灼け爛れた
井戸の底に
へたばっているの
優しい風を 受ける窓も
枯れ果てていった
涙が 再び僕を灼く
受け入れるまでは続く
痛みをたたえた肌に触れて
まだ在る事 を確かめるんだ
いつかは消える事 を知ってる
それでもまだもがき続けたい
この体 を僕は得たから
この思い が僕を立たせる
吐き出された
音の波に
さらわれてゆく
鼓膜を抜け
胸に降る
轟く海に落ちる
ちぎれた腕で空仰いで
途切れた唄で呼びかける
想いが想いを洗ってゆける
今その声を 聞かせてほしいんだ
君の紡ぐ音が満たせる
爛れた胸だけが知ってる
ぬくもりの中に僕は生きる
この井戸の底にも降り注ぐ
見上げれば月明かり 空は
途切れる事無く
続く
鎧を降ろし
君を想えば
ただ一つのことに気付くんだ
君の中に揺れる灯が 僕の心に降る雨になる
爛れた胸だけが知ってる ぬくもりの雨に打たれていたい
この体に宿る灯を この思いを抱く社を
いつかは消えるから愛しい
このいのちを僕を 生きていく