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「いつか」
いつか空を見て君を思う日が来るかもしれない。
いつか独りで膝を抱える日が来るかもしれない。
いつか言葉もなく土に返る日が来るかもしれない。
不確定要素を嘆いて、確かなものを求めて。
届かないことも、手に入らないことも、すべて知っているくせに。
どうして人は求めることをやめられない?
可能だとか不可能だとか、本当だとか嘘だとか、
美徳だとか背徳だとか、美しいとか醜いとか、
どうでもいいことに必死で線を引かないと安心できないなんて、
何故にこんなにも臆病になったのか?
いつか空に届くと信じてた。
いつか言葉なんて要らなくなると信じてた。
いつか無力だと泣くことなんてなくなると信じてた。
幼い頃に描いた理想なんて、脆くて儚くて、現実感がなくて。
そのくせ、キレイで、今でもまだキレイで。
「いつか」と繰り返して、未来に焦がれた。
「いつか」と繰り返して、未来に怯えている。
現実を夢見ることに疲れて、それでも捨てられないものがあるから、
怯えながら、震えながら、誰かを罵りながら、自分を嘲りながら、
また「いつか」と繰り返す。
<言い訳>
結構最近書いたもの。「いつか」って便利な言葉ですよね。言い訳でもあるし、将来への希望でもあるし。そういういろいろな意味での「いつか」を目指した、ということで。
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