浪漫座 =ライブ ドキュメント=

吉祥寺シルバーエレファント Live! (1999.12.11)

座長のライヴ奮闘記

12月10日(金)
最後のスタジオ練習。少しでも本番の雰囲気に慣れる為に照明を暗くし、その気で演奏。
おっとイカン!ミストーンの連発。私のギターはフレット上に唐草模様が施されていて ポジションがわかりづらいのだが、暗くなって益々わからなくなった。ということで、 急遽ホームセンターで反射テープを買ってきて、フレットに貼り付ける。
Vo.の美玲も、いつになく身振り手振りを添え気合が入っている様子。これなら観客を 魅了できるぞ。私もゆっくり客席から観ていたい気持ち。 練習後、私のワゴン車に器材を積み込むが、ぎりぎり満杯。殆ど立体パズル状態で順番が 違えば積み残しになり兼ねない。帰りが思いやられる。午前1時、田名瀬と中嶋(秀)は一足 先に500Km彼方へ出発。

12月11日(土)
私個人で言えば、7年ぶりのシルバーエレファント。ページェント・夜來香も東京の初ライ ヴはここからだったし、日本プログレ界の殿堂的ライヴハウスだから、ここへ出演できて とても光栄であり、また活動が始まるぞという実感、という感慨もつかの間。リハーサル セッティングが始まる。細かい楽器類が多くて私の足回りにコード類が渦巻いている。
やりにくいなーと思いながらリハーサル開始。まずは漫才から。周りのスタッフはあっけに 取られたような感じ。あまり笑いは起こらず。本番で受けるかなー?やめとこか?状態。
対バンのウェザリングさんに、大阪からの手土産を渡して、リハーサル時間を10分譲って いただくよう交渉。結局15分押し。しかしこの間に大変なことが起きる。私が移動した際に 電源を蹴飛ばした為、コンセントが緩み電気が落ちたり入ったりそれが2・3回繰り返された。
何と、私のマルチエフェクターのメモリーが全部すっ飛んで、音が出たり出なかったり。
アナログ時代に接続コードの断線や接触不良でギターの音が出なくなって(それもソロになると) 散々痛い目に会ったので、最新のデジタルマルチを買って万全の態勢を整えたつもり だったのだが、予期せぬトラブル。また、アナログに戻ろうと思う。本番まで3時間あるの で何とか、セッティングし直そうと頑張る。メンバーがお茶を飲みに行っている間も私は楽 屋でエフェクターにかじりついてセッティングし直し。何とか音は途切れず出るようになる が、ヘッドホーンで音作りしているので、実際アンプからの出音はどんなものになるやら。

いざ本番。
演奏よりも緊張する漫才。いつも阿呆なことばかり言っておりますが、漫才として客前で しゃべるのは、これが生まれて初めての経験。しゃべり出すまで本当に漫才なんかやる べきだったのかと不安だったが、大阪の淀んだ血の流れるこのからだ。スポットがあたり、 しゃべり出すと、その血がふつふつと沸いてきた。受けようが受けまいがとにかくしゃべる のが楽しい。練習時にも出なかったアドリブがどんどん出る。予想していたよりうまくでき、 受けもまあまあ。

一曲目の「螺鈿幻想」、これが非常に気の抜けない曲。エフェクターの切り替えも多く、き ついアルペジオの連続。案の定ピッキングミスの連発。この緊張が二曲目に尾を引いて、リ フの最中に指がつりかけた。それで自分の緊張度に気がつき、これではいかんと自分に言い 聞かせ、意識的に指の力をぬいた。それからはわりとリラックスでき、本当に楽しめた。後 でビデオ等で確認して、今回のできは良かったんだと判断できることはあっても、リアルタ イムで演奏をステージ上で楽しめるライヴは数少ない。ただ一つ残念だったのは、先の器材 トラブルによって自分本来の音色が出ていなかったこと。しかしこれは個人的満足度の部分 であって、バンド全体を見渡す座長の立場から見れば、初ライヴにもかかわらず、かなり良 いパフォーマンスでした。実際、私とベースの浜田以外は、こういった場で演奏するのは初 めてのことですから。
あっというまにエンディング。すぐにアンコールの催促が来る。これは儀礼的なパターンだ から用意していた曲を演奏する。スタッフから言われていた持ち時間も無くなり、当然これ で今回は終了と思っていたのだが、意外にも2回目のアンコールの催促。それも、儀礼的なも のではなく聴衆が本当に望んでいるのが鋭く伝わってきた。みなさん、本当にどうもありが とう。この時に初めて浪漫座が受け入れられたのだと実感した。でも、精神的にはかなり限 界が来ていた。何を演奏したものやら迷っている時に、冗談で秀行がGENESISを口ずさむ。
で、いきなりの思い付きで「復刻創世記」の中島君を引っ張り出すことになってしまった。
中島君ありがとうございました。一度、ちゃんとした形でセッションしましょう。

