(544)COME ON OVER 〜 OLIVIA NEWTONJOHN

 

シャナイア・トウェインのニュー・アルバムがリリースされました。聴いてみたいのですが2枚組みで、2枚目はリミックス・ヴァージョンが入っているだけという代物。しかも価格が結構高めで輸入盤にしようと思います。同じような感じで2枚目はオリジナル・カラオケのみなんという、超マニア以外には全く有難くないCDも時々見かけますが、不要なものは省いて価格で勝負してもらいたいもの。デフレの波の影響は受けないのか、この業界は。

今回ご紹介するのはシャナイア・トウェインではなくて、彼女の超大ヒット作である前作と同じタイトルのオリビア・ニュートンジョンの1976年の作品で、邦題を“水の中の妖精”といいます。水面から首から上を出したオリビアの顔面アップというジャケットから取られているのですが、これが綺麗。“フィジカル”以前のイメチェン前の彼女を好む人が多いのは、音楽的な事もありますが、ルックス的なものもあるのでしょう。

収録曲は12曲。オリジナルと、カヴァー曲の入り混じった構成ですが、(そういえばこの人はデビュー曲もカヴァーで、ボブ・ディランの“イフ・ナット・フォー・ユー”でしたか。)日本で特に有名なのはドリー・パートンの曲を取り上げた“ジョリーン”。日本のオリコンでも11位まで上昇するヒットとなった作品で、コメディアンが使ったほど。(誰だか忘れましたが、“ジョンジョリーン、ジョンジョリーン”。志村けんだったかな。)アメリカではシングルとして切られず、このアルバムからはビー・ジーズのタイトル・ナンバーが23位まで上がるに止まりました。でも、この人の曲で好きな曲をと言われれば、やはり“フィジカル”や後の映画からのヒット曲ではなく、“ジョリーン”や“そよ風の誘惑”を挙げますね。

そのほか、有名なところではビートルズの“ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード”やトラッド・ソングの“グリーン・スリーヴス”などを取り上げています。ヴァラエティー豊かですが、うまく消化しているのではないでしょうか。初期のカントリー色は後退して、ポップ。日本ではポップ・アイドルって捉えられていたでしょうか。ルックス、ヴォーカル共に、透明度が高いというか、綺麗綺麗してて、こういうのは苦手という方も多いかとは思いますが、こういう売り方、売られ方をするアーチストはもう出てこないだろうな。このアルバムの最高位は13位。

 

評価★★★☆     2002/11/19