食中毒漫談披露が未遂に終わった水曜日の翌々日の金曜日、わたくしは、この研修会に参加したという経済学部の某先生にお会いしました(食中毒漫談に関しては、「でぶねこえせー(火星人襲来編)」をご覧ください)。この先生、すこぶる元気で、食中毒などどこ吹く風といったふうで、「元気?」とわたくしに声をかけてくださいました。わたくしは「元気です」と答えたものの、実は猛烈な眠気に襲われていたので頭が回転しておりませんでしたので(映画「エクソシスト」よろしく文字通り回転していたのではなく、猛烈な眠気によって思考する力が著しく低下していたのでした)、学内においてかなりの有力者であるこの某先生に対して頓珍漢問答で返答を繰り返すという、決して行ってはいけない行動を悪気なく行ってしまいましたが、なぜか会話は穏便に落ち着くところに落ち着くという奇跡的な展開を見せ、わたくしは間一髪で危機を脱することができたのでありました。
しかし、映画「エクソシスト」よろしく文字通りの回転ではなく猛烈な眠気によって思考する力が著しく低下していたという意味で頭が回転していなかったわたくしは、何を思ったか事務室へと走り頓珍漢な要求をするも、それは頓珍漢ですよと事務員さんたちから笑われ、わたくしもつられて笑い、研究室へ戻ったのでありましたが、そのような頭が回転していなかったわたくしでありますから、シラバス入力締め切り数分前に同僚からコピー&ペーストするように頼まれていた共通科目のシラバスの入力を失敗し続け、原因が同僚から送られてきた文面の文字数が入力制限文字数を大幅に超過していることが原因でありましたが、それに暫く気づかなかったものですから、気づいた時には締め切りまであと2分ほどとなりました。そのような危機的な状況に追い込まれたわたくしでありましたが、映画「エクソシスト」よろしく文字通りの回転ではなく思考する力の意味で頭が奇跡的に回転し始めましたので、これは何とか時間に間に合うのではないかと期待しはじめたところで、学生が研究室を訪れたので、パソコンの画面を見ながら「その辺の椅子に座ってて」と心ここに在らずとはこのことだといわんばかりの風に返事をしてパソコンの画面を凝視しながらあーとかぎゃーとかわーとか言いながらパソコンのキーボードを高橋名人さながらに連打し続け、残り時間1分を切りながらも奇跡の入力成功、大声で「やったー間に合ったー」と万歳しつつ、はっ!と気づいて学生の方を見ると、わたくしの研究室を訪れた茶髪で眉毛を細く剃り整えピアスをつけたいかにもチャラそうな学生は、わたくしのあまりの姿に得体の知れない恐怖感を抱いてしまったかのように、扉の横に立ち尽くしていたのでありました。
九鬼周造『「いき」の構造』(岩波文庫)は、日本人が日本文化特有の性質である「いき」について分析した書物の中でも、必読の書であるといえましょう。日本文化に精通した著者が海外留学中に「いき」についての考察を行ったことが、「いき」の分析に成功した要因のひとつのようにも思われます。日本文化論の書物として、哲学の書物として、輝きを失うことのない名著だと思われます。
(2012 2.13)
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