浪漫座 =ライブ ドキュメント=

西九条BRAND NEW Live! (2000. 2.26)

”座員” 浜田 のライヴ奮闘記

”打倒! モーニング娘 ”
12月、1月と東京でライブをさせてもらった。お客さんや関係者の方からは まずまずの 評価を頂いた。がしかし!これはバンドの演奏パフォーマンスよりも曲そのものに対しての 評価ではないか?と感じた。 それもそのはず、前の2回はライブの前日に4時間スタジオ練習して深夜に解散、 器材車組と飛行機組に分かれて翌日の昼に現地入りしていたので 平均年齢の高いこのバンドには 体力的にもかなりキツかったのだ。
実際本番になるとそんな疲れは感じなくなっているけど、リハーサルから本番までに高めていく 集中力(コンセントレーションってやつですか)に欠けているので 満足のいく演奏が出来なかったりした(次回のライブから前日練習はやめようね)。
そしてルイードのライブビデオが届いた。 座員の顔の表情までもがはっきり映っていて驚いた!
みんな(自分も含めて)の顔が暗い。おーいどないしたんやー!
自分にスポットがあたっていない時などは 特に気の抜けた顔に見える(そんなつもりはないのだが)。 たまに微笑んだ顔を見せるのは座長のみ。うーんこれではイカン。 しっかりした演奏さえ出来ていればそれでいい と言うのは自分のポリシーに合わないし、 浪漫座の色としても見た目のアピールは大事なはず...。
ちょうどその時テレビでモーニング娘のコンサート風景が流れていた。いつカメラに撮られても誰もが 気合の入ったいい顔(ニコニコ)をしている。全員が主役って感じ...うーんプロだ。
こりゃ負けてられんとばかりに座員にその話をした。モー娘に勝つ必要はないけどちょっとオーバーぎみに なってもいいから楽しく行こーや。

2月26日(土)
以前よく(ハードロックバンドの頃)出演させてもらってた ヤンタ鹿鳴館が BRAND NEWと名を変え 何年か前にリニューアルしたらしい(しばらくバンドから遠ざかっていたので知らなかった)。 ここに出演するのは10年(以上?)ぶり。全てが前より良くなったようだ。
リハーサルが始まった。ドラムの田名瀬の調子がおかしい。出だしのタム回しがガタガタだ!。 すぐさま座長が ”しっかり叩かんかーい!”とライブハウス中に響く大声で喝を入れる。 大丈夫か?と不安がよぎったが、あとで聞くと借り物ドラムのセッティングのせいらしい。 それに引き換え自分はベースの立ち位置が東京とは逆になったのも あってか非常にやりやすい。借り物のベースアンプもいい音で気持ちいい。
座長のエフェクターもエレファントでトラブったデジタルマルチが再度登場した。電源の具合でメモリーが すっ飛んで、えらい目に会ったからもう使わん!といっていたのに使う事にしたのは トラブった時用に もう1台同じものを買ったからだ。いよっ 太っ腹!(正味の話。腹は太いヨ)
うーん、こりゃいい演奏できるかも...。

いよいよ開演。ステージ裏の楽屋にて。
ブレインサラダが1番手。めちゃ上手い!ベースも5弦フレットレスでうーんやられた。 思わず客席に回って見てしまった。座長曰く ”今日もまた一番手数の少ないギターは俺やないかい!”
バンド入れ替え時には幕が張られて客席がまったく見えない。これは演る側にも見る側にも いい。ワンマンの時は気にする事もないが、対バンの場合 これは精神衛生上 非常に重要だ。 今日は本番までの流れとしては最高の状態で来ているぞ。
2番手のROSES。Voの燐夢の顔を目の前で見た。 美玲とのツーショットもビデオに収めた。えーもん(変わったもん)見せてもろた。次はうちの番だ。
ガッツブラザーズが漫才のネタ合わせをやり始めた。大声でしゃべりまくるので 他の関係者も近づいたらアカンとばかりに楽屋には入ってこれない様子。練習のアドリブの方がおもしろい時がある。
ROSESの演奏が終わった。さあ出番だ。

いざ本番。大阪初のライブ!
今回は全てのセッティングが終わっていたので、幕開けにはガッツブラザーズの3人だけが登場。 幕が開いた瞬間に3人が並んで立っていて漫才が始まる。初めて見る大阪の客は一体これ何や?と思ったことだろう。 自分も客席側から見たかった。エレファントでやったネタとルイードでやるはずだったネタの焼き直し だが、外国のぷろぐれバンドの名前を1つ言うたびに歓声が起こった。思いもよらぬとこで 受けて気をよくしたのか 北白川妙朗もいつになく口が回っている。東京のアルス・ノヴァの変わりに テル・シンでボケたが (来ると言っていた)御本人達が来てなかったのが残念だ。
漫才も終わって全員が登場。(今回座長以外は漫才用ベストも脱いで)演奏が始まった。 リハで田名瀬が失敗した螺鈿幻想が1曲目だ。タトトタトトトコトンドコドンジャーン よしバッチリ決まった。あとはもう安心?だ。リハと若干ステージ音が違うが許せる範囲、演りやすい。 順調に曲が進む。今回は楽しいステージングをと意識してたこともあり、やっているうちに本当に楽しくなってきた! 自分でもちょっとはじけすぎかな? 浮いてるかな?と思ったけどもう身体が動いてしかたがない。 ちょっとしたミスもなんのその。 ついにはセルロイドの空で 弾きながら身震いがきて ぶるぶるっー!と鳥肌が立って感動してしまった(リスナーとして聴く状況で こんな感覚になる事はあっても 演奏しながらというのは、そうそうある事じゃない)。
ちなみに田名瀬はエピローグでこれがきた!らしい。
何曲でもやれる!やりたい!そんな中でラストの曲(エピローグ)が終った...。
アンコールが来た。良かった。東京と違ってお客さんの声が聞こえず反応が判らなかったがこれで一安心。 時間もないので即ステージに戻り、ここで用意していたヴェクサシオン。アンコールで静かな曲というのも なんだが、後半はアンコールヴァージョンとして転調後ダブルヴォーカルでこれでもかと盛り上げる。 これも無事終わった。良かった、いいライブになった。と思っていたのもつかの間、再度のアンコールが かかっている。やる?よっしゃやろか。2月から練習しはじめていた夜来香のナンバー ”うつむく女”を 多少粗くてもいい(ほんまはアカンよ)から、アンコールやし元気よくいこー!と いう事でリクエストに答えた。
ペダル(フットベース)の踏み間違いという大きなミス(ごめん!)もあったが、イケイケの演奏で ブランニューライブは終了した。
後で他の座員に聞くと
”楽しそうにやろうと意識していたら、本当に楽しくなった!”とか
”目に力(パワー)を入れて 時折 口に微笑みをたたえて大袈裟に弾いてみると あら不思議、 ミスは何個所かあったけど ライヴって こんなに楽しい!ものだったんだ”
という声が出てきました。皆 満足するステージだったよーです。
僕自身の感想は? そりゃもちろん
”今までのバンド生活の中で最高のライブ!”でした。

<演奏曲目>
1. わたしらここのもんでんねん!
2. 螺鈿幻想
3. 奇麗な人達
4. 遠い約束
5. ピアノバラード(仮題)
6. ファース・オブ・フィフス
7. セルロイドの空
8. エピローグ
9. ヴェクサシオン <アンコールヴァージョン> (アンコール)
10. うつむく女 <イケイケヴァージョン> (アンコール)