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私は今年で57歳になる調律師です。簡単なプロフィールは、1942年9月生。1961年よりピアノ調律を学び、1971年株式会社ムラカミピアノサービスを設立し現在に至ります。以来、ピアノの調律、修理、販売に携わり、TOKYO−FMホール、ティアラこうとう、なかのZEROホールなどのコンサートチューナーとして仕事を続けております。その傍ら、ピアニストとしてジャズライブに出演し、1993年からは本格的なコンサートを開きました。特に調律師としてのノウハウを生かした音の美を追究した演奏を目指し、自己流で学んだの演奏でコンサートを毎年続けて参りました。その事は2度も朝日新聞に取り上げられかなり反響がありました。
出版物では、調律に関する本『体験的技術論』と、楽譜『美しい町』、又オリジナル曲でのCDも発売いたしました。
そして この度、Message from the piano tunerとして、7回目のコンサートを迎えることとなりました。金子みすゞの詩と出会いイメージ曲を発表するようになって、今年で4年目となりますが、今回は、小学生による詩の朗読を交えての、全曲金子みすゞのイメージ曲でのコンサートとなります。
私と金子みすゞとの出会いは、4年前のNHKでのドキュメンタリー風のドラマでした。その時に彼女のことを知り、大変に感銘を受けました。金子みすゞの没後、その作品は散逸し、幻の童謡詩人と語り継がれていましたが、同じく童謡詩人の矢崎節夫さんの長年の努力により、遺稿集が見つかり、ほぼ完全なる詩集と伝記が出版されました。私は、早速関連する本を買い求め、読みあさりました。その優しさに貫かれた詩の数々の詩を読んでいるうちに、イメージが膨らみ、ピアノ曲としての作品を作り始めました。それ程、金子みすゞの詩との出会いは私にとって生涯の自分の道を決定づける衝撃的なものとなっており、500編を越す詩へのイメージ曲作りは、ライフワークとして生涯取り組んでいきたいと思っております。
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