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B!誌を買おうと本屋へ行き色々と見ていると
白土三平の「死神少年キム」という漫画を見付けました。
幻の作品の文庫化で9月に発売されたばかりだそうです。
珍しく西部劇、と言ってもお得意の戦国時代の
忍者物的な部分も見受けられます。
1962年から63年にかけて描かれた作品でありながら
人種差別、因縁めいた出会い、大自然の中で無力をさらけ出す人間を描くなど
内容的には深いものがあります。
しかしこの作品もまた手塚治虫の「奇子」同様に中途半端で幕を閉じ、
謎が解かれないまま終わっているのは非常に残念。
ついでに「ユキポンのお仕事」も買いました。
大酒飲みのフリーター「あけみちゃん」に飼われている「ユキポン」が
生活の為にアルバイトをするお話です。
画が少々汚いのですがついつい買って笑ってしまいました。

手塚治虫氏にはそれほど影響は受けていないのですが、
「奇子(あやこ)」という作品は構想的には
彼が描きそうなものだったと思います。
彼は Russia の文豪、ドストエフスキーの「罪と罰」も
漫画化しているほどですし、この様な血族の怨恨的な物を
描きたいと言っていたそうですから。
但し本人も言っていたとおり、
後半で少し話の進め方が雑になっているところが残念です。

抜け忍カムイの生き方こそが
私が長年理想としてきたものです。
常に自分自身との戦いです。
30歳にもなると「どうでもいいや。」という気持ちになる事も
良くあります。個人差もありますが、
人生の降り返し地点と言っても良いでしょう。
そこで私は、これからもまだ生きていく価値があるのかどうか
試すと言う意味でも、今回の旅行を実行に移す必要があったわけです。

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