SILENT DAWN

 混沌を詰めこんだ部屋で独り、朝を待っていた
 手の届くところには何だってあったけど
 何かが足りなかった

 星のない空を
 闇のない街を
 果てのない世界を
 全て抱くように手を広げて白い天井を見上げた

 
 愛してもない街で独り、朝を待っていた
 このまま消えてしまったらなんて考えて
 それでも動けずにいた

 意味のない問いを音のない声で
 痛みのない身体に終わりなく刻み付けても
 答えなんてなかった

 青く染められていく
 青く透き通っていく
 青い静寂に戒められた
 静かな夜の終わりに

 それでも何か求めていた
 それでも何か探していた
 今を手放すことができずに
 静かな夜の終わりで


<言い訳>
 久しぶりに音をつけるつもりで字数を考えてみたシロモノ。実は字数を合わせて考えるほうが好きだったりします。だから非常に対句が多いというどうしようもなさ(爆)。
 それはさておき、「夜明け」は好きです。あの空気をどうにかして文字にするだけの技量が欲しいと願う今日この頃。