流れる河に

今日だけは 君の胸を 涙で埋めさせて
情けないね 男らしくないね 優しさにすがるなんて
薄っぺらな 自信1枚 容易く破られて
裸のまま 通りの中へ 放り出されて歩けない
誰もが 紙一重の人生 すり抜けて生きていくの
僕には 一歩先の その地面さえ危うい

だから今は この船に乗り 流れる河の 流れのままに

人からも 笑われるほどに ボロボロにくじけたら
不思議だね 悔しくないね 遠吠えなんかじゃなく
薄っぺらな 名刺1枚 振りかざす人たちの
化粧の下 素顔が息を できなくて苦しんでる
誰でも 一度きりの人生 光求め 生きているの
今なら よく見えるよ この手のばせば つかめる

だから今は この船に乗り 流れる河に こぎ出せばよい

愛のゆくえ

いつも側にいた君がいないから 退屈なこの夜をどうすごそうか
君との思い出を引きずらないほど 僕の頭の中は大人になってない
確かに見えたあれほどの愛が  あんなにもろくなぜ崩れさったのか
誰も知らないこの愛の行方  僕はこれから何の為に生きようか
高く 高く 視線を上げ 涙こらえたら
低く 低く 頭を垂れて いるよりも走れるだろう

こんど出会うときは君が倒れそうで
支えが欲しくて僕を訪ねてくる
その時この腕が君を抱けるだけの
強さとぬくもりを用意しておくよ

確かに消えたどんな愛でも
愛しさがまだあればきっと生まれ変わる
誰も知らないこの愛の行方
だから自分自身を信じて生きるだけ

高く 高く 視線を上げ 涙こらえたら
低く 低く 頭を垂れて いるよりも走れるだろう





狼の季節

南の島でいつも船を待っていた キュートなキャプテンが見つけてくれる日を
だけど太陽が俺を見下したまま 今日も一日があっさり終わっていく
OH−俺は何を根拠に OH−信じていたんだろう

北風の町で誘う女を抱きしめた くびれた腰で俺に巻き付いてくる
だけどホテルが二人を追い出したとき ありがとうって女が札を握りしめた
OH−俺は何が欲しくて OH−夜を待ってたんだろう

狼が女の胸で泣きたくなる季節には
遠ぼえも気のせいじゃなく優しげな声になってる

東の町で言い争いが始まった 女を真ん中に男同士の喧嘩
倒れた男を血だらけの男が蹴飛ばす ギャラリーが叫ぶ"愛があれば勝てる!"
OH−俺は何で君を OH−手放してきたんだろう

西の山陰で月がコソコソささやく おまえももう終わりだ自伝でも書いていろ!
言っておいただろう丸くなったらおしまいだ もう朝がくる、次の奴の出番だ
OH−俺は今この手に OH−何かつかんでいるか

狼が女の胸で泣きたくなる季節には
遠ぼえも気のせいじゃなく 悲しげな声になってる





永い夜

汗まみれの昼間が過ぎ 陽が西へ傾くと
ポケットの中にみんな笑顔を持って一人家路へ急ぐ
昨日まで同じ顔してた自分が下手なピエロだ
愛がかげる夜には月だけ寂しく浮かぶ
心をかきむしる君の笑顔が消せないから

留守電話が待ち人をなくし黙って一人で眠ってる
作りかけのままジグゾーパズルできあがっても無意味だね
巻き戻したテープの中で過去の君がこれから行くねと
愛がかげる夜には月だけ寂しく浮かぶ
心をかきむしる君の笑顔が消せないから

テレビが今日の終わりを告げおやすみなさいとすすめても
頭の中でわめいている僕があんまりやかましくて眠れない
こんなにも夜が永く遠い事を 君は知らないのに
愛がかげる夜には月だけ寂しく浮かぶ
心をかきむしる君の笑顔が消せないから





望郷

あの頃の僕はその胸が熱くて 優しさが妙に弱虫に見えた
4時過ぎまで僕を閉じこめる校舎に 一歩踏み込めば身を守りたくなる
とがった石だから その胸を傷つける それでも転がるたび 丸くなったのだろう
15の心を締め付ける春が来て ありもしない行く先を目指せと走れと
どうして誰もが大人の心になる あの淡い思いをガラクタにしてまで
いつから僕らはひとりぼっちになる 心の痛みを分かち合えぬままに

きっと この道のどこかに きっと 求めたものがあったのに
きっと 通りすぎて なのにそれを探しつづけている

頭を下げてはニヤニヤ笑っている 生き様がやけにちっぽけに見えた
5時過ぎから別の人生が始まり ネオンの町並みで心暖めた
誰でも手にする幸せの形がある 満足しろよそれで終わりが来る





沸騰

一生懸命 人を憎む君 何が悲しくて 笑顔を捨てた
眉間のしわは いつからなのか 一人で生きた 証のように
救われたいと 思っているのか 落ちて行きたいと 願っているのか

