、改めて考えてみようと思った

 司法というのは、日本においては、裁判官の役割である。
 行政というのは、日本においては、内閣および官僚の役割である。
 立法というのは、日本においては、議会(議員)の役割である。
 今回は、中でも、行政と立法について考えてみる。

 政府の長である内閣総理大臣は、議員の中から選ばれる。 また、大臣も、少なくとも半数は議員から選ばれる。
 そのため、内閣と議員の間の差というものが、非常に曖昧になっているのが現状である。
 これは、与党の傀儡にすぎない内閣というものが非常に生まれやすい状況を作り出しており、 事実、内閣のほとんどがそういうものであることが非常に多い。
 これは、建前の「互いに独立」というものに反するのは明確である。

 次に、内閣と官僚の関係について考えてみる。
 大臣の中には、官僚あがりの人々も多数存在する。
 通常、大臣というのは、民間企業に例えると、社長であり、官僚は社員である。
 通常の民間企業だと、雇用主と労働者の間には、「馴れ合い」は存在しない。
 しかしながら、大臣が官僚出身だと、官僚と大臣の間に「馴れ合い」が生じてしまう。
 これでは、正常な行政が行われるとは到底思えない。

 最後に、議員と官僚の関係について考えてみる。
 これは、今回の宗男問題の中心疑惑の一つでもあるが、いわゆる、口利きというものが、 恒常的に行われているようである。
 そして、多くの自民党議員は、その「口利き」が悪い行為ではないと認識しているようである。
 しかしながら、議員は立法を、官僚は行政を担当しており、 立法と行政が互いに独立しているべきであるという考え方に基づくと、 この自民党議員の考え方がいかに異常であるかということが容易に理解できると思う。

 今回、宗男事件に関して、自民党は、今まで(中曽根とか)通り、 離党で解決ということにしたいようであるが、 これでは、宗男をスケープゴートにしているだけである。
 未だに口利きをする自民党議員は残るだろう。
 もっと、内閣・議員・官僚における抜本的な改革が必要ではないかと考える。

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