パソコンを使用したStompシリーズのデータバックアップについて
| 作成日 | 2002/11/07 |
| 更新日 | 2002/11/09 |
はじめに
Stompシリーズのデータのバックアップを行う場合には、少々MIDIの知識が必要になります。ここでは、簡単にMIDI機器を用いたデータのバックアップについて解説します。
ここではDG-Stompについてのみ説明していますが、AG-Stomp,UD-Stompについてもほぼ同じ方法で行えます。
準備するもの
- MIDIインターフェース
- YAMAHA UX16,EDIROL(ROLAND)UM1等のUSB-MIDIインターフェースが比較的安価で購入できます。
- パソコン
- ここではWINDOWS2000を搭載したパソコン(以下PC)についての説明を行っています。Windowsのほかのバージョンの場合もほぼ同じ方法で出来ると思います。
- シーケンサソフト
- 製品ではYAMAHA製XG-Works等があります。これ以外に、フリーウェアで録音再生の出来るシーケンサソフトでも使用できる場合があります。
MIDIインターフェースのセッティング等
- MIDIインターフェースのマニュアルに従い、MIDIインターフェースのドライバーをインストールします。
- マイコンピュータのコントロールパネルから、通常使用するMIDIインターフェースとして、上記のMIDIインターフェースを選択します。




上記の操作は後述のシーケンサソフト内で設定できる場合もありますので、そちらの方法を使用する場合は、この部分は無視してください。
- MIDIのINとOUTをそれぞれ、正しくStomp本体のMIDIジャックに接続します。
インターフェースにより表示方法が違いますので、MIDIインターフェースのマニュアルを参照ください。
- PCでシーケンサソフトを起動します。必要であれば、シーケンサソフトの設定で、MIDIデバイスを上記のMIDIインターフェースに設定します。(表示例はXG-WorkVer4.0です)


注意
- 多くのPCは、初期設定ではMIDI出力デバイスがPC内蔵のソフトシンセサイザーになっている場合がほとんどです。これは、PC本体で、MIDIファイルを演奏する場合にPCのスピーカーより音楽を再生する機能です。上記の設定をすると、MIDI OUTの出力先はMIDIインターフェースになりますので、PC本体でのMIDIファイルの再生は出来なくなります。MIDIの出力先デバイスを元に戻せば、通常どおりPC本体で音楽を再生します。
- シーケンサソフトによっては、ソフトの設定により、システムエクスクルーシブメッセージをスルーにしている場合があります。この状態で録音すると、DG-Stompの出したデータを再びDG-Stompで受信することになり、DG-Stomp側でデータが一杯になりエラーになります("E-1"と表示)。ソフトによって設定方法、初期値が違いますが、うまくいかない場合はチェックしてください。

全データの保存
- 上記のMIDIインターフェースのセッティングを行います。
- シーケンサのどのトラックでもいいので録音待機状態にします。

- DG-Stompのユーティリティーボタンを押します
- アンプセレクトを"LEAD2"に設定します。
- [TAPE ECHO]ボタンを押し、MIDIバルクデータ出力待機状態にします。
DG-Stompの数字表示部分に"ALL"と表示されます。
- シーケンサの録音をスタートします。

- DG-StompのStoreボタンを押してバルク出力をスタートします。
- DG-Stompの数字表示部分に"ALL"が再び表示されたら、出力完了ですので、シーケンサソフトの録音を停止します。
- この状態で、ソングデータをPCに保存します。
パッチデータの保存
- 上記のMIDIインターフェースのセッティングを行います。
- シーケンサのどのトラックでもいいので録音待機状態にします。
- アンプセレクトを"LEAD2"に設定します。
- [SPRING]ボタンを押します。
- 出力したいパッチナンバーを選択し、MIDIバルクデータ出力待機状態にします。
- PCのシーケンサの録音をスタートします。
- DG-StompのStoreボタンを押してバルク出力をスタートします。
- DG-Stompの数字表示部分に"ALL"が再び表示されたら、出力完了ですので、シーケンサソフトの録音を停止します。
- この状態で、ソングデータをPCに保存します。
注意
- 保存の形式はシーケンサソフト独自のフォーマットで保存してもよいですが、SMF(スタンダードMIDIファイル、拡張子.mid)フォーマットにて保存すれば、作成に使用したシーケンサ以外のほかのシーケンサでも使用することが出来ますので、こちらの方がお勧めです。
全データの読み込み
注意
- 全データの読み込みを行うと、読み込み以前のユーザーデータ、ユーティリティー設定などは全て消えてしまいますので、注意してください。念のために、読み込み前に全データをバックアップしておく事をお勧めします。
- 上記のMIDIインターフェースのセッティングを行います。
- シーケンサで全データ用のバルクデータを開きます。
- DG-Stomp本体を通常状態にします。(ストア、チューナ、ユーティリティーモードでない状態)
- シーケンサの再生を開始します。

- DG-Stompの数字表示部分に"Lo"と2度表示されて、表示が元に戻ったら完了です。
パッチデータの読み込み
注意
- パッチデータの読み込みを行った場合、本体に読み込みデータの設定が反映されますが、他のパッチを呼び出したり、電源を切ったりすると、そのデータはもとに戻ってしまいます。読み込みデータをDG-Stompに残したい場合は、ストア作業を忘れずに行ってください。
- 上記のMIDIインターフェースのセッティングを行います。
- シーケンサでパッチデータ用のバルクデータを開きます。
- DG-Stomp本体を通常状態にします。(ストア、チューナ、ユーティリティーモードでない状態)
- パッチのナンバーを読み込みを行いたいナンバーに変更します。
- シーケンサの再生を開始します。
- DG-Stompの数字表示部分に"Lo"と短く1度表示されて、表示が元に戻ったら完了です。
- このデータを残したい場合は、ストアモードに入りストアの処理をします。
注意事項
- バルクデータはシステムエクスクルーシブメッセージという方法で、やり取りを行っています。サイズの大きいデータをやり取りする場合に、シーケンサの仕様、MIDIインターフェースの仕様(およびデバイスドライバのバージョン)によっては、うまく送受信を行えない場合があります。特に全データのやり取りに関しては、データのサイズが大きい為、うまくいかない場合がありますが、もしもうまくいくようであれば、パッチのデータの送受信も可能と思われます。
(参考)動作確認の取れている環境
- 以下の内容は、あくまで、私個人の環境で参考であり、絶対的な保証ではありません。
| PC | MIDIインターフェース | シーケンサソフト | Stomp | 状況 |
| WINDOWS 2000,98SE | YAMAHA UX16 Driver V1.21 | YAMAHA XG-Works Ver4.0 | DG-Stomp AG-Stomp UD-Stomp | All,パッチともに送受信可能 |
| WINDOWS 2000,98SE | YAMAHA UX16 | YAMAHA MidRadio(フリー) | DG-Stomp AG-Stomp UD-Stomp | All,パッチともに送信可能 受信機能はありません |
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