CARCASS
*訳=(侮辱した表現で)死体
BEST OF CARCASS
音楽性の変化が凄く激しい奴等です。
しかし、このベストアルバムを聴けば大体どんな奴等なのか分かってしまうので、このアルバムを紹介したいと思います。
一曲目と二曲目は、1stの「REEK OF PURTEFACTION」からです。
この時のカーカスは本当にヤバかったです。ここまで気持ち悪い音を出せるのはコイツ等だけでした。
音質が悪いのに腹に響くような重低音。変な所で速くなるドラム。
人間の声とは思えないゲロ吐き声。グロテスクなジャケットと歌詞。
・・・・兎に角、気持ちが悪いのです。この二曲で全部を聴く気無くす人いるかも。
それから三〜五曲目では、かなりまともになります。以前は音楽に成りきれない様な不思議なサウンドで、
聴く者に不快感を与えていましたが、三〜五曲目までが入っている2ndでは曲がより曲らしくなっています。
ここら辺までが「初期カーカス」と呼べるのではないでしょうか。
次に、六〜八曲目までが3rdです。ここからは結構、普通の人でも聴けるのと思います。
なんというか、以前までのグチャグチャさ(?)を取り除きつつ、スピードと若干のメロディを取り入れたような感じです。
「メロディ」というのは、この時に、メロディックデスメタルで有名なマイケル・アモットさんが加入した事が、
原因だと思われます。・・・・しかし、カーカスのゴアさに中和されて、そのメロディらしきモノも余り冴えてません。
そして、九〜十曲目は日本人に最も高い支持を受けている「HEART WORK」というアルバムです。
カーカスのメンバーが、アモットさんからの影響を受け始めたのか、っかなりメロディックになっています。
勿論、北欧のメロデスには負けますが、ビル・スティアー(カーカス既存のギタリスト)さんのリフと、
マイケル・アモットさんの流麗なギターソロが上手い具合に絡み合い、すげえ綺麗になってます。
日本での一大出世作になったアルバムです。・・・・が、一部のコアなファンはそれを由としませんでした。
僕もそう思います。メロディが強調されたと言っても「泣き」の部分が感じられない中途半端なメロデスで、
以前の禍々しいまでの気持ち悪さが、全く無くなっていたからです。
そう、カーカスはあの頃の気持ち悪さが面白いのです。殆どの人には不快らしいですが。
残りの「SWANSONG」は解説しません。なんか、ショボいへヴィメタルになってしまったからです(笑)
コレを聴いたら怒る方がいらっしゃるかも知れませんが、正直言ってツマラナイです。
インパクトの無いメタルにデス声を乗っけてるだけです。ゲロ吐き声も消滅してしまいました。
現在のゴアグラインド界には、コイツ等のフォローワー達が沢山います。つまり、それだけ衝撃を与えたって事です。