「my Pod」
□ART-SCHOOL / Paradise Lost


★★★★★

私はずっとARTは所謂一般受けしないバンドだと思い込んでいた。
サウンドはともかくとして、
木下くんの歌は好き嫌いがはっきり分かれると思っていたし、
歌詞は言わずもがな。
私自身、その危うげな所が逆説的に好きだと思っていた。
でも、この間TVでARTの曲が流れたとき
妹に「このバンドいいね。」と言われてびっくりした。
何というか、ARTは私が思うよりずっと逞しいバンドだったのだ。
同じ穴の中で傷を嘗めあっていたつもりが
いつの間にか置き去り。
否、本当は最初から同じ穴などには居なかったのかもしれない。
今の私にはARTがとても眩しく感じる。
私も頑張ってみるよ、と、小さく呟いてみる。

2005.11.13

□ART-SCHOOL / あと10秒で


★★★☆☆

メジャー復帰、第一弾ミニアルバム。
表題曲はライブで聴いたことがあった。
相も変わらず身も蓋もなく「何もねぇ」と繰り返す。
彼らの世界観はメジャーだろうがインディ−ズだろうが
ちっとも変わっちゃいない。
そのストイックさから逃れられなくなっているのかも。

2005.7.1

□ART-SCHOOL / Lost In The Air


★★★☆☆

またもや、タワレコ限定ミニアルバム。
そこに何か意味はあるのか?
悪くはないんだけど・・・
インパクトもあまりない。
ピアノが入ってたり、サウンドは挑戦してる感じがしたけども。
歌詞に「新宿」ってでてきたのがなんか意外だった。
下北とか西荻の方がしっくりくるよ。

2005.2.11

□ART-SCHOOL / SCARLET


★★★☆☆

タワレコ限定ミニアルバム。
第2期メンバーでの初音源。
正直、2人抜けた時はもう駄目かと思ったよ。
HPでメンバー募集してるし。(笑)
でもO-EASTのフリーライブを観て確信した。
「こいつらは大丈夫だ。」って。
下北のQueとかで観てた時とは全然別のバンドだった。
人ってこんなに強くなれるものなんだと思って感心したよ。
よりによってあの木下君がね。

その確信はこのミニアルバムで十分に証明されてます。

2004.9.20

□ART-SCHOOL / LOVE/HATE


★★★★☆

強くなったと思った。
「絶望」と「恐怖」が「愛」と「憎しみ」に変わった。
「愛」は強くならなければ口に出来ない言葉だ。
「憎しみ」は巨大なエネルギーとなりうる。
たとえそれが、負のエネルギーだったとしても
エネルギーであることに変わりはない。
ARTは好き嫌いが激しく分かれるバンドだと思うが、
この作品はその壁を越えられるかもしれないと思った。
ARTの世界は個人的な殻を破って普遍性を手に入れた。
純粋に良い曲が揃っている。
本当の意味でのメジャーデビューだ。

2004.9.20

□ART-SCHOOL / Requiem for Innocence


★★★★☆

やっぱり、ジャケットには微妙な絵が載ってます(笑)
これは彼らのこだわりなんでしょうか?何なんでしょうか?
上手いの?どうなの?
この絵にART-SCHOOLってバンド名の秘密が隠されているのかも。
それはさておき、全体的にあかるくなった気がするのは私だけでしょうか。
インタビューとかでは相変わらず狂気とか絶望みたいなことを言ってるし、
基本的にはそういうものを表現してると思うんですけど。
なんともどうしようもないような息苦しさっていうのは薄れた気がします。
単にメジャーになったって先入観のせいかしら。
しかも結構売れてるみたいなんですよ。
こういう音楽が求められてるのが今の世の中なんでしょうね。
ふぅ。
でも、木下君には幸せになってほしいな。
そしたら、こういう曲はかけなくなるかもしれないけど。
誤解を恐れずにいえば、木下君はうちらの世代の歪みの象徴みたいなもので、
それが報われないのって結構悲惨。
誰だって心のどっかでハッピーエンドを望んでると思うんだ。

