8月31日 東京

昼過ぎの飛行機で、東京に戻る。
一つ前の便は欠航だったのだが、無事に飛んで良かった。
窓からみえる東京はガスで霞んでいた。ここに住んでいるんだな。

帰ってみると、山のようにすることが溜まっていて、長い睡眠で緩んでいた頭がパンクしそうになる。
まったくこの街はスピードが速すぎる。


8月30日 岡山にて。4

朝早く、兄貴は帰途につく。
台風が着々と近づいている。昼過ぎから、ものすごい風。
電気も時々消えたりする。
こういうの、久しぶりだなぁ。不謹慎だけど、ワクワクする。
でも、今回はそんなこと言ってられないほど風が吹き荒れた。



8月29日 岡山にて。3

昼過ぎ、兄のヒロシが車で帰ってくる。手にはギターケース。なんとMartin D-28である。
早速、ひとしきり弾かせてもらう。良い!さすがに高いだけある。
こういうの、一本もっておくべきだな。兄貴も一生もんのギターとして買ったらしいけど。
で、実家には親父が買って来たらしい3000円の中国製ミニギターがあったので、 即席セッションをしてみる。
チープなギターもマーチンに乗せられて、意外と頑張ってた。

家族全員が揃うのは実に4年振りである。感慨深い物もある。一年に一回ぐらい顔を合わせたい物ですね。
俺が悪いんだけど。

昼下がり、近くの寺の裏山にあるお墓に行く。
久しぶりにご先祖に挨拶を。そうそう、兄ヒロシが今住んでいる米子のアパートでは今、ポルターガイストが繰り広げられているらしく、
住人の半分以上が出て行ってしまったそうだ。こえー。
一緒にでかけたさくらは、花の咲いた木の下で遊んでいた。

夜、風が強く吹き始める。夕暮れは紫色。



pic by hiroshi.




8月28日 岡山にて。2

昼、写真仲間の(大先輩だけど)祖父と食事。
兄とじいちゃんと俺で、毎月写真を送り合っているのだが、じいちゃんはそれを綺麗にアルバムにまとめてくれていた。
で、一緒に今までの写真を眺める。三者三様。じいちゃんの写真もだんだん若返って行っているのが面白い。
今度はゆっくり戦争の時の写真でも見せてもらおう。

それ以外は、食って寝た一日。
月明かりに照らされながら就寝。
今月は珍しく、満月が2回姿を現す月らしい。






8月27日 岡山にて。1

朝一番の飛行機に乗って、岡山空港へ向かう。なんと3年振り。
なんでそんなに早い飛行機に乗ったのかと言うとだね、単純に自分の予約ミスっす。
夜の7時半の便だと思ってたんだもん。

母と、犬のさくらに再会。
入院中のばあちゃんのお見舞いに行ったり、なんだかんだと忙しい一日。

夕方、さくらと一緒に散歩に出る。美しい空がそこにはあった。











8月26日 忙殺される日もある。

明日から、久しぶりに岡山の実家に帰るからして、片付けておくべき物は
片付けておかなければならぬ。
夜、NHKにキーラを観に行く予定にしていたのだけれど、当然のごとくそれもかなわず。
クタクタになって帰宅して、準備して、寝る。明日朝早いからね。


8月25日 音を楽しめば。

夜、渋谷にて、ミュージシャン仲間と酒を飲む。ひともんちゃくあったのだが、
音楽を楽しむという事について、楽しく語る。
ほんまに、楽しくなかったら音楽じゃないよ。富山でもそう思ったしね。


8月24日 締め切りはまだだけど。

作曲をひとつ。サクサクっと、めずらしくツラツラツラとメロディが出て来て、
スルスルっと楽器を弾いて、完成。
あとはバババっと仕上げて、ツルっと送れば、完了。
あぁ、長嶋JAPAN負けてもうた…。銅メダルに期待。


8月23日 朝帰り。

富山からの帰り、みんなをそれぞれの家まで送って、夜中のトーキョーをぶっ飛ばしたら 朝になってた。
映画を一本観る。ロードムーヴィー。日本のだけどね。なんだかこころに残った。
あまりに眠かったので、早めに寝る。寝るぞー!。

8月22日 富山にて、その2。

さて、2日目。
起きると、焼酎の瓶が見事に空になっている。
どうやら、小島とあつこはさっきまで飲んでいた模様。
昨日、サービスエリアで買った林檎を、宿のおばぁにお土産として渡したのだが、
それのお返しなのだろう、冷たいスイカと葡萄をいただいた。うまし。