そんなこんなであわただしく過ぎたひとときでした。
後で録音したものを聴き直したが、MCの最中に何回もハアーっとため息をついている。
正直言って、精神的にも体力的にもかなりきつかった。色んなプレッシャーを抱えこんでし まっていた。その内の一部は、初体験メンバーに対する不安と気遣いも含まれているが、と りこし苦労だったようだ。私よりずっと落ち着いていたようだ。次からは、もっと自身の ケアをしなくては。器材的にも技術的にも。

と言うことで、問題点は多々ありましたが、初舞台の御祝儀も含めて、合格点を付けられる ライヴでした。

浪漫座 初のライブ。 この年の6月に結成して約半年間リハーサルを重ねやっと初ライブにこぎつけた。 プログレバンド未経験者が何人かいる(そのうち一人はバンドそのものが初体験)中で不安もあったが なんとか無事に演奏できたようです。
お客さんの反応もアンコールやライブアンケートを見る限りでは 座員の想像を遥かに上回るほど好評で、 初ライブという御祝儀も含まれているものと解釈しておきます。
リハーサルから中嶋一晃の器材(エフェクター)がトラブって本来のギターの音色が出なかったのが残念。 音色が変わるとプレイにも大きく影響するので、 今回トラブったデジタルエフェクターは もうお払い箱になるそーです。
”もうこれはヤメや!今度からはアナログでいく!”(中嶋)


<中之島ガッツブラザーズ>

笑いとミゥジック 〜 私らここのもんでんねん 〜

”私らここのもんでんねん”って聞いても関西以外の人は何のこと?と思うでしょうが、 実はこれ京都の ”いづもや”っていうお店のTVコマーシャルの名セリフ?からきています。 通行人に ”あそこの店ご存知ですか?”ってインタビューしたら、店の説明をやたら詳しくする2人組が いてて インタビュアーが ”いやーよくご存知ですねー”って言うとその2人組が ”わたしら2人共 いづもやのもんですねん。どーもどーも”ゆーて歩いてゆくベタなCMです。


<演奏曲目>
1. わたしらここのもんでんねん!
2. 螺鈿幻想
3. 奇麗な人達
4. 遠い約束
5. ピアノバラード(仮題)
6. ファース・オブ・フィフス
7. セルロイドの空
8. エピローグ
9. 奈落の舞踏会 (アンコール)
10. ファース・オブ・フィフス with ”復刻創世記”中島靖雄 (アンコール)

今回ライブ前にホームページを作っておいて良かったと痛感したのは ライブに来てくれたみなさんの声が 掲示板などで聞けたことです。
ライブ会場で書いていただくアンケートも勿論 座員を含め関係者の楽しみや励みになるのですが、 家に帰ってゆっくり落ち着いてから書かれたメールや掲示板の書き込みも また一味違って とっても嬉しいものです。
座員は意外と自分の演奏ミスなどを後で気にしたりしてますから そんな声を聞くととっても励みになり、次のライブに向けて俄然やる気が沸いてきます。
これからもひとつよろしくお願い致します。 できましたらライブアンケートも掲示板の書き込みも両方あると 更にうれしいです。

ライブにお越しの皆様 本当にありがとうございました。


ジェネシスのトリビュートバンド ”復刻創世記”のホームページにも 当ライブの感想 が御座います。


※当時のライブ宣伝(PRR)

   PROGRESSIVE  ROCK  RENAISSANCE '99 Vol 4  
 〜 江戸前 vs バッテラあなたはどっちがお好み? 〜   


  12月11日(土) WUTHERING vs 浪漫座
     12日(日) ROSES vs REINE NOIR
        18日(土) AZOTH vs CINDERELLA SERCH
  
吉祥寺 シルバー・エレファント
OPEN 18:00 START 18:30

前売 1,700円   当日 2,000円 (ドリンク別)
  *11日のみ 前売 2,000円   当日 2,300円
  チケット取扱  ガーデンシェッド、シルバーエレファント、 P・R・R
  問い合わせ  PRR TEL: 03-3599-3020 FAX: 03-3599-3023  中島 昇

なんとこのイベントは、プログレ東西対抗だ!
復活!!元ページェント・夜来香の“中島一晃”率いる『浪漫座』、
シアトリカルなステージの『燐夢・ローゼス』、
幅広い音楽性を持つ西の強豪『アゾート』。
迎え撃つ東は、幻想美への誘い『ネオビジュアル・ウェザリング』、
強力女性Voを擁する『レイノアール』、
リリカルなサウンドと美ノ辺純子のVinが売りの『シンデレラサーチ』。
さて、西からの使者に東のプログレ陣、首都を堅持することが出来るか・・・!!