4.04 ROMA PALALOTTMATICA



4.03 バルセロナ〜ローマ

朝8時45分の電車で一緒にローマに向かう約束をしたミッシェルと駅で待ち合わせるが、僕が売店で新聞をあさっていると時間がギリギリになり、電車に乗り込んでミッシェルと会う。自分の写真が載った新聞を見せると喜んでくれた。明け方にいろんな人に見せてもらった、もうひとりのフレディのラモンと僕の写真が掲載された新聞も買ったつもりだったが、探しても載っていなかった。

新聞は分厚くローマ法王が亡くなった記事が半分以上をしめていた。ミッシェルはもしかしたら、ローマ公演キャンセルになるかもしれないよって言ってきた。私ノルウェーに一端帰るかも...。など言ってた。

バルセロナからMontpelierに午後1時15分に着き、電車の地図をなくしてしまったのでもらおうといろいろ聞くと売店での言葉はボンジュールやメルシーになっている。自分が一体どこにいるのか分からず不安になりながらも売店の地図でチェック。今回の旅、意地でも地図を買おうとしなかった。ただでもらえる地図や電車や地下鉄の路線図だけでどこまで自分でできるかみたいな挑戦も含む旅だったから...。

Montpelierで昼食をとり、ここから午後3時15分発の電車で今度はNiceへ向かう。Niceに着いたのは午後7時を回っていた。Niceはフランスの海岸沿いに面するリゾート地で良い感じなところだ。ここから寝台車に乗るのだが、出発の9時まで時間があったのでそのあたりをうろつき、ネットカフェで時間を潰す。

寝台車に乗り込み、自分の席へ行くと4人の若者達が....。学生達だ。みんな出身は違うし言葉もさまざま。一応の共通の言葉を英語とするが、イタリア語やスペイン語も交えての交流だ。
一応のあいさつはするが、みんなの話について行けない....。

ようやくポールという男が僕に話を振ってくれ、僕はクイーンのコンサートの為にローマに行くんだと言うとアメリカからのテーラが私の友達がローマのコンサートに行くよ!って言ってきた。それに鼻歌でアンダープレッシャーを歌ってる。でもしばらくするとまた別の話題....いやいやついて行けないよ。
しばらくして、スペイン語がメインで余り英語の話せない男の子に、自分の載った新聞を見せこれを訳してくれないかと見せる。テーラはスペイン語も分かるためテーラが訳してくれる。みんな僕を芸能人を見る目に変わり、その新聞と一緒に僕の写真も撮らせてとお願いされた。その後深夜0時を過ぎたのでみんなで就寝。このころから少しのどが痛くなってきた。



4.04 ローマ

電車の中で朝起きるとやはりのどがやばい状態...。すぐに考えたのが、デェーロをできるかなと言うこと。やる気は満々なのである....。

ローマに着いて電車でともにしたみんなと別れ、次の日のミラノ行きの予約をし、次の日朝早いのでホテルは駅付近にした。ホテルに着くなりコスフレに着替え、メイク前の状態でジャンパーを羽織り外出する。

まだ9時ころだったのでハードロックカフェにピンを買いに行った。その後、会場に着くとやはりすでに並んでいる。並んでいる人に「ここが並んでるラインの最後か?」と聞くと英語がやはりこの国もあまり通じない。別の人が親切に「そうだよ」って英語で親切に答えてくれた。僕は「メイクしてフレディになるから」と言って少しコスフレの衣装をちらりと見せて期待させた。

すると向こうの方でキャーキャー言われているやつが.....。彼が「他にフレディが来たみたいだよ。早く早くメイクして!」と言ってきた。
いやいや焦ってもアイラインがちゃんと書けないし..と思いながらもメイクを済まして別のフレディを見ると80年風の革ジャンに中はFLASHのTシャツに下は赤いパンツにサングラスに鬚だ。でも良く見るとフレディって言うよりリンゴスターに似てない??とにかく写真を一緒に撮る。