本日の最初のステージは、屋外にて。まだ人の集まりは少なかったけど、CD買ってくれた
女の子もいたりして、ちゃんと聴いてくれてる人もやっぱりいるんだと、感動。
気持ち良く歌えましたよ。

夕方のステージまでは少し時間があったので、福野駅に行ってみようと言う事になる。
古い駅舎と看板が素晴らしい。で、みんな写真を撮り始める。急遽、フォトセッション。
俺は、ポラロイドと、ポジフィルムでたくさん写真を撮った。デジカメではほとんど撮ってないんで、
ここには載せられないけど、今度ね。
長岡さんに、自分の写真を撮ってもらう。長岡さんは放っておくと女の子しか撮らないので、
自分から撮って欲しいオーラを出す事が必要なのである。大体、バンドの写真を撮っても、
俺はおよそただのギタリストにしか見えないので、なんというか、ボーカリストとしての
立ち位置をもっと確保したい所である。未だ、撮られる事は苦手なんだけど、
またよろしくお願いしますね、長岡さん。

で、夕方、最後のステージ。屋内の会場はライヴハウスっぽく作ってあって、
狭いけど音はちゃんとしてた。
さっきCDを買ってくれた女の子がまた観に来てくれてたりして、自分の歌が届いたのかなって
思うと、とても嬉しかった。
お客さんは案の定少なかったが、演奏は最高に最高に楽しかった。

何となくだけど、何かを掴んで帰って来たような気がする。
それはとても漠然とした物ではあるんだけど、まぁ、言葉にできないからいっか。
帰って来た東京は、時間のスピードが違っていた。
次はここで歌おうと思った。





8月21日 富山にて。

朝7時、集合場所に全員が集まる。わけもなく、結局全員が集合したのは、8時30分であった。
今年も富山に行く事ができる。ワールドミュージックの祭典、"SUKIYAKI MEETS THE WORLD"の
フリーステージに出演するのである。
ちなみにこのイベント、世界中からミュージシャンが集まるのだが、今夜は安居寺という
寺で、俺の大好きな沖縄の唄者、大島保克さんのライヴがあるのである。観れないんだけど。うう、惜しい。
今回はメンバーの他に、ベースのタザワさん、デザイナーのムラちゃん、
それから、フォトグラファーの長岡さんの、6人でのツアーである。
関越を一路富山へ。上信越道に入り、日本海を観るまでに5時間くらいかかったが、
夏の日本海は本当に青くて蒼くて、美しかった。凛としていた。

夕方、ようやく福野市にある会場に到着。我々が出演するステージは、野外だと思っていたのだが、
なんとも入りにくい感じの室内であった。そこで、屋外ステージでも演奏ができるように
交渉し、明日のステージを一つ増やす事に成功。去年も思ったけど、SUKIYAKIのスタッフは
Uさんはじめ、皆さんスバラシイ。
で、今夜は去年も出演した、"さむでい"というライヴハウスにて演奏。
トイレの脇に貼ってあるチラシを観ると、1996年に,元ボ・ガンボスのどんとが、
ここで演奏したらしい。ムムム、どんなステージだったんだろ。
で、ここには地元のミュージシャンや、音楽好きのお兄さんとかおじさんとか
おねえさんとかおばさんとか、赤ん坊とか、多種多様な人たちが集まってワイワイやっていた。
何の決まりがある訳でもなく、ただ酒を飲んで楽しむ場所というのは、東京のライヴハウス
(バンドからチケットノルマをふんだくるような所ね)に比べると天国のようでもある。
まぁ、真剣勝負で音楽をやる場所も必要なんだろうけど、本来こうやって、ただ楽しむもんだよね。
なんて事を思いつつ、演奏終了。新しい出会いとかもあったし、楽しかった。
マスターに挨拶をして、辞す。

本日の宿は、安田温泉旅館という、山の中腹に立つ、純和風寅さん的な宿である。
じいさんとばあさんでやっている宿である。部屋は男3人に対して24帖ある。
夜は当然酒盛りになるのだが、次々にダウンして眠っていく。
涼くて優しい富山の夜は更けていった。


8月20日 夜中の東京。

明日の富山行きに向けて、先に車に荷物を積み込んでおくことにする。
メンバーの家を順にまわった。
夜の東京の街は車も比較的スイスイ走って、気持ちよかった。
普段、チャリで通っている道を辿ったのだが、結構車でも遠く感じる。
改めてチャリの偉大さを知ったのであった。


