2001・11・1

「オウリッシュニルの誕生まで。」

“ヴォーカルを女にしよう!”

と言い出したのは、当時ウチのバンドのベーシストだったNくん。俺達でバンドを作ろうと盛り上がってた頃の話だ。俺が高校3年、青春の真っ只中を少し過ぎたあたり。その頃の俺はニルヴァーナが大好きで、ダークで男臭いものがやりたかった。しかし、Nくんのその一言で俺はある1つのバンドの理想像がふと浮かんだ。

“ヘヴィでアグレッシブな曲を女の子が歌う!”

一瞬で、ヴォーカルは女の子がいいと思った。その方が絶対に面白いと思った。すぐに候補に上がったのが、高校の後輩のシンリ。彼女がギターを持ちながら歌うライヴを見た時、かっこいいな〜って思ったのを思い出した。すぐに連絡を取り、誘ってみた。

“バンドに入らない?”

彼女はあまりためらう様子も無く、バンドの参加にOKしてくれた。しかし、彼女はその頃やっていたバンドもあったため、掛け持ちになるという条件つきだった。

しかし、大した活動もしないうちに、ベーシストとの考え方の相違で、ベーシストの脱退。その頃は特定のドラマーはいなかったため、俺とシンリだけになってしまったわけである。周りにいるベーシストであまりぱっとした人物がいなかったため、あてがほとんどなくなってしまった。しかし、そんな中、俺の音楽友達で、高校2年にアメリカに引っ越してしまったユウが日本に帰ってくるとの連絡を受けた。

“ユウしかいない!”

そう思った。

ユウとは高校時代ずっと音楽の話をしてて、ユウがアメリカに行ってからも、デモテープを送り合ったりしてたため、音楽をやる上でこの上ないくらいに気心の知れた奴だったからだ。もちろんユウも日本に帰ってきたら、俺と組むつもりだったらしい。そして、ユウの加入後、気持ちを切り替えるため、そこで“オウリッシュニル”と言うバンド名に改名する。今のオウリッシュニルの誕生である。

その後、ドラマーはなかなか安定しなかったが、今、ようやく、ゲンタというウチのバンドの性格にぴったり合うドラマーにめぐり合えた…。

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