2002.12.4

□ART-SCHOOL / DIVA


★★★☆☆

なんだか、知らない間にメジャーデビューしてましたよ!
メジャーになったのに相変わらずジャケットには微妙な絵が載ってますが。
どうなんでしょうねー、以前ほど共感できないです。
ARTが変わったっていうのもちょっとはあると思うけど、
むしろ自分が変化したことで以前ほどARTを必要としてないのかもしれないです。
だけどそうやって一歩ひいたところからみて改めて気がついたこともあって。
多分、私がアートに惹かれたのは意識はしてなかったけど、
ギターのアンサンブルがきれいだったりするところもあったんだろうなと。
今までは、歌詞のほうに意識が行き過ぎてたと思う。
今は例えば(木下君も好きな)EELSとかを聞くときみたいに
音の綺麗さの方に耳がいく。
以前とは違ってもっと楽な聞き方が出来るようになった。
それって悪いことじゃないと思う。
だからアルバムもちゃんと聞きますよ。

2002.11.8

□ART-SCHOOL / シャーロット.e.p.


★★★★☆

例えばSyrup16gが絶望の中で、それでも現実から逃げようとしないのに対し、
ART‐SCHOOLは現実に背を向けて、美しいもの、
綺麗なものだけを集めた自分だけの世界をつくりあげている。
Syrupの音楽が心地よくても、
最終的には自分次第というところに行きつくのに対し、
ARTの音楽は逃げ込める世界がある分宗教的だといえるかも知れない。
ART−SCHOOLの世界の中枢を担う木下理樹なる人物は
まるで捨てられた子猫のようである。
いつも小刻みに震えて、か細い声でないている。
けして自分からは人に近づいて行かないのに、人一倍寂しがりやで
誰よりも人に触れていたいと願っている。

今年のはじめ、ライブのMCで彼は母親が亡くなったことを告げた。
そしてこのアルバムのインタビューでは
「レクイエムのようなものをつくりたかった。」と話している。
絶望や死を歌っているのにも関わらず、どこまでも美しく、繊細だ。
しかし、一体いつまで彼がこのモチベーションを維持できるのか心配である。
今にも崩れ落ちてしまいそうな危なっかさがある。
せめて私生活では大切なものを見つけて、
救われていることを願うばかりである。

【レクイエム】
キリスト教で死者の魂をしずめるために捧げるミサ。また、その音楽。

広辞苑より

2002.6.16

□ART-SCHOOL / MISS WORLD


★★★★★

私がはじめてARTに出会ったのは
Syrupのライブに行くとき、対バンに名前があったので
ちょっと聴いておこうと思って試聴したのがきっかけだった。

君が失くしたら 僕は死ぬのさ
君が失くしたら 生きていけるはずがない

MISS WORLD より

お世辞にも上手いとは言い難い歌なのに、何故か無視できない力があった。

その後、実際にライブを観たわけだが
ボーカル木下君のあまりの挙動不審っぷりに目が離せなくなってしまった。
そしてその時、私の精神状態が極めて不安定だったことも手伝って
みるみるうちにのめり込んでしまった。

ちいさな殻に閉じこもって泣いていた。
信じられるものは何も無かった。
全てがどうでもよかった。
だけど愛されたかった。

そんな私にARTはとても「必要」だった。
今でもARTを聴くと、あの頃の自分がよみがえってちょっと胸が痛い。

2004.9.20

□ART-SCHOOL / MEAN STREET


★★★★☆

これはニルヴァナやウィーザーに憬れた彼らが
ART-SCHOOLとしての表現を確立した一枚である。
それは小さく怯える少年がナイフを手にした瞬間だった。
特に『ニーナの為に』が素晴らしい。
まだ全てがオリジナルだった時代のフランス文学のようである。
たとえそれ自体、模倣であったとしても。

君と僕だけの誰にも邪魔されない世界。
それが全て。
繰り返される、笑って。

2004.9.20

□ART-SCHOOL / SONIC DEAD KIDS


★★★☆☆

やけに音が小さい。
ちっぽけな虚栄心が見透かされているかの如く。

木下君の書く詩には、彼が影響を受けた固有名詞がたびたび登場する。
フィオナ・アップル、斜陽、バナナフィッシュ、ボリス・ヴィアン、車輪の下、
アンダルシアの犬、ウィノナ・ライダー、アレン・ギンズバーグ・・・
固有名詞はイメージと聴き手を限定する危険を孕んでいる。
しかし、同時にその固有名詞に纏わるそれぞれの思いを想起させる効果を生む。
固有名詞を共有する者はその時点で既に世界を共有しているからだ。

2004.9.20
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