8月19日 富山へ向けて。

週末の富山ライヴに向けてリハーサル。
ベースはタザワさん。なかなかいい感じにまとまる。
確認事項を確認して、(どういう日本語じゃ?)解散。


8月18日 歌をうたう。

ひとしきり、納得がいくまで声を出してみる。
自分のへたくそさに嫌になりそうになるけど、
一生付き合っていくんだから、好きになれるように努力努力。
で、「解夏」という映画を観て、就寝。
故郷に素晴らしい友人がいると言うのは良いもんだなと思った。
同窓会とか、全部無視しちゃってるけど、久しぶりに連絡してみようかな。
長崎の町は美しい。夢の中にも出てきた。


8月17日 なんとも。

妙に体が重い一日。早々に帰り、休養する。
つっても、雨の中チャリは飛ばしたけどね。


8月16日 魂とは。

ビードローズのリハ。倦怠ムードが漂う。
これではいかん!と話し、休憩を挟んだ後の演奏は、まるで違う勢いのあるものだった。
忘れていたものを思い出した。



あつこの新潟土産をほおばるリズム隊。奥はベースのタザワさん。

8月15日 さよならの背負い投げ。

ずっと籠って作業作業。作曲も大詰め。と行きたい所だが、
脳みそがパサパサのウェハースみたいになっている上に、
オリンピックが始まっちゃったもんだから、気になってしょうがない。
しかし、なんとか終了。ビンテージ機材の力を知る。すげー。
で、ようやくテレビ観戦。
柔道、横沢由貴選手の準決勝、残り1秒での背負い投げ一本に俺は雄叫びを上げた。
極限の状態の選手達、なにが違うって顔が違う。気合いが体から放出されている。
かっこいいな。俺もあんな風になりたい。



8月14日 東京湾。

朝、空いている都内の道を爆走自転車、風を切る。
途中、橋の上で止まって、シャッターを切る。

夜、スタジオの窓から東京湾の花火が良く見えるので観賞。
すこし寝転がって、窓に花火だけが映るようにすると、
まるで自分が飛行船の窓から花火を観ているような、そんな気分になった。



8月13日 友と深夜の道端で。

どうしても機材を運ばなくてはならなくなったので、
朋友Hくんに無理を言って車を出してもらう。
深夜0時に仕事を終えたばかりだと言うのに、Hくんは来てくれた。
涙目ものである。

で、無事に機材を運んだ後、白山ラーメンというやつを、
二人で道端で食べる。静かなお盆の深夜のラーメンは旨かった。
ほんとにありがと。


8月12日 焼酎は体に悪い。

夜、プロデューサーのS氏と、Beeと、3人で酒を飲む。
S氏は多才な人物で、話に飽きる事が無い。
で、音楽に向かう姿勢とか、実際にはどうやれば良いのか、
堅苦しくなく、楽しく話す。
何かを極めるのなら、何かを犠牲にしなければならないのかもしれぬ。 
が、音を楽しむ事ができないやつに音楽はできないだろう。きっと。


8月11日 夏の真ん中で 。

昨夜は色んな酒を飲み過ぎて、完全にダウンしてしまったので、朝から作業をはじめる。
もちろん二日酔いだが、こんな時に色々とひらめいたりする。
で、ようやく一曲完成。今週も少し忙しくなりそう。

お盆の季節で、東京も少しずつだけど人が少なくなりつつある。
そんな街の夕暮れを自転車で走るのは気持ちいいぞー。



8月10日 池尻にて 。

朝、いつものように、新しいチャリで街を走る。風を切って走る。気持ちいい!

夜、お世話になっている音楽事務所、REALROXのパーティに呼んでいただいたので、
泡盛の一升瓶を抱えて電車に乗って出かける。
事務所のビルの屋上にはバーベキューセットが用意してあって、ギタリストの葛城哲哉さんが
火を起こしていた。
で、染谷さんとかchappyさんとか宮本さんとかみんな勢ぞろいして、乾杯。
馬場一嘉さんちの犬と遊び、肉を喰い、いろんな話をして、気がついたら相当酔っぱらってた。
一番、後輩の面倒見が良かったのは葛城兄であった。火を起こす人に悪い人はいないのである。きっと。
脳みそがミキサーにかけられたみたいにグルグルまわっていたが、無事に帰宅。楽しかったっす。



8月9日 久々に。

本当に久しぶりにスタジオに入り、バンド全員ででかい音を鳴らした。
どうやら俺にはリハビリが必要だ。
歌を歌う事に対して、見失っている物が多々ある。
そんな気がする。

夜、テレビで長崎の原爆の写真のドキュメンタリーを観る。
あまりに凄惨な光景に、生き残った人々は呆然としていた。
考える事あたくさんありすぎて、混乱した。
それでも人は戦いをやめないのだろうか。



