(542)SHAMAN 〜 SANTANA
アメリカだけでも1000万枚以上のセールスを記録し、グラミー賞も独占してしまった前作から数年、サンタナのニュー・アルバムがリリースされました。前作の異常なブレイク(復活劇)から年月が経っており、その間あまりニュースを聞かなかっただけに(アルバムのリリースも直前に知りました。)、セールス的には期待薄かなと思っていたら、きっちり1位で初登場してきましたね。プレスリーが何週も1位になったり、サンタナが1位になったり、最近ではロッド・スチュワートがトップ10内に初登場するなど、ベテラン勢の健闘が目立ちます。もっとも4位で登場したロッドも2週目16位ですし、少し前にご紹介したピーター・ガブリエルは早々にトップ100から消え去りそうな勢いで、トップ10に1週目だけ登場して、後は急激に順位を下げていくパターンが多いし、トップ10入りすらしなかったジャクソン・ブラウン等のことも考えると必ずしもベテランに陽の目が当たっていると言う訳ではない感じですが。
さて、この新作、前作の路線を完全に踏襲した感じ。とにかくほとんどの曲でフューチャリング誰それで、ヴォーカルを中心に多くのアーチストを招聘しています。前作でその名をあげたロブ・トーマスのほかにもシールやグローバー・ワシントンなどなど。ただ、日本ではあまり名前を聞いたことの無い人も多いのですが。また、前作ではどうだか忘れましたが、このアルバムではカルロス・サンタナ自身はほとんど曲を書いていません。外部ライター・プラス売れっ子のゲスト陣ということで、今風のサウンドになっているかといえばさにあらずで、ラテンの匂いがプンプンで、ギター・プレイも随所で堪能できます。前作が楽しめた方には良いでしょう。ただ、前作にあんなに馬鹿売れするほどの魅力は感じていないし、(好きは好きですが、そんなに万人受けするアルバムだとはとても思えないわけで。)セールス的には厳しいと思いますが。また、輸入盤を買い求めたので、歌詞がついていないのですが“アメリカ”とか“ヴィクトリー・イズ・ウォン”なんてタイトルを見るとちょっとやばい気も。
評価★★★☆ 2002・11・12