TVとだけ 話ができる君 何が楽しくて そこを離れないの
メガネの奥には なくした夢 画面の中だけに まだ残っている
生きて行こうとして 疲れきったのか 生かされ抜いて 燃え尽きてしまったか

足元からあぶられているような この街で みんな頭が 煮えたぎっている
足元からあぶられているような この街で 俺たちの夢が ひからびている

昔話を 繰り返す君 輝いていたんだね 確かに昨日は
今日の話も 聞かせて欲しい 上手に上司の 機嫌をとっただろう
過去を抱き上げ あやしているうちに 未来と明日が 見分けられなくなる

ママ眠らずに 話を聞いて 夢を見ていたんだ 気味の悪い夢を
背広のポケットを探ってみたら 白髪頭抱えた この僕が出てきた





祈り

夜だけが二人の心を やさしく包んでくれる
傷ついたその羽根を寄せあい 温もりを分かち合える
どれだけ 強い自分を
望んでも くじける日々
だけども 明日は今日よりきっと 遠くに飛べる
さあ おやすみ さあ おやすみ
朝は すぐそこ

貴方だけが二人の行方を もしも知っているなら
正直に思いを誓うよ だから守ってください
どれだけ 傷ついたなら
明日が つかめるのだろう
あてない二人の祈りよ どうか貴方へ届け
もう おやすみ もう おやすみ
明日を 信じて





君と僕

叩きつぶされて 涙を流してた時
君に出会ったんだ すぐに愛したかった
傷を癒やすように 愛に埋もれてゆく
海に浮かんだまま 空を見上げてる気分
約束など なかったから いつ消えても不思議じゃない

僕は眠れる夜の中で 肌のぬくもり求めていた
君は眠れぬ朝の部屋で 分かち合えない思いを抱いてた

視線の行く先が 僕に向かっていない
切り出す言葉が ナイフのよう冷たい
昨日はどうしたの 言い訳のような返事
明日はどうするの 気まずい無言の時間
優しい言葉 一つでも かけられなかった僕の罪

僕は涙を流すけれど とうに心は枯れ果てて
君はまだ笑顔を見せるけど 心の奥はもう見せたりしない





彼と彼女

どうしてあなたはそんなに薄っぺらな笑顔を見せるの
まずカラオケにでも誘っていいだろうと迫ってくる
ピアスも一つは許すけど いくつつければ気がすむの
気軽に夜を誘ってくる 瞳に何が映っている

あなたの心が見たいのに 他人の話しで 盛り上がってる
あなたの素顔が見たいのに 見えてこないのは なぜなの

センスのいい服を着こなして はやりの車に買い換えて
時代を追い続けてなきゃ この街の中溺れそうだ
ローンをいくつ抱えても 欲しい物がなくならない
どうだかっこいいだろう どうして嫌な顔をする

君を大切に思ってるけど 抱きたい気持ちが離れない
ビデオや雑誌で流れてる 愛をこの目で確かめたい

バイト先の上司たちは 手軽な愛を楽しんでる
仕事と家庭の間にある 夜の2時間に戯れている
流行だなんだと言うけれど 傷つけることを楽しんでいる
君一人しかいない 彼の言葉も腐り物なの

あなたは私を抱いてる時 とても得意げな顔をする
ゲームをやりたいわけじゃない 心抱きとめて 無理かな

見えない愛を手探りで 走っているから傷つける
つかめない心をつかもうとして 無理しているから
恋はかなわない
 




GOAL and START

昨日までの日々は 不満を人にぶつけてばかりで
背負わなければならない 明日に背を向けてばかりいた
逃げ場のない今日が 本当に来るまで動けずに
助けてくれる誰かが 現れることばかり望んでいた
GO and STOP そんなくり返しの日々の中で
だけど 新しい明日を 君に見せたくて 今を変えたいよ

昨日恋した人は 今日はもう誰かに愛される人で
幸せな横顔は 思いでの中だけにして欲しい
一人きりで進む時間が しまい込んだ思いを
あぶりだしてきて 僕が眠ることを 邪魔している
AWAKE and SLEEP いつも走れるときばかりじゃない
だから 思いっきり 昨日を忘れたのなら そこから歩き出す

明日出会う人は みんな 見も知らぬ人ばかりで
優しさも憎しみも まだその手の中にはない
ここからの未来の責任は すべて僕にある
誰かのせいにした うんざりな過去とは 別のもの そうだろう?
GOAL and START それが僕が今ここにいる場所
そして 新しい笑顔を 君に見せるために ここから今旅立つ