8月8日 気分を変えて。

昨日、海も観たことだし、夜から気を取り直して作業開始。
が、あまりうまく行かない。しょうがないから、海で撮ってきた写真をずっと眺めていた。



8月7日 26歳最初の日。

8月7日は、のび太くんと俺の誕生日である。
26歳になった。そろそろ、外見に年齢が追いついてくるだろうか。
いつも年上に見られるのだ。

誕生日。遠くに海を観に行った。




8月6日 25歳最後の日。ヒロシマ。

曲づくりのために、一日中部屋に閉じこもる。
昼頃、少し遅くなったが、広島に向かって独り黙祷。
で、自分の方はというと、どん底のスランプに陥っているらしい。
ちょっと気分を変えに出かけてみるとするか。




8月5日 ミーティング。

今年も富山にライヴに行けることになったので、そのためのミーティングを少し。
携帯を家に忘れて、非常に静かな一日。なかなか良いものである。
本日もチャリを飛ばして帰った。
寝る前に映画を一本観る。少し悲しい映画だった。


8月4日 new morgan号。

朝一番に、新しい自転車を取りにいく。新しい自転車。いい響きだ。
聞く所に寄ると、自転車大国オランダには、ほとんどの道に自転車専用道路があるそうだ。
日本も見習ってほしいものである。道交法では自転車は車道を走っても良いらしいのだけど、
車を運転する人にとって車道を走る自転車は不安定で、とっても邪魔なものである。
そのくらい、俺にもわかる。で、たまにパッシングしてきたり、大声で文句を言う輩がいる。
でもなー、お前ら空気してるだろ。チャリは風を切るだけで、何も出さんのだよ。
その点で誰がなんと言おうとチャリの方が偉いのである。優先すべきはチャリである。
(俺も車に乗らない訳ではないので、あんまり言えないけど。)
さて、昨日に引き続き、絞り出す作業。あと一歩の所で、何かを取り逃がす。
その何かが何なのかは俺にもわかんない。
不毛な気分を多々味わうが、完成した時に報われるから、がんばろっと。
ほんとうを言えば、誰かのもとに届いた時に報われるものなんだろうけどね。音楽って。



8月3日 異次元?

他人に新しい曲を書く必要が出てきたので、いろんなメロディを絞り出す。
カラカラの雑巾みたいになった所で終了。

最近、スタジオに行くのに、往復約25キロを我が愛車(チャリ)で通っているのだが、
完全にチェーンが外れて変な場所に喰い込んで、どうしようもなくなった時があった。
その時に、近所の、いわゆる "町のちいさな自転車屋さん" で修理をしてもらったのだが、
小さい店ながら、品揃えはなかなか良い店だった。そこで観た、新品の自転車がずっと気になっていた。
修理のあと、我がモーガン号はとても調子が良かったので、ここで自転車を 買おうと思い、帰りに寄ってみた。
店の2代目主人はかなりの自転車好きらしく、喋りだしたら止まらない。
結局、まあそんなに高くないんだけど、真っ黒なチャリを購入。
嬉しくてしょうがない。で、ここの犬がまたかわいいんだ。
きっと今までとは異次元の走りになるだろう。ワクワク。名前、何にしようかなぁ。

チャリは明日の朝取りにいく事にして、家のすぐ側の公園で祭りをやっていたので、覗いてみる。
そこで俺が目にしたものは、公園にぎっしり(本当にぎっしりなのだ!)の人人人。
多分、2000人くらいいるぞ。そんなに大きな公園ではないのに。
で、舞台の上には "こまどり姉妹" があがっていた。みんな、こまどり姉妹を観に集まっているのだろうか。おいおい、
渋公も一杯になる人数だぜ。こまどり姉妹のお二人、MCでデビューから46年になりますとおっしゃっている。
46年!!絶句。で、目の前には2000人の老若男女。下町のウッドストック。盆踊りはロックフェスの様相。
あー、まさに異次元でした。ちょっと疲れた。



8月2日 東京にて。

朝一の新幹線で、東京に帰る。東京は相変わらず東京であった。
しかし、ホームタウンに帰ってきたような気がするのも事実。
ずっとスタジオで、睡魔と闘っていた。
本日は早々に眠る。





8月1日 二日目。

朝、祖父宅に帰り、午後は所用を済ませ、死んだように寝て、ばあちゃんと母と夕食をとって、
また一人、病院で夜を過ごす。

じいちゃんは昨日より随分落ち着いて良くなっているように見える。
ときおり、短い会話を交わす。
夜は余りにも静かだ。色んな事を考えるには最適の時間だ。考え過ぎることもあるけれど。

で、ノートに思い付くことをだらだらと書いた。
一枚破って、バッグに突っ込んだ。
今日の太陽も、あまりにも優しく美しかった。