そのフレディもデェーロとやろうとするので、やばっ!僕もやらなければとデェーロをやり出すが、反応はイマイチだ。二三回やってようやく付いてきたが、最後まで付いてこない。最後のFuck you!まで言えないのだ。デェ〜ロの高すぎて声が出なくなるネタはこの国ではブーイングに変わる。声が出ないのなら止めろ!みたいな感じでパンやペットボトルが飛んでくる。

やばいと思いギャラリーの中の一人に「みんなは僕に対して怒っているのか?」と聞く。「いやそうじゃない歓迎をしているよ。でも同じネタを何度やっても喜ばないよ。歌を歌えよ!」と言われる。
そうなのかイタリアの人は歌を歌いたんだ。一人がアイディアを出して「WWRYを歌いなよ。僕が手伝ってあげるから」って言ってきた。それからWWRYを歌うとみんなすぐに反応してくれその場で大合唱だ!今度は別の場所でリクエストを聞くといろいろ言ってくる。

そして勝手にあちこちで歌い出す。それに合わせるように僕が歌って盛り上げる。一番リクエストが多いのが、「手をとりあって」だ。WWRY、I want to break free、A Kind Of Magic、Mustapha、Bohemian Rhapsody、Fat Bottomed Girlsなどたくさん一緒に歌った。

ようやくローマで受け入れられたように感じた。その後またデェーロをしようとしたら、逆にホンマに水をかけられた。喜んでるんかブーイングなんかホンマわからんわ!こっちもホンマにかけたんねん!って思ってかけるで!かけるで!って仕草をするとカモンカモン!みたいな感じだったのでホンマにかけたった。
日も照りつけ暑かったのでそれはそれでちょうど良い感じだった。

その後みんなでLove of my lifeを合唱したりたくさんの歌を歌った。その後インタビューのようにみんなにいろいろ順番に質問攻撃にあう。みんなイタリア語で聞いてきて一人が通訳係になって訳してくれる。
一番多い質問がどこの国でも多かったが、「黄色のジャケットをどこで買ったのか?」という質問だ。その次に「なぜバナナマイクなのだ?」その次は「どこから来たのか?」 1番目の質問の答えも難しい。「お店に作ってもらった」と答えれば、「どこの店だ?」と聞かれるし「東京だ」と答えれば残念がる。
2番目の質問は「ジムハットンの本の中にバナナを持ったフレでの写真があるんだけど見たことある?」と答えるとたいていは「知らない」と答える。「だからそこからのアイディアなんだよ!それにI'm Going 〜のビデオでもバナナが出てくるだろう?それにフレディはバナナが好きなんだよ!」と冗談まじりで答えるとようやく分かってくれる。

この日友達になったジャルーカとフィリッポとともに入場を待つ。その間にもたくさん写真を撮られる。ジャルーカがもう一回「手をとりあってを歌えよ。録音したいから。」と録音機を取り出し歌ってあげる。



ようやく入場し、みんなで走ってセンターステージの真ん中を狙うが、センターの2、3列目になる。
しかも前に2mくらいの大男が二人センターに立っている。こりゃ全然見えへんわ!少し横に横に移動しながらセンターより少し右の2列目になる。しかも今日のセンターステージがやたら低い。



この日はローマ法王が亡くなったということでアナウンスにより黙祷を捧げてからコンサートが始まった。エミネムの音楽が流れるとエミネムの音楽ですら口ずさむ人達....ポールが現れ歌い、「Tie Your Mother Down」のイントロが始まると狂ったような歓声でノリ出す。前は見えへんわ、音は聞きづらいし...しかも途中でバナナマイクのバナナ落とすし....今日はまともに見れないのを覚悟する。



