コンサート前
コンサート会場の中に入って席に着くとなんじゃこの席?ステージからも結構遠い。700ドル払ってこれかいっ!ハリウッドボウルはディナーショーを見るかのような4席1ボックスになったような囲いがしてあり、その中にピクニックようの折り畳み椅子とテーブル。コンサート前にディナーサービスを注文して4席向き合わせてワインとディナーを食べているやつもいる。こいつらホンマにコンサートを楽しみに来たんか?アメリカの金持ちが映画を見るような感じで来ている印象だった。
ヨーロッパと違う....。なんか先行き不安だった....。
キャットウォーク周辺は柵がしてあり警備員がいて入れない。女性の警備員の人にその中には入れないのか?と聞くと「あの席はVIP席だから...」と、僕は「あそこはいくらのチケット?僕らは700ドルも払っているんだ!」というと「チケット見せて」というので見せると「あなたのチケットは200ドルでしょ?」確かにチケットには200ドルと書いてある。「いや僕のはプラチナチケットなんだ!」と言ったがプラチナチケットのことなんぞ知らぬ様子。一番高くていいチケットと思っていたのにさらにいい席があるとは...。
でもそのキャットウォークの周りのチケットも200ドルと言うことがわかった。VIPと言っても同じ値段だったら変えてくれるかも知れないと思い、走って会場の外に出てボックスオフィスに行く。
ボックスオフィスでは当日券を買う人が並んでいる。並んでようやく僕の番。コンサートが始まる時間が迫っているので焦っていた。ボックスオフィスで僕はチケットを見せて「キャットウォーク周りのチケットが欲しい、僕が持っているチケットと交換して!」と駄目もとで言ってみる。オフィスの人は「それは無理ですね。」と僕はさらに「僕は日本からやってきて700ドルも払っているのにチケットが納得行かないんだ。日本から来て700ドル払っている...」とくり返した。「でもあなたの席は良い席よ」と...でもヨーロッパ各地で一番前で見てきた僕には納得いかない席だった。
「ごめんなさいね、私にはどうすることもできないわ。」このまま交渉しても無理だと思い、「じゃバックステージに行きたいっ!」と言ってみる。「あなたがバックステージに入れるかわからないけど、場所を教えるわね....」とバックステージに入る入口を教えてくれた。
そこまでのぼり坂を走って行く。そしてバックステージへの入口に着くと警備員がいた。僕は「バックステージに入りたい」と言って首からぶら下げていたバックステージツアーのラミネートをニッコリ微笑んで見せた。なんの効力もないそのパスを見て警備員は「それは無理だよ」と首を横に振った。そりゃそうだ本物のバックステージのデザインはまったく違うので一目でわかる。
結局あきらめて会場に戻った。
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