今は別れが悲しくて 涙にじむけど
今度出会うときには 嬉しくて泣けるように

GOAL and START それが僕が今ここにいる場所
そして 新しい笑顔を 君に見せるために ここから今旅立つ





愛じゃない愛

  愛じゃない 愛じゃない愛 愛じゃない愛 
  愛じゃない 愛じゃない愛 愛じゃない愛

1 君の肩を抱き寄せ その頬に顔を寄せ 唇を奪ってしまおう
  僕の心の中には あふれ出る欲望 そいつの命令に従おう

  求めているもの 本当は何 それは君も欲しがるものなの

2 君を家から連れ出し おいしいものを食べ 夜の街を車で飛ばす
  僕の頭の中には プログラムした行動 今夜答えがでるはず

  拒んでいるのは まだ怖いから それとも君も計算しているの

3 君をベッドに押さえ込み その胸を鷲掴み すべてを奪ってしまおう
  僕の瞳の中には ビデオ化された映像 再生されるだけの現実

  あえいでいるのは 感じているから それが二人をつないでいるもの

4 君をベッドに残し 一人で服を着て 何度目のさよならを言えば
  真実と言える愛が 確信の持てる愛が 二人の間に見えるだろう

  愛しているふり 愛されるふり そして終わりをただ待つだけなの
 





がらくた

目を閉じると思いだす にぎやかだった友との語らい
無限に時が続く気がした 校舎の隅暗くなるまで
口を開けると気がつかず 傷つけあった許せなかった
正義が自分にある気がした 大人のように慣れ合わない

心を打つと涙が出た 正直に気持ちを打ち明けられた
感じるものはどんなものでも 素晴らしいものだ価値あるものだ

手から転げる教科書に うごめく文字を覚えることで
キラキラ輝く将来を手に入ると もうささやかないで
耳で聞くと嘘に見えた 親の言葉もあなたの愛も
信じれるものはこの手の中に 握ったものと心を固めた

足をすくうと気持ちいい 人をなじるとスカッとした
向けるナイフが尖っているほど 楽しかったこの胸刺すまで

羽根もないのにバタバタしてた 夢も無いのに空を見上げた
無駄なガラクタかき集めるように この人生を生きてきたんだ

身体がいつもうずうずしてた やらされることに飽き飽きしてた
止まった時計を眺めているような 空っぽの日々から飛び出したい

羽根もないのにバタバタしてた 夢も無いのに空を見上げた
無駄なガラクタかき集めるように この人生を生きてゆくんだ

目を閉じると思いだす にぎやかだった友との語らい
無限に時が続く気がした 校舎の隅暗くなるまで





心の風

今すぐ君をこの手の中抱きしめて
今すぐ僕のこの想い伝えよう

自由な心の周りを張り巡らす 冷たく錆びた鎖解き放ちたい
ふっと気がつくとまた誰かの目を見て 自分がまた小さくなっていた
心の風一つの勇気 この僕に与えてくれたなら

今すぐ君をこの手の中抱きしめて
今すぐ僕のこの想い伝えよう

悔しい思いをいくつもする度に 近づく敵をにらみつけてきた
心の中身をすべて君に見せられて 初めて涙とけ出していた
悲しい過去も一人の君が この僕に明日をくれたから

今すぐ君をこの手の中抱きしめて
今すぐ僕のこの想い伝えよう





墓標の街

激しい雨が降る 僕の心を流す
二人で生きてきた 墓標に似せた街
愛だけが 僕への形見として
分かち合える身体だけ 愛に似せて
"GOOD−BYE"

嵐で灯の消えた 一人おびえる夜
僕は君を見失い 君は朝を拒んだ
君だけが 心の支えだった
わかり会えた二人なら だけどもう戻れない
"GOOD−BYE"

今は北の街 何もかも白い胸に
眠れその心 散らすような春の雪の中に

握りしめた拳から 赤い泪が落ちる
薄れて行く思い出に 君は何を捜すの
僕だけが 支えられるはずだった
責めるなら僕をなじれ 君じゃなかった
"COME BACK"

せめてもう一度 微笑みを別離に添えて
眠れもう誰も 君の事傷つけはしない





その場所で咲け

狂える雨がたたきつけてる 夜は深まり凍えてく
窓の外で吹く嵐が 君が出てくるのを待っている

扉を開けてゆけよ 闇の先の光を目指し
最初の一歩に全身の 力を込めて踏み出してゆけ

その場所で咲け その気持ちで咲け
その場所でできる限りの 根を張って

明日晴れるのはどこ その質問に答えはない
同じ光が一人一人に 同じだけ当たる訳じゃない

信じて見ろよ 今までの生き方を
どれだけたくさんの涙を 拭いながらも踏み出しただろう

その場所で咲け その心で咲け
その場所でできる限りの 芽を伸ばせ

肌を焦がす太陽に 心まで干されてきて
もう明日なんてたくさんだと 答えない壁に向き合う日が来たら

思い出して見ろよ あの時そばにいて
いてくれただけの友のこと 今でもきっとそこにいる

その場所で咲け その愛で咲け
その場所でできる限りの 実を付けろ

                                 (C)mazra627 2001