2001・11・3

「愛しのごみ箱ストラトくん」

俺のメインギターはなんでしょう?“「フェンダー・テレキャスターカスタム!!」”…うむ、まあ、間違いではない。でも、俺にはもう1本、最強の相棒がいる。その名も、

 

“「ジークンドーギター・カスタム」”

 

…本来そんなギターは実在しない。俺が名付けたギターだからだ。俺とジークンドー・ギターとの出会いは、俺の趣味である、“散歩”がきっかけだ。俺はバイトの関係上、朝、正確に言えば、かなりの早朝に起きてることが多い。で、俺はそんな早朝にCDウォークマンをカバンに入れ、朝のさわやかな空気を吸いながら散歩をするのを常としてる。そして、ある日、いつものように朝の日光をふんだんに浴びながら散歩をしていると、偶然にも、粗大ゴミの山に出くわした。…もちろん、あさるような趣味は俺にはない…!!   …当然ない!!   しかし、やはり目だけは行ってしまう…う〜む…。すると、奥の方に、すでに輝きを失いかけているストラトタイプのギターがひっそりとこちらを伺っている。

“あ、あれは…!”

当時の俺は、ストラトにかなり憧れてたので、まさに気持ちとリンクした瞬間だった!周囲の目を憚らず、粗大ゴミの山からそのストラトを救い出した。ヘッドの先を見る…何も書いてはいない…。普通、ギターにはヘッドと呼ばれるギターの先端部分にメーカ名がプリントされてるのだが、そんなものはなかった。しかもかなり泥まみれ。塗装もかなりヤバイ…。しかし、なんか“いい感じ”がした。そこそこ、造りもしっかりしてるし、木の素材もそこまで変なモノではない感じ。それに、なんかまだ“生きている”気がした。

当然、ギターケースなど持ち合わせてなかったので、生身のまま、ボロボロのギターを抱え、家へと急ぐ。

 

それからかなりの時間をかけてそのギターの大手術を行った。汚れを落とす。これだけでもかなり大変だった。次は塗装。もうすでに以前の塗装はボロボロだったので、それを剥がし、スプレー。そして、中身の配線の修理。やっとの思いで音が出た。しかも、どうせ拾い物だし…と、余っていたハムバッカーを取り付けた。もちろん、ピックガードは自分で削って。そして出来上がったピックアップ配置は、前から「SSHS」!!前代未聞のセッティングにしてみた。しかし、音は実はそこそこいい。なんでだろう?

後になってギターに詳しい知人に聞いたら、それはアリア製の‘60年代のものではないか?と言われた。えぇ!?それってある意味かなりビンテージじゃん!?どおりでいい音するわけだよ。だってよく見たら指板は張りメイプルだもん!おぉ!結構いいギターじゃん!

最近になって更に愛着が湧き、ピックアップをダンカンSSL1に交換し、当然アホみたいなSSHSを通常どおりのSSSに戻した。それと、ついでに3WAYから5WAYスイッチにして、使い勝手が良くなった。音ももはや、拾った頃よりさらに全然よくなっている。

次はどうでもいいのだが、そこはこだわりで、ピックアップカバーとコントロール系をミントグリーンの色で揃えて、ビンテージ風にしたい。更には、適当にやってしまった塗装をもう一回しっかりやり直し、あとは一番気になるぺグとブリッジ。これはお金が掛かるなあ…。

色々と自分でやるとかなり愛着が湧く。今ではテレキャスターよりもよくスタジオに持っていくくらいだ。もう、このギターは一生俺の手元にあるだろう。あの時、こいつを救ってやってホントによかった。ギターはホントに生きてるみたいに弾き手に語りかけてくる。だから、その分、今テレキャスが寂しそうにしてるのがちょっとツライ…。…今、弦替えてやるからな…。

ジークンドーギターのデッサン…。

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