<序文>
人生には、数え切れない程の選択肢がある。
好きなバンドの所属事務所に寄るか否か。
なんとなく眺めていた雑誌の、小さな投稿に気づくか否か。
メンバー募集の記事をシゲシゲ読むか否か。
高校の後輩の勧誘に乗るか否か。
長いつきあいの先輩の加入するバンドに、「自分も参加しよう!」と思うか否か。
はたまた 古い友人に懇願されて、力を貸すか否か。
これは、そうした運命の綾によって織り成された、
「とあるバンド」の物語である。
文中に登場する人物その他の名称は、あからさまな仮名です。