アラン・ホールズワース

 ホールズワースは17歳からギターを始めたらしい。
彼の父はジャズピアニストを目指していたらしく、
アランのコードワークは彼の父親が好んで用いていた
ヴォイシングが元になっているという。
 彼のサックスを連想させるフレージングはジョン・コルトレーン
のジャイアント・ステップスをコピーしているうちに
固まっていったという。
 イギリスでギター・コンテストに出た彼は、そこで
審査をしていたロバート・フリップに絶賛される。
 アランはしかし、褒められようが貶されようがまったく
どうじないタイプらしく、あらゆる面で自身の探究心が
赴くままに行動しているようだ。
 わたしにはなぜかわからないがギターやアンプ、ピックアップ
といった機材にも異常なこだわりを見せてくれるかずすくない
ギタリストだ。
 例えば、アランはストラトタイプのギターにワイドでフラットな
フィンガーボードのついたネックや、ハムバッキング・ピックアップ
を取り付けるなどの仕様を考え出した最初の人間だろう。

 バンド参加作や、ソロワークも多岐にわたるアランであるが、
個人的にはバンド遍歴を重ねていた時代のプレイが気に入っている。
 最近は70年代の音にはまっていて、ブラッフォードの
『one of a kind』やソフトマシーンの『bundles』を愛聴している。
これらは大名盤だと思う。
 とはいえアラン自身は84年のインタヴューで、
昔のプレイを聴くのが年々辛くなる一方だと言っていた。
 最近、ネットでみたインタヴューでは、シンタックスは宇宙で
ギターは地上を思わせるらしい。アランファンには評判が良くない
シンタックスだが、やっぱり本人はお気に入りのようだ。
 また多くのデジタルアンプについているモデリング・セレクター
は自分にとってジョークだとも漏らしている。
 ここまで拘るひとは他では居ないのではないだろうか?

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