(545)SLEEPLESS 〜 PETER WOLF

 

今回はピーター・ウルフのニュー・アルバムです。古い洋楽ファンにはJ・ガイルズ・バンドのヴォーカリストでおなじみとは思いますが、ソロに転向後、もう20年近い月日が流れました。ソロ1作目の“ライツ・アウト”がチャート・インし24位まで上昇しましたが、ソロ転向前にバンドが世界的にブレイクしていただけに商業的には今ひとつぱっとしない感じでした。今回はレコード会社を移籍してのアルバムで、通算6枚目か7枚目くらいでしょうか。多分このアルバム、チャート的にはトップ100に入れば良い方かなみたいな予想で、あまり期待もしていなかったのですが、結構燻し銀のアルバム。

音楽的には初期のソロ時代のようなアップ・テンポな曲は無く、かといってバンド時代のようにシンプルなロック・ナンバーでぐいぐい押してくるでもなく、むしろ初期の彼らのブルース色を感じさせるアルバムになっています。とりあえず日本盤も出るようですが、ゲストにはミック・ジャガーが“ナッシング・バット・ザ・ホイール”にヴォーカル、ハーモニカで、同じくストーンズのキース・リチャーズが“トゥー・クロース・トゥゲザー”という曲でギターとヴォーカルで参加しています。輸入盤を買ったし、またクレジットなどよく見ないで聴き始めたのですが、すぐにこの二人は分ってしまいました。

とにかく渋めのアルバムで、シングルを切るならミック・ジャガー登場のナッシング・バット・ザ・ホイール”くらいかなと思うのですが、これは良いアルバムです。この曲と“ラン・サイレント・ラン・ディープ”、“ファイブ・オクロック・エンジェル”などが良い。最近ご紹介したものではトム・ペティーのアルバム、あそこらへんが好みの方は是非どうぞ。

 

評価★★★☆   2002/11/19