「Can't get enough」が終わるとブライアンが「みんなOK?歌いたいか?」とあいさつする。それに熱狂的にみんな答える。「I want to break free」や「Fat Bottomed Girls」を狂ったように大合唱する。「'39」「Love of my life」ではまたまた大合唱!この国でもライターに火をつけてムードたっぷり。
間奏部分ではブライアンがギターを弾けないくらい、フレディフレディとフレディコール。曲が終わると鳴り止まないブライアンコール。



「Little bit of love」でブライアンはサビの部分に入っているのにずっと同じリフを弾いていてポールが戸惑う...。ロジャーも少し迷いながらポールの歌に合わせ修正...。

「Thease are the day of our lives」ではバックのスクリーンに映像が写し出されると泣叫ぶ声や歓声が聴こえ、ロジャーのしゃがれた歌声が会場全体をやさしく包みこむ。さらにブライアンのギター音が切なく響き涙を誘う。この時ばかりは本当に泣いてしまった。最後にロジャーは「oh yeah」といって終わる。



「Radio Ga Ga」はいつものようにロジャーが最初ボーカルをつとめ、次にポールに変わる。この日はハンドクラップしようにも手を上げられないくらいぎゅうぎゅうで細めにみんな手をあげて小さくパンパンやっていた。



「Get down make love」のブレイク部分のようなギターとドラムで「A kind of magic」のイントロが始まる。ほとんどの客が気付かないがロジャーとブライアンはあえて狙ってやっているのかも知れません。

「I Want it all」と「Bohemian Rhapsody」の最後のNothing really matterの部分をポールが歌い上げている途中にフレディコールが起こる....。演奏が終わるとフレディコール。その後はクイーンクイーンクイーンとクイーンコール。感動の余韻を残しメンバーはステージを去る。

ジャルーカが「ROY!美しい!実に美しい!」と言った。コンサートは本当に素晴らしいのだ。誰がなんと言おうとその場で同じ共感をもったやつらと同じライブを見て、同じように感激する。言葉を発しなくても言いたいことが分かりあえるものがある。ジャルーカと熱くかたい握手し抱き合う。言葉や国境を超えて分かち合えるもの、それが僕らにとってクイーンの音楽なのだ。それは本当にすばらしいことだ。会場はWWRYコールなど歓声がいつまでも続く。

アンコール「Show Must go on」「Allright Now」が終わり、最後の力を振り絞って「We Will Rock You」をハンドクラップとともにおもいっきり歌う。明日のことを忘れて「We Are The Champions」声が潰れるのを覚悟に思いっきり歌おうと思った。フレディのために。僕らに素晴らしい音楽を与えてくれたフレディのために...。

その時、フィリッポがジャルーカにROYを持ち上げたれよと声をかける。僕はジャルーカに肩車され客席から上半身を飛び出し、フレディのように歌う。回りのみんなも喜んでいた。警備員が降りろと言ったが、ジャルーカはなんでやねん!と反抗し、今度はフィリッポに肩車される。
ポールロジャースもまた僕に気付いてくれ笑顔で応えてくれた。この国でも僕はたくさんの握手とたくさんの写真を一緒に撮る。僕に熱い声援をおくってくれるものもいた。記念に君のリストバンドをくれないか?と言ってくる子もいて、右手にはめているリストバンドをあげた。そしてありがとうと言う意味「グラッチェ」という言葉を何度もかわした。

4.04 ROMA PALALOTTMATICA SET LIST

01. Reachin' Out
02. Tie Your Mother Down
03. Can't get enough
04. I want to break free
05. Fat Bottomed Girls
06. Crazy litttle thing called love
07. Seagull
08. '39
09. Love of my life
10. Hammer to fall
11. Little bit of love
12. I'm in love with may car
13. guitar solo
14. Last Horizon
15. Thease are the day of our lives
16. Radio Ga Ga
17. Feel making love
18. A kind of magic
19. I Want it all
20. Bohemian Rhapsody
(アンコール)
21. Show Must go on
22. Allright Now
23. We Will Rock You
24. We Are The Champions
25. God Save